幼い頃に父を亡くし、厳格な叔父の管轄下で育ちました。
学校卒業後は叔父が経営する会社に就職しましたが、
引かれたレールの上を歩む人生に悶々とした想いを抱える日々。

あるとき、視野を広げるべく中国へ行こうとしたものの、
航空機が予約できず行き先を変更。
それが、ハワイとの出会いでした。

現地の空気感、環境、そして人々の温かさ…。
私はすぐ、ハワイに魅了されました。
それまで東京すら知らなかった私には、見るもの、感じること、すべてが新鮮。
心が震えました。

帰国後も「ハワイに関係する仕事がしたい」という想いは膨らみ続けます。

しかし、何のコネクションもなければ、具体的なビジネス戦略もリソースもない。
周囲に夢を語れば、猛反対を通り越して「狂ったのではないか」と思われるほど。

結局、それまでの生き方に別れを告げ、バイク一台で地元の奈良から東京へ向かいました。

上京後はお金を貯めながらハワイとのつながりを追い求め、
ジャーナリストになる道を選択。
稼いだお金はライティングや撮影の勉強に投資しました。
営業を続け、最終的には有名ファッション誌の撮影や持ち込み企画で
食べていけるようになり、東京に来て4年目、
ついに、フォトジャーナリストとしてハワイの地に降り立ったのです。

そして1991年、ピー・エム・エー・トライアングルを設立。
情報コンテンツの制作プロダクションとしてスタートし、
時代の流れとともに事業を大きく転換しました。

現在はハワイ、台湾、フィリピンにグループ会社を立ち上げ、
各拠点で新たなビジネスを仕掛けています。

自社メディア、ハワイ情報のフリーマガジン『Hawaiian Breeze LaniLani』は、
日本航空、キリン、JCBなどの大手クライアントとすべて直で取引。
現在、発行部数24万部、約450カ所に置かれるまでの伸びを見せるとともに、
羽田空港ターミナルでのイベント開催、テレビと連動した企画など、
「クロスメディア」をテーマにしたビジネスを展開しています。

いち制作会社から、
「コンテンツ」「アパレル」「グローバル」各事業の総合プロデュース企業へ。
今後も進化を目指し、新機軸のビジネス創出に挑戦していきます。