【新卒採用って何だっけ?】人事担当者の新卒採用HOW TO
1.新卒採用について
「今年から新卒を採用しようと考えている」
会社方針でこういった状況に頭を悩ます人事担当者の方が毎年見受けられます。
今までは中途募集一本でしか採用してきておらず、中途採用に対してのノウハウや経験は人一倍培ってきており、採用活動に自信がある担当者も、初めての新卒採用に対して
「どのように進めればいいのか」と悩んでしまいます。
そして、中途採用のように選考を進めてしまうと必ず失敗してしまいます。
そりゃそうですよね。だって同じ求職者でも経験も考え方も違うんですから!!
「えっ!どう違うのだろう・・・」
そう思った方にとって、新卒採用のHOW TOをお伝えさせていただきます。
新卒採用というのは、文字通り新しく卒業される学生採用の事を指します。
今年も新卒採用が活発化しておりますが、今の時期でいうと2023年に卒業される学生を採用するために動く企業が増えております。
2018年10月に経団連が採用選考に関する指針を策定しないことを宣言し、以後政府主導で「卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」を指針を発表してます。
日程として
広報活動開始 **
卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
**採用選考活動開始
卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日
卒業・修了年度の 10 月1日以降
政府はこの期間内に就職活動を企業に要請しております。
そして、採用選考活動の主流が就職サイトです。
就職サイトへ掲載することによって、利用する学生のエントリーを募り、面接を経て内定を頂くケースが大多数です。
ただ、昨今ではダイレクトリクルーティングサービスやSNSなどの手法も活用され
幅広い採用活動が行われております。
2.新卒採用と中途採用との違いとは?
新卒採用と中途採用違いについてのポイントをご説明します。
求職者 | 中途 | 新卒 |
---|---|---|
採用対象 | *経験者採用 * | *社会人経験未経験 * |
採用基準 | スキル採用 | ポテンシャル採用 |
採用時期 | 不定期採用 | 一括採用 |
企業文化浸透 | 前職の企業文化が浸透している場合もあり、自社文化に染まらない可能性もある | 社会人経験が浅く育成によって浸透させることができる |
給与 | スキル次第 | 平均給与 |
参照:neocareer「みんなの採用部」
中途採用は即戦力として期待される分、スキルを強くみられますが
新卒採用についてはスキルが未知数なことから、ポテンシャルに期待して採用します。
なので、選考ではガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や自己PRなどを見ながらスタンスを確認したり、また面接を通じて人柄や性格を確認しながら、自社で活躍してくれるか?自社にマッチするか?などを判断しながら選考を進めていきます。
また、こちらは余談ですが大学・短大・専門・高校を卒業後に就職につかなかった求職者を既卒と呼び、また卒業後に一度は入社したものの3年以内に離職した求職者を第二新卒と呼びます。
そして、最近では新卒採用の枠に既卒者や第二新卒も選考対象に含む企業も増えてきております。
3.新卒採用を行う上での課題とは?
リクルートワークス研究所の発表によると、2022年3月卒業の大学生・大学院生を対象とした有効求人倍率は1.50倍と、依然として売り手市場が続いている状態で、さらにコロナ禍による採用控えを行っていた従業員1000名規模以上の大企業も再び採用意欲が回復しており、今後も企業の「母集団形成」が悩みの種になってくるかと思われます。
ただしこの影響を分析すると、従業員規模別でみる有効求人倍率は、5000人以上(0.41倍)、1000人~4999人(0.89倍)、300~999人(0.98倍)、300人未満₍5.28倍)と300人未満の企業にエントリーが集まらない状況である事がうかがえます。
出典:https://www.works-i.com/research/works-report/item/210427_kyujin.pdf
また、300人未満の中小企業やベンチャー企業にとっては人手が足りずに採用・教育に手が回らないという人事担当者も多く、採用活動を円滑に進める事に対してハードルが高いことが伺えます。
4. 新卒採用は何を準備すればいいのか?
「そのような状況でも新卒採用しなければいけないしどうしよう・・・」
そんな方には、3つのポイントを意識して準備することがおススメです。
インターンシップについて
インターンシップとは、就業体験を通じて企業の仕事内容や特徴をイメージしてもらうためのイベントです。そして、企業側も「就業体験を通してミスマッチ防止や早期育成」や「良い人材の発掘の場にする」などを目的としながら開催しております。そして、相互理解が深まったうえで入社意欲が高まり、エントリーしていただき易くなるという効果が望めたりもします。
インターンシップの中身は企業によっても様々で、短期・中期・長期のように期間を設けたり、また会社説明会からプロジェクト型などがありますが、どんな学生に参加してもらい、どういった学びを経て自社に興味を持ってもらうかが特に重要で、そのためにもインターンシップの設計を行いコンテンツを決めていく企業が多いです。
選考について
選考には「書類審査」「基礎能力検査」「適性検査」「面接」等といった選考方法をとることが主流となっております。
特に、SPIなどのツールを用いて「知力・性格」のパーソナル情報を分析し、選考に取り入れる企業も増えており、より公平に選考中の学生を分析できると好評です。
内定について
内定を出すと、特別な都合がない限り企業の一存で取り消しはできません。
取り消しな場合も、企業の信頼度も失われ、イメージ悪化にもつながりますので、最新の注意を払って選考を進めましょう。
5.新卒採用を行うメリットについて
◆育成によって企業文化を浸透させやすい。
◆適性を見極めてのジョブローテーションが行いやすい。
◆社会人経験がないことから、なんでも吸収しようとする前向きな思考の方が多い。
中途転職者と異なり、これからキャリアを磨いていく新卒者はまさに「原石」です。
教育制度を整えて、手塩にかけて育成を行うことにより企業文化を浸透させることができます。
そうすることによって、会社の目指す方向と同じベクトルで仕事を進めてくれる人材へと成長します。
そんな文化をこれから作っていくことができれば新卒採用ってメリットだらけですね!
6.CheerCareerを活用して新卒採用に成功!
CheerCareerで掲載いただいた企業様で、初めての新卒採用を行い
採用成功まで至った事例をお伝えさせていただきます!
1.株式会社リーディング・エッジ社 様
https://cheercareer.jp/success_stories/page/task/05/4062
業界 :ソフトウェア・情報処理、コンサル、教育
採用職種 開発系、総合職
採用実績 :2022年度 新卒7名
2.株式会社岩崎食品
https://cheercareer.jp/success_stories/page/task/02/3989
業界 :外食・フード、サービス、その他
採用職種 総合職
採用実績 :2022年度 新卒1名
7.おススメの人事系イベントについて
最後に、株式会社Cheerでは多くの人事担当者が採用に関する悩みを共有できる「Chee人事」を定期的に開催しています。普段会話しない他社の人事の方と一緒に語らう場で毎回盛り上がっております。
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次は4月13日(水)の19:00~です