読書が苦手でも読める!”仕事ができる”を学べる本 5選

ビジネススキル

読書が苦手でも読める!”仕事ができる”を学べる本 5選

突然ですが、読書量と年収の関係ってご存知ですか?

現代人の読書実態調査によると、
世帯年収が高いほど、読書量は多い傾向にあると言います。

1ヶ月の読書量 年収100万未満 年収1500万以上
0冊 27.6% 4%
3〜4冊 12.6% 23.8%


また、ビジネス総合誌『PRESIDENT』の調査では、
「20~30歳代の年間平均読書量は3冊に留まるが、30歳代で年収3,000万円を超える人は、1ヶ月に3冊読んでいる」と出ています。

実に12倍。1年あたり、33冊の違いが生まれていることになります。

世界の有名実業家たちを見ていても、学生時代イーロン・マスクは毎日2冊以上の読書、ビル・ゲイツは週1冊以上の読書をしています。
マーク・ザッカーバーグは2週間に1冊以上の読書を欠かさず行っています。

このように、読書と年収には相関関係があると言われており、読書をするほど年収や仕事力がUPすると言われています。

しかし先程伝えた『PRESIDENT』の調査で分かるように現代の日本の平均読書量は、4ヶ月に1冊という程度。

読書習慣のない人が多いからこそ、今の内に読書を習慣化し、他の人より一歩リードしたビジネスマンを目指しましょう!

なぜビジネスマンは本を読むのか。

ところで、なぜ読書をすると年収や仕事力が向上するのでしょうか?
それは読書の効果によるものです。

読書をすると、

  • 語彙・知識が増える
  • 思考が深まる
  • 価値観が広がる

といった様々な効果を得ることが出来ます。

他人が生み出す言葉に触れることで、知識やスキルはもちろんのこと、自分が知らなかった言葉・価値観を仕入れることが出来るのです。

人は「自分が考えられる思考の範囲内」が、自分の行動の限界になります。

読書によってこの思考・行動範囲を広げることこそが、年収UPの鍵なのです。

また、知識をインプットするだけなら動画やセミナーなど別の媒体を通しても実現可能ですが、
それぞれの媒体には以下のような特徴があります。

読書 動画 セミナー
価格 ×
場所・時間の制約 ×
種類の多さ ×
他者との交流 × ×
体系的な理解
行動を促す ×


読書は自分自身のみの行動になるので、
意識をしないと行動に移すことが出来ないのがネック。

しかし読書は場所や時間の制限なく、自分自身のペースで自分の学びたいことについて
たった数千円で学ぶことが出来る圧倒的に優れたインプット方法だと言えます。

ビジネスにはどんな本がいいのか。

「読書がインプット方法として優れているのは分かった!
でも書店にはたくさん並んでるし、どの本を読めば良いんだろう?」
と悩む方も多いはず。

一度本を読もうと勇んで書店に向かった人ほど、膨大な本の量に圧倒されてしまいますよね……。

どの本が良いのか、と言われれば、私は基本的に「手に取り、中身を見て、自分が読めそうだと感じたものを読むのが良い」と伝えています。

まずは活字に慣れていくことが重要だからです。
そのため、最初に読むのが小説などでも構いません。

その上で「どうせ読むならビジネス本が良い!」と感じる方向けに、
ビジネスマンとして大事なマインド・ノウハウが詰まっている本を紹介していければと思います。

(読書にまだ慣れていない人、苦手意識がある人向けに、比較的具体例が多かったり、言葉の選び方が易しい本を選んでおります。)

ビジネスに役立つ本とは?

