【画像で解説!】エントリーシートで「自由に表現してください」が出てきたら
突然ですがみなさんは、エントリーシートの
「自由に表現してください」に出会ったことはありますか?
罫線などがなく、
「あなたという人間を表現してください」
「あなた自身を自由に表現してください」
「空欄に自己PRを自由に行ってください」
などと、ザックリ指示される質問です。
エントリーシートの回答テンプレを用意していたのに
「自由に表現してください」が出てきたけど、何を書けばいいの…?とか、
そもそも企業側は、エントリーシートを自由形式にして、学生に何を求めているの…?
といった疑問をもつ学生さんもいるはずです。
実は筆者も、大手玩具メーカーの書類選考で「自由に表現してください」に出会ったことがあります。
就活コミュニティなどのネット掲示板でも
などのコメントが結構あったことを覚えています。
それほどまでにエントリーシートの自由形式にはそれほどまでに参考例がないってことですね…。
そこで!今回は就活サイトのチアキャリアが、書類選考(エントリーシート)で通過しやすい
自由形式のエントリーシートの書き方をレクチャーいたします!!
自由形式のエントリーシートとは?
自由形式のエントリーシートでよくあるのが
大きな記入枠と「自己PRを自由に表現してください」などの言葉が添えられているタイプ
です。
通常のエントリーシートと異なるのは大まかにこんな感じ。
- 文字数の指定がない
- 斜線などのレイアウトがない
- 指定の質問がない
このように、通常のエントリーシートにはあるはずの縛りが無いという点が特徴です。
縛りが無いということは、通常のエントリーシートで書くような
200〜300文字のテキストで自己PRを提出してほしいわけではない、という企業側の目論見を感じますよね。
では、自由形式のエントリーシートを書類選考に設ける企業側の意図を解説していきましょう。
企業側が自由形式のエントリーシートに求めている点は大きく分けてこの2つ
- 選考学生の個性 自由形式は、文字だけでなく、図やイラスト、写真を使用しながら作成するので、通常のエントリーシート以上に選考学生の個性やキャラクター像を知ることができます。
- 選考学生の発想力や構成力 エントリーシートを自由形式にすることで、発想力を測ります。
つまり、企業側が求めているのは選考学生の思考性や人間性などの情報です。
「文章・イラスト・図式、グラフ等、自由に用いてください」と記載されている場合が多く、
・どのような表現をしてくるのか?
・どのようなレイアウトでまとめるのか?
といったまとめる能力や発想力・アイデアなどをエントリーシートの記載内容から、企業側が読みとろうとしているのがわかります。
ですので、自由形式のエントリーシートは
一種の選考課題みたいな役割も果たしているといえますね。
とはいったものの、レイアウトを意識した自己PRを書け!なんて言われても、
結構難しいわけでして…
ということで、続いては、
エントリーシートの「自由に表現してください」の書き方を
画像でレクチャーしていきます!
関連記事:エントリーシート(ES)とは? 作成のコツや役立つツールも紹介
画像あり!自由形式のエントリーシートの書き方
これは自由形式に限ったことではありませんが、エントリーシートを作成する上で重要なのが「全体の構成」です。
もちろん、自由に表現してこその「自由形式」なので、自分を最もらしくアピールする方法が最適ですが、
ここでは、
・レイアウトが思いつかない
・どう書いていいかわからない
という方のために、私が実際に就活中に使用した構成の仕方を伝授いたします。
参考程度に読んでいただけると幸いです。
著者の構成例
1→2→3→4の順で構成します。
私は上記のような構成の仕方でエントリーシートの自由形式欄を埋めていました。
で、この構成を自由形式で表現する場合はこんな感じ。
イラストがなくてもそれっぽくなっていますね…
レイアウトで大切なのは目線の誘導です。
書類選考を行う人事担当者は1日にいくつものエントリーシートに目を通さなければいけません。
ですので、「こんなところが貴社に貢献できますよ!」という採用メリットを一番上に、一番目立つようにすることで「この学生はこんな採用メリットがあるのね」と瞬時に把握することができます。
そしてなんと、実は書いている内容そのものは、【2.自分のプロフィール】を除くと
通常のエントリーシートとそこまで変わりません。
もし、書く内容で困ってるという方は、一般的なエントリーシート作成のやり方と同じなので、こちらの記事を参考にしてくださいね。
関連記事:ES(エントリーシート)の正しい書き方とは?企業が見ているポイントも解説【例文つき】
自由形式でやりがちなNG集
ここでは、自由形式でやってしまいがちな、NG集をご紹介します。
あなたのエントリーシートに当てはまっていないか、要チェック!
