桃山学院大学 経済学部 井上 雄一郎
大学時代
大学2年生までは「とにかく稼ぎたい。」その一心でした。
その中で、今長期インターンでお世話になっている人材系のベンチャー企業の社長と出会い、その時に「お金は手に入りやすい財産ではあるけど、一番消えやすい財産」であって「逆に一番得にくいけど、一度得られると、今後の人生で必ず支えとなるのは仲間や知識、経験」ということを教わりました。
それからは、まずは自己成長こそが大事であり、いつか誰かに自分の成長体験を伝えることができるよう、早い段階から自分と向き合うことを始めました。
また、出来る限り模倣したい人のそばにいるようにしました。
僕の場合は先ほど話した社長であり、考え方を真似るには心のあり方を学べれば自ずと習得できると考えていました。
そうやって、社長の一つ一つを学んでいくうちに、あっという間にインターン解禁の時期がやってきたのですが、僕は合説や1Dayのインターンに行くかどうかずっと迷っていました。
大学2年までの自分であれば「就活に有利になるから」と迷わず参加していたと思うのですが、少しずつ考え方が変わる中でそういった理由での参加に違和感を持ち始めていました。
また、周りの友人などを見ても夏のインターンは「何となく」参加している人が多いなと感じたことで、参加の理由を見いだせず、結果として引き続き長期インターンに集中することにしました。
企業の情報だけだったら後からでも収集することができるなと思いましたし、たったの1日だけで企業の雰囲気を理解するのは出来ないと思ったことや、今の僕にしかできないことをやることが確実に未来の自分への投資になると考えたこともこの決断の理由です。
確かに、就活という点に関しては就活ノウハウみたいな部分は少なく多少は不安になりました。それでも、内定がゴールではなく、そこから先の未来こそが大事だと思って自分の芯を作るような生活を送っていました。
就活スケジュール
・大学2年生の12月に、試しに企業の選考を受けてみる。自己分析の必要性を痛感。
▼
・大学2年生の1月~大学3年生の6月まで自己分析をしっかり行なう。
▼
・大学3年6月合説や1dayインターンでの学びの費用対効果を考え、行かないことを選択。
▼
・大学3年10月までOBOG訪問アプリを使い50名近くの人事と話し価値観のブラッシュアップ。
▼
・大学3年生11月~翌3月まで長期インターンを人材系のベンチャー企業で行なう。
▼
・大学4年生4月より就活の選考を本格的に受け始め今に至る。
就活の軸
就活をするうえで大事にしている軸は大きく分けて4つあります。
まず一つ目は、「自己成長ができる環境があるか」ということです。
自分の成長のフェーズに合っていて、
なおかつ自分の心の思いがマッチした企業にいきたいと思っています。
そこから派生する形になりますが、「どれだけ自分が貢献したいと思えるかどうか」という点を2つ目の軸にしています。
会社や組織が成長しなければ自分の成長も出来ないと思っています。そのため、自己成長のためにも、自分がどれだけ会社のために頑張ろうと思えるかという点は重要視しています。
では、どんな会社に自分は貢献したいのか、と考えたときに3つ目と4つ目の軸が出ていきました。
それが「一緒に働くメンバーを大事にしているか」ということと「隠しごとをしない企業体制か」という軸になります。
働くメンバーの「心」が集まって企業の「心」を作っているはずなので、企業の理念等が働くメンバーに宿り仕事に活きてくると考えています。
そのため、仮に不況になっても、社員のことを考え続けられるかどうか、考える視点が企業体質的にあるかどうかは気になります。
説明会などでも「不景気に陥った時に従業員をどう扱うか」という質問を必ずしています。
同様に就活生だけでなく、一緒に働くメンバーに対して、
売上や業績を包み隠さず公表し一緒になって会社を大きくしようとする企業は魅力に感じます。
自分もその一員となり、仲間のことを考え、誠実に、会社に貢献出来るように会社に出会いたいです。
将来どうなりたいか
お世話になった方々に少しでも恩返ししていきたいです。
繰り返しているように、自分の成長も全てはこのためにと考えているので。
それだけでなく、これから出会う人たちに対しても、
自分が歩んできた経験を活かして、何かしら貢献できるよう、若いうちに人とのつながりを大切にしながら
人としてどんどん「人儲け」して、誰かの「一臂」になれるように努めていきたいです。
もう一つは家族との時間を大切にする。ということです。
ここまで自分を育ててくれた家族だけでなく、今後家族を持つことを想定したうえで
自分の働きかたを選んで行けたらいいなと考えています。
一時はすぐ起業したいと思っていましたが、
今では起業することが絶対ではありません。
経営などの視点は、ベンチャー企業で社長との距離の近さを有効に活用しながら学んでいき「いつでも起業できる!」というレベルまでまずは自分を成長させていきたいと考えています。
自分の成長を常に考えつつも、どのようにして会社に貢献できるかということは意識しながら仕事をしていきたいです。
そしていつかいざ起業するようなことがあるとするならば
お世話になった会社メンバーにはもちろんですが
かかわる全ての人が幸せになるような経営ノウハウを学んでいけたらと考えています。