【画像で解説!】エントリーシートで「自由に表現してください」が出てきたら 

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【画像で解説!】エントリーシートで「自由に表現してください」が出てきたら 

エントリーシートで
「自由に表現してください」に出会ったことはありますか?

罫線などがなく、
「あなたという人間を表現してください」
「あなた自身を自由に表現してください」
「空欄に自己PRを自由に行ってください」

などと、ザックリ指示される質問です。

エントリーシートの回答を準備していた就活生からしてみると、
「自由に表現してください」が出てきたけど、何を書けばいいの?
そもそも企業側は、エントリーシートを自由形式にして、学生に何を求めているの?
といった疑問を抱いてしまうでしょう。

そこで今回は、就活サイトのチアキャリアが、書類選考(エントリーシート)で通過しやすい自由形式のエントリーシートの書き方を詳しく解説します。

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自由形式のエントリーシートとは?

自由形式のエントリーシートでよくあるのが、大きな記入枠と「自己PRを自由に表現してください」などの言葉が添えられているタイプです。

通常のエントリーシートと大きく異なる点として、以下の3つが挙げられます。

  • 文字数の指定がない
  • 斜線などのレイアウトがない
  • 指定の質問がない

このように、通常のエントリーシートにはあるはずの縛りが無いという点が特徴です。

そのため、通常のエントリーシートで書くように200〜300文字で自己PRを提出してほしいわけではない、という企業側の意図があると言えます。

企業側が自由形式のエントリーシートに求めている点は大きく分けてこの2つが挙げられます。

  1. 選考学生の個性
  2. 自由形式は、文字だけでなく、図やイラスト、写真を使用しながら作成するので、通常のエントリーシート以上に選考学生の個性やキャラクター像を知ることができます。そのため、企業側が求めているのは選考学生の思考性や人間性などの情報なのです。

  3. 選考学生の発想力や構成力
  4. エントリーシートを自由形式にすることで、発想力を測ります。
    「文章・イラスト・図式、グラフ等、自由に用いてください」と記載されている場合が多く、
    ・どのような表現をしてくるのか?
    ・どのようなレイアウトでまとめるのか?
    といったまとめる能力発想力・アイデアなどをエントリーシートの記載内容から、企業側が読みとろうとしているのです。

エントリーシート全般に関しては、以下の記事で詳しく解説されているので、ぜひ読んでみてください。
エントリーシート(ES)とは? 作成のコツや役立つツールも紹介

画像あり!自由形式のエントリーシートの書き方

これは自由形式に限ったことではありませんが、エントリーシートを作成する上で重要なのが「全体の構成」です。

ここでは、
・レイアウトが思いつかない
・どう書いていいかわからない
という方のために、詳しく解説をしていきます。

構成例

1. 自分のキャッチコピー
2. 自分のプロフィール
3. 自分の強みなどのポイント
4. エピソード


この構成を自由形式で表現する場合は、以下のようになります。
就活
イラストがなくてもそれっぽくなっていますね…

レイアウトで大切なのは目線の誘導です。
書類選考を行う人事担当者は1日にいくつものエントリーシートに目を通さなければいけません。

ですので、「こんなところが貴社に貢献できますよ!」という採用メリットを一番上に、一番目立つようにすることで「この学生はこんな採用メリットがあるのね」と瞬時に把握することができます。

そしてなんと、実は書いている内容そのものは、【2.自分のプロフィール】を除くと
通常のエントリーシートとそこまで変わりません。

もし、書く内容で困ってるという方は、一般的なエントリーシート作成のやり方と同じなので、こちらの記事を参考にしてください。

ES(エントリーシート)の正しい書き方とは?企業が見ているポイントも解説【例文つき】

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自由形式でやりがちなNG集

ここでは、自由形式でやってしまいがちな、NG集をご紹介します。自分のエントリーシートに当てはまっていないか、チェックしてみてください。

  • 通常の質問箇所と内容が被る
  • ただのプロフィール紹介みたいになっている
  • 派手なレイアウトにこだわりすぎる
  • ネタに走りすぎて、採用するメリットが伝わらない

