オンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる会社の特徴とテクニック
コロナの影響で
オンライン説明会経験した人は約8割というデータが出ています。
(リクルートマネジメントソリューションズの調査)
実際に企業から、オンライン説明会やオンライン面接で
どのような対応をすればいいのか、いまだに掴み切れていない。という相談をもらうことも多いので
今回はオンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる会社と下げる会社の違いも含めて
オンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる方法について分析していきたいと思います。
そもそもオンライン説明会や面接ってどれくらい取り組まれているの?
CheerCareerのの最新データでは
オンライン説明会とリアル説明会の比率は
オンライン説明会が90% 、リアル説明会が10%です。
企業の開催割合はもちろん、実際の学生の予約割合を見ても
オンライン説明会が圧倒的に主流である、ということが言えます。
オンライン就活での学生の希望は?
実際に就活生の意見としても
リアルかオンラインかの実施の希望についてマイナビサポネットのデータでは
下記のような結果が出ています。
全工程オンラインでかまわない。 16.3%
説明会はオンライン化、一次選考以降はリアルを希望 49.2%
説明会、1次選考はオンラインでいいが、2次選考以降はリアルを希望 17.5%
説明会~最終面接前まではオンライン化、最終面接はリアルを希望 6.6%
全工程リアルを希望 10.4%
なんと、全てリアルを希望する就活生は1割しかいないというデータです。
説明会は圧倒的にオンライン人気であるということです。
入社予定先を就活生が決定したポイント
```
- コロナから社員を守る対策に取り組んでいる 41.8%
- 自分が成長できる環境がある 30.0%
- 福利厚生が充実している 18.9%
- 社員の人間関係がいい 23.4%
- 希望する勤務地で働ける 23.1%
- 経営が安定している 21.3%
- 社会貢献度が高い 19.2%
- 給与や賞与が高い 17.5%
- 業界上位である 13.8%
- 社員が親身に対応 13.6%
- 理念共感できる 13.5%
- 企業の成長性が見込める 10.5%
- 技術力がある 10.1%
- 仕事を任せてもらえる 9.0%
- 女性が活躍している 5.4%
- 国際的な仕事ができる 5.4%
- 社員の話に説得力があった
- 職種別採用がある
- 平均勤続年数が長い
- 商品企画力がある (マイナビサポネット)
```
自社が上記の入社予定先を決定したポイントを
どれだけ求人原稿で訴求できているか。
それぞれの面接ごとに伝えるテーマは何かなど
戦略立てるときに非常に活用できるデータですね。
人事の印象は就活に影響があるのか
入社予定先を決定したポイントでの社員同士の人間関係や
人事の対応などが書いてあるとおり人事の印象は非常に重要です。
これまでに出会った人事の担当者の特徴は下記の通りの特徴です。
```
- 話し方がうまい
- 話が面白い
- 自由に話せる雰囲気を作ってくれる
- 笑顔がいい
- 話を聞いてくれる・聞き上手である
- 学生の立場を尊重してくれる
- 目を見て話してくれる
- 親身になって相談に乗ってくれる
- 声がよく通って聞き取りやすい
- 丁寧で綺麗な言葉遣いで話す
- 企業の悪い点も隠さずに話してくれる
- 具体例を出して説明してくれる
- いろいろアドバイスしてくれる
- 話題が豊富
- マナーがいい
- 身嗜みがきちんとしている
- 他社を公正に評価
- 会社のことに精通している
- ポジティブである
- 熱心である
- 真面目そうで落ち着いた感じ
- 時間に正確
- 愛社精神を持っている (マイナビサポネット)
```
そして、
人事の印象が悪くて、選考に進まなかった企業がある
人事の印象が悪くて、選考に進まなかった企業がある、などの
アンケート結果方も男性よりも女性の方が人事の印象に影響を受けることがよくわかっています。
ちなみに入社を決意したきっかけとなった言葉を一部抜粋してご紹介すると
```
「ぜひ力を貸してほしい」
「後悔させません」
「一緒に働けるを楽しみにしています」
「選ばれるんじゃなくて、選びなさい」
「最終面接は一次、二次であった全員が君の味方だよ。」
```
ホスピタリティある対応で就活生の味方となっている姿勢の言葉が多く並んでいます。
理想の人事ランキング(芸能人バージョン)
```男性
- 櫻井翔
- 内村光良
- 松岡修造 ```
```女性
- 天海祐希
- 水卜麻美
- 新垣結衣 ```
理想の人事ランキングを見ても
話しやすそうな雰囲気や頼り甲斐、的確なアドバイスをくれそうなど
