東京大学と共同研究|保育士の離職プロセスを分析し、望まない離職の予防・低減に貢献する

2024.11.18

東京大学と共同研究|保育士の離職プロセスを分析し、望まない離職の予防・低減に貢献する

こんにちは!
株式会社ベター・プレイスの末廣です!
当社の取り組みについて、紹介いたします!

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に、企業年金・退職金制度の導入・設計をサポートする株式会社ベター・プレイス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:森本 新士、https://bpcom.jp/、以下、ベター・プレイス)は、2021年より東京大学大学院教育学研究科(所在地:東京都文京区)の教授で臨床心理学を専門とする高橋美保氏とともに、「保育士の離職プロセスに関する質的検討」についての共同研究を実施しました。

この度、その研究結果が日本心理臨床学会第43回大会(2024年8月23日~25日)にて発表されましたことをお知らせいたします。今後、学術誌に投稿するとともに、介護領域における離職防止介入のための実態把握の調査を実施してまいります。

◆本研究の概要
少子高齢化社会において、家庭における保育や介護といったケアワークを社会化する必要があるなか、保育所で勤務する常勤の保育士の2020年の離職率は8.4%*¹となっており、保育士の有効求人倍率は他の職種と比べても依然高い水準で推移しています。社会や保育業界、保育施設、保育士個人にとって避けるべき離職を減らしていく必要があると考えます。

保育士の主な離職理由は「職場の人間関係」33.5%、「給料が安い」29.2%、「仕事量が多い」27.7%*²とされています。しかし、このような社会統計データとして示される離職理由からは保育士自身の体験を理解することは難しく、離職のプロセスも含めた複合的かつ力動的な理解をする必要性が指摘されていますが(高橋・伴・植竹・野村、 2023)、保育士の離職体験を質的に検討した研究は少ない状況です。本研究は、ベター・プレイスから助成を受け、また、ベター・プレイスの顧客の経営者、保育士の方の協力を得て、離職体験についてインタビュー調査を行いました。

また、離職は個人の問題だけでなく組織の問題でもあることから、経営者の視点も必要であり、そして、個人の問題を掘り下げて理解するためには、保育園で働く心理職の視点も有効と考えられます。本研究は保育士・経営者・心理職の視点から、保育士の離職の体験プロセスを質的に検討しました。

研究結果の続きは、こちら >> リリース記事

「お金の福利厚生」として、市井の方々の生活を守る手段として「資産形成の機会」を提供!
当社の事業内容や仕事内容については、企業ページをご確認下さい!
この投稿の著者
末廣 智久
末廣 智久
新卒採用メンバー
座右の銘:努力を、楽しむ。
2022年当社に入社(2社目)
▼大学時代
立命館大学・経済学部
※特に金融知識に長けていた訳ではない
▼前職|新卒から約10年在籍
業界:人材業界(上場会社)
職種:営業職
仕事内容①:福祉業界を中心に求人広告の販売、採用支援
仕事内容②:大手小売チェーンの採用支援(顧客先常駐型)
▼転職理由
夢を持ち続けることができる社会にしたい。
職場環境を根本から変えられる仕事をしたい。
ひとつひとつの行動が社会貢献につながる仕事がしたい。

「誰かが得をすれば、誰かが損をする。」のではなく、
「誰も損をしない」仕組みをつくる仕事がしたい。
そんな想いに共感いただけましたら、ぜひ一度お話ししましょう!
投稿一覧