ZEN Integrationの梓 比呂です。

×んだ魚の目をしたおっさん、で有名なひげおやじさんの著書「プラマイゼロの生き方」を読みました。
今回はこちらのご紹介をします。  
  
●「プラマイゼロの生き方」ってどんな本？
ひげおやじさんは、Webディレクターでありながら「世界で一番忙しいニート」を自称するユニークな経歴の持ち主。
本書では、肩の力を抜いて、無理せず自分らしく生きるコツが、ひげおやじさんの数々の経験談を交えながら語られています。  
  
●ひげおやじさんのIT企業就職秘話
ひげおやじさんが就職活動をしていた大学生の頃は、就職氷河期で有効求人倍率が1を切っており、就職が難しい時代でした。
そんな中、IT系の会社で運良く1社目で内定を得ます。

その会社は、自社開発よりもプログラマーの派遣業がメインの会社でした。
しかし、新入社員の配属先として1名しか選ばれない『自社開発枠』に、大勢の中から推薦で選ばれます。

この『自社開発枠』に選ばれた理由が、入社前に聞いた「うちの会社は酒飲みが多いから、覚悟して入社して来いよ！」という話が関係してきます。
入社初日に、支店長に「説明会でこんな話をされてましたが、今日は大丈夫ですか？」と声をかけ、非公式の歓迎会を開催しました。
そして、飲み会の席で先輩に次の約束を交わし、積極的に飲み会をセッティングしました。

その結果、先輩たちに顔を覚えてもらい、推薦で『自社開発枠』に選ばれることになりました。
つまり、お酒の席でのコミュニケーション能力が評価されたのです。

しかし、1年も経たないうちに仕事の実力がバレてしまい、結局はプログラマーとして外部に出向させられることになりました。
  
●無駄と思える時間が思わぬ幸運を運ぶ
特に印象的だったのは、「人に恵まれる才能」について語られている部分。
ひげおやじさんは、ひろゆきさんやマックスむらいさんなど、各界の著名人との出会いを「人に恵まれた」と表現しています。
才能がない自分でも「すごい人たち」と渡り合っていくには、常に「余裕」を持つことが大事だと述べてます。

時間的な余裕があるからこそ、面白い誘いを受けたときに断らずに済む。
人と会うこともできる。結果的に、そこから巡ってくる幸運のチャンスを掴むことができる。

IT業界に興味がある皆さんも、ぜひ一度読んでみてください！きっと、新しい発見があるはずです。  

以上です。