1. 成功したい!今の自分を変えたい!と思ったら『夢を叶えるゾウ

ダメダメなサラリーマンの前に突然神様が現れ、
成功するために「取り組むべき課題」を教えていく話。

小説調で、堅苦しい文章が苦手な人でも読みやすい自己啓発書です。

神様が与える課題は、それこそ数多の自己啓発本にも書かれているような、珍しくもない「当たり前」にも似たもの。
「こんなことで本当に幸せになれるのか?」と思わず疑ってしまうほど簡単なものもあります。

ですが、実際それらを実行し続ける……つまり、「習慣までに昇華させる」難しさ。
そして「本当にそこまで頑張る必要があるのか」など、突っ込んだ問いも投げかけており、
自分の夢を考える度、読み返したくなる一冊です。

 

2. "考える"がどういうことかを知る『自分のアタマで考えよう

「本当に自分で考えているのか、それは他人から聞いた『知識』ではないのか」
ということを説いているのがこの本です。

知識と思考の違いを分かりやすく説明しており、
実際のデータや事例も交えながら「思考するプロセス」を明示しているので、自分自身に置き換えながら追うことが出来ます。

一石二鳥で身に付く技術でもないため、
実際にこの本で例に挙げているほど深く掘り下げていくのは至難の技ですが、
意味ややり方の違いを知っておくだけでも、かなりの得になるかと!

 

3. 企業が求めるリーダーシップを説く『採用基準

マッキンゼーの採用マネジャーを12年務めた著者が語る、
今の社会に必要な「リーダーシップ」。
それは決して「カリスマ的指導力」ではない
、というのが本書の主張。

海外で考えられるリーダーシップと、日本で考えられるリーダーシップを比較しながら、
今本当に求められている要素が何たるかを論理的に説明しています。

「役職や役割に関わらず、顧客や正解のために考え抜き実現していく真価」を説いており、
最終的にキャリアへの意識まで変革されるため、
就職・転職活動中であるかに関わらず、自分の将来のためにも是非一読しておきたい本です。

 

4. 納期を守れる時間術『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

「◯月◯日までにこれをしなきゃいけないけど、他にもしなきゃいけないことがあるから…」
そう思っていたらあっという間に期日が来てしまった…!なんてことはありませんか?

著者いわく、「仕事ができるかの判断軸は能力ではなく、与えられた締め切りを守れるか」
そのためのやり方も合わせて紹介しています。

事例の中には技術職特有の事象もあり、すべてを参考にできるかは人によりますが、
それでも倣えるところは多くあります。

自分自身のスケジューリングに対する意識改革にも有用な一冊です。

 

5. 未来を思考する方法を学ぶ『2022――これから10年、活躍できる人の条件

2012年の時点で10年後を予測した本書。

来る2022年まであと2年となった今読むと、実際どうなったかという答え合わせになってしまい、予測の半分ほどが当たっていないことに気がいってしまうかもしれません。

ですが重要なのは、「この予測をどのように行ったか」
これが分かれば、読者自身が、次の10年後を予測できるようになる訳です。

未来を思考する術を得ると、自分自身のキャリアを見直し、仕事への姿勢を見直そうという意識が起こります。

同時に、世の中の動きや流れにも興味が湧く内容になっているため、ぜひ手に取って読んで見て下さい。

 

本を読んだ後に

さて、ここまでおすすめの本を紹介していった訳ですが、最後に読書をした後、ぜひ実行して欲しいことを書きます。

それは、書かれている内容の内、必ず1つを実行することです。

「なぜ本を読むのか」で話した通り、本というのは「意識をしないと行動に移すことが出来ない」ところが一番のネック。

せっかく読んだ本を読んだままにした場合、知識として残るのは良い方で、基本的に忘れてしまうことの方が多いでしょう。

それでは決して自己成長に繋がりません。

インプットの量と自己成長の量は、比例しません。
重要なのは** インプットと合わせてアウトプットをすること **なのです。

平均的な記憶定着率は、

  • 「読む」だけだと10%
  • 「グループ討論」で50%
  • 「体験を通じた学習」をして70%

と言われています。

書かれている内容のすべてを実行しようとすると、逆に出来なくなってしまうことの方が多いです。

まずはぜひ、読書した本の中から1つだけ実行するという習慣を身に付けてみて下さい。

そして自分自身の思考・行動範囲を広げ、優れたビジネスマンへと成長を重ねていきましょう!

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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