印象がいいイメージにつながっていることがわかります。
ここまで
オンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる会社の特徴をまとめました。
これらをもとにオンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる会社のテクニックもご紹介したいと思います。
オンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる会社のテクニック
オンライン説明会や面接で好感度・志望度を上げる会社のテクニック1 表情を意識する
オンラインで表情が大事な理由
- 対面朴度でなくとも顔の印象は強い
- 聞いているときにも表情は使える
言葉そのもので伝えられる情報は7%、表情が55%を閉める(人は見た目が9割)
普通にしていると不機嫌に見えがち。口角を上げると成約率が18%上がる。(クロスリバー越川さん)
オンライン説明会の場合視覚情報のほとんどが表情と資料のため
表情の重要度はより増してくるわけです。
伝えたいメッセージ | 表情動き |
---|---|
承諾 | 頷き |
わからない | 首を傾ける・眉を顰める |
好印象 | 笑顔 |
話題への興味・集中 | 顔を近づける・目を開く |
共感 | 頷き・真顔 |
表情が伝わりやすいよう、カメラの明るさや角度も重要です。
自分の見え方を意識しよう。
- カメラを正面に置く
- 明るく映るように
- 表情はできるだけ大きく動かす
カメラのいちは顔の5度上から撮影すると目がはっきり、顎がシャープに。
学生のワイプは上の方に表示し、目線を上にあげましょう。
背景や服装の色味で明るさを演出するのも◎。
オンライン説明会で好感度・志望度を上げる会社のテクニック2 資料はシンプルにわかりやすく
NG 文字が大量にあるスライド
NG 無駄にアニメーションが多い
オンライン説明会ではわかりやすく飽きさせないことがポイントです。
必ず事前にデモを行い、PC/タブレット/スマホで
どのように見えているのか事前検証しましょう。
オンライン説明会で好感度・志望度を上げる会社のテクニック3 時間設定は短く
- オンライン面談は30分単位
- オンライン説明会は1時間〜1時間半が限界
オンライン説明会を短くすべき理由
- オンライン説明会は長いと疲れる
- 対面説明会よりも伝達効率が悪い
- 開催頻度・接触頻度を高められる
話が終わったら、無駄にダラダラせずにスパッと時間内でも終了するのも大事なポイントです。
オンライン説明会で好感度・志望度を上げる会社のテクニック4 サポート体制を作る
- プレゼンテータの他に1名(できれば2名)がサポートできる体制 (学生がログインできない。スライドが見えない、音声が聞こえないなど トラブルシューティングをタイムリーにでき体制をひきましょう。)
- 企業側も複数名いることで 社員同士の距離感や関係値を見せることもでき、一石二鳥
- 普段通りのコミュニケーション (かしこまらず普段通りに)
チャットやスタンプを活用しサポートメンバーが盛り上げて
学生が発言や質問をしやすくなる環境づくりができたら最高です。
オンライン説明会で好感度・志望度を上げる会社のテクニック5 双方向のコミュニケーション
参加者を「聞くだけ」→「参加させる」方法
- 小人数制にする
- アイスブレークする アイスブレークは自己紹介が基本。 少人数だからこそできる方法です。 大学名・お名前・出身地・趣味などを順番に発表していきます。 アイウエオ順やリストの記載順などでテンポよくやりましょう。 企業側が盛り上げてあげるのが大事です。
- バーチャル背景を活用する
- バーチャル背景に名前を入れてあげると親切です。
- チャットやスタンプを使う 相互コミュニケーションがとりやすい工夫をするために チャットで質問を受けつけ、パネルディスカッションする会社も増えています。 「質問しにくい場合は、手を振ってくださいね〜」などの声かけもおすすめ。
- アンケートをとる
アンケートでは下記のような項目を推奨しています。
```・説明会の満足度 1/2/3/4/5
・魅力に感じたこと
□社長 □理念 □会社の成長 □社員
□働き方 □社風 □福利厚生 (自由記述欄)
・もっと聴きたかったこと (more)
□社長の話 □理念 □会社の成長 □社員の話
□働き方 □社風 □福利厚生 (自由記述欄)
・選考希望の有無
・選考希望日程(3日ほどの候補)
・一言
```
ここでポイントはアンケートをとって満足するのではなく
改善点を次に活かすことです。
いかがでしたでしょうか。
オンライン説明会で好感度・志望度を上げる会社の特徴とテクニックをお伝えしてきました。
今後もコロナ禍においてどんどん採用市場へ生き物のように変化していくはず。
トレンドをしっかり押さえながら
自社にあった採用手法を柔軟に模索していきましょう。