通常の質問箇所と内容が被る

傾向として、「自由に表現してください」というタイプのエントリーシートは、「文字数指定の質問」+「自由形式」(文字数指定の質問=志望動機やガクチカなどの王道な質問が2〜3問)になっている場合が多いと言えます。

文字数指定の質問で記載した内容と同じ内容にならないようにしましょう。

ただのプロフィール紹介になっている

就活生の中には、バイトやサークル活動の写真をコラージュしただけのものを提出したり、自分の特徴や自分史だけで構成している場合もありますが、それではただのプロフィール紹介となってしまいます。

企業は、この学生は入社後に活躍できるかどうかを判断するために質問をしています。

そのため、企業側に自分の魅力が伝わるようにアピールすることが重要です。

派手なレイアウト、配色にこだわりすぎる

見た目を派手にすることで目を引くことはできますが、不快感を与えないレイアウトや配色を理解しておかないと、悪目立ちしてしまいます。

不快感の例としては、カラフルな配色にしたことで文字が読みにくくなってしまった、といったパターンが挙げられます。

重要なのは、派手さではなく、中身や読みやすさ・見やすさであるため、その点を頭に入れて作成しましょう。

企業が自由形式のエントリーシートを求める理由

就活生の個性が知りたいから

自由形式のエントリーシートを通して企業が見ているのは、就活生一人ひとりの「個性」です。決まった質問やフォーマットでは引き出しきれない、その人ならではの価値観や考え方を知ることが目的です。

例えば、文章の構成やテーマの選び方、書き方のトーンなどから、その人の人柄や独自性が伝わることがあります。

企業は、単にスキルや経験を見るだけではなく、一緒に働きたいと思える人かどうかを重視しています。その判断材料として、自由形式のエントリーシートはとても有効なのです。

就活生の表現力やセンスが知りたいから

自由形式のエントリーシートでは、就活生の表現力や文章のセンスが自然と表れます。

決まった枠に沿った文章では見えにくい、伝える力や構成力、読み手への配慮などを確認するため、企業はあえて自由なスタイルを求めます。

例えば、テーマの取り上げ方や文章の流れ、言葉の選び方ひとつをとっても、その人の感性や考える力が見えてくるからです。

読みやすく、かつ印象に残る内容に仕上げる力は、社会人として必要なスキルのひとつです。限られた紙面の中で自分の魅力をどう伝えるかが、選考のポイントになるでしょう。

就活生の熱意を知りたいから

自由形式のエントリーシートでは、その学生がどれだけ真剣に企業と向き合っているか、熱意の度合いがよく伝わります。

テンプレートに頼らず、ゼロから内容を考える必要があるため、手間も時間もかかります。その分、本気で志望している人は、しっかりと企業研究を行い、思いのこもった文章を作成すると言えます。

特に、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせるような熱量のある内容は、選考において非常に重要です。自由な形式だからこそ、自分の言葉で気持ちを伝えることができる大きなチャンスとなるでしょう。

まとめ|エントリーシートの「自由に表現してください」を攻略しよう!

自由形式のエントリーシートは、企業が就活生の個性・表現力・熱意を見極めるための重要な選考材料です。

決まった書き方がないからこそ、自分らしさを伝える構成やレイアウト、内容の工夫が求められます。また、伝わりやすさや見やすさを意識し、企業が求める人物像に合った内容でアピールしましょう。

自由度が高い分、悩む場面も多いですが、自己分析や企業研究をしっかり行えば、説得力のある内容に仕上がります。自由形式は不安になりやすいですが、他の応募者と差をつけるチャンスでもあるため、丁寧に準備して臨みましょう。

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この記事を書いた人
リサリサ

高校、大学と美術科に進んだが、内定を勝ち取ったのはまさかの人材業界。
アイディアはデスクよりもシャワーを浴びる時に降ってくるタイプ。
父のことツイートしたら再現ドラマの題材にされたり、
バレンタインのお菓子にAR機能搭載したらまとめ記事にされたり、なにかと濃いエピソードが多い。

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