- 通常の質問箇所と内容が被る
- ただのプロフィール紹介みたいになっている
- 派手なレイアウトにこだわりすぎる
- ネタに走りすぎて、採用するメリットが伝わらない
それでは順に解説していきますね。
通常の質問箇所と内容が被る
大抵「自由に表現してください」系のエントリーシートは
「文字数指定の質問」+「自由形式」
(文字数指定の質問=志望動機やガクチカなどの王道な質問が2〜3問)
になっている場合が多いので、
文字数指定で記載した内容と同じ内容を記載するのはもったいないです。
ただのプロフィール紹介になっている
企業は別に友達を探しているわけではありません。
この学生は活躍しそうだなと判断する材料を知りたいのです。
よく、バイトやサークル活動の写真をコラージュしただけのものを提出したり、自分の特徴や自分史だけで構成する学生さんもいますが、それではまさにただのプロフィール紹介です。
あくまでもアピール材料なわけですから、
「自分を採用したらこんなメリットがありますよ〜」
に繋がる内容にしましょう!
ちなみに、きちんとアピールポイントが記載されているのであれば、自分史などで構成するのも全然OKです。
派手なレイアウト、配色にこだわりすぎる
見た目を派手にすることで目を引くことはできるのですが、「不快感を与えないレイアウトや配色」を理解しておかないと悪目立ちしてしまいます。
不快感の例でいうと、
「めちゃくちゃカラフルな配色にしたことで文字が読みにくくなってしまった」
みたいなパターンですね。
大切なのは中身であり、ド派手にすることではありません。
むしろ、ド派手なわりに中身が普通だと、キャラクター像がブレてしまいます。気をつけましょう!
ネタに走りすぎて、採用するメリットが伝わらない
コミカルに書くこと自体は悪いことではありません。むしろ、好印象だったりします。
しかし、ネタに走ったまま、そのまま終わる学生さんもたまに見かけます。
もうそれは、ただただ陽気な人です。
友人としては最高かもしれませんが、社員として来てほしいかと言われると「う〜〜〜ん」ってなってしまうのです。
コミカルに書きたい場合は定量的なアピールポイントやプロセスなどを入れ込みましょう。
SNSでバズったツイートを記載していた
私の場合は、自画像・採用メリット訴求・スキル・趣味で作った作品がSNSで大反響だったエピソードこれらをまとめたもので提出しました。
特に第三者の評価のあるネタを入れ込むと強いですね。私の場合はSNSの反応がそれに当たります。
エントリーシートは「会ってみたい」と思わせることが重要
結局、エントリーシートを読むのは機械ではなく人です。
ぶっちゃけ、会ってみたいと思わせたら勝ちだったりするのです…
エントリーシートは書類選考を担当する社員に
「なにこの人、会ってみたい…」
と思わせることで通過しやすくなります。
ちなみに著者は、Fラン大学出身ゆえ学歴で勝負できませんでしたが、
「全然知らない大学だし、めっちゃ偏差値低いけど、どんな子か会ってみたいな…」
に持っていくことで通過することができました。
ちなみにチアキャリアのスキルアップスクールでは、ES対策の講座も開設しています!
無料なので是非チェックしてみてください!
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エントリーシートの自由記入欄の活用裏技
完成した自由形式のエントリーシートはデータにして再利用することができます。
もちろん手書きでもOKです。
利用方法として、たとえばチアキャリアのプロフィールがあります。
というのも、チアキャリアはスカウトが来る就活サイトで、
プロフィールを見た企業からスカウトが来るのですが、そのプロフィール、実はデータがアップできる項目があるのです…
やり方:
①スキャナーでデータにします
②トリミングで空白部分だけ切り取る(特定の課題の場合はNG。あくまで自由記入欄のみ)
③チアキャリアのプロフィールにアップできますよ!