GPAは就職に影響がある?実は関係ないと言われる4つの理由

自己分析

GPAは就職に影響がある?実は関係ないと言われる4つの理由

「GPAの結果って就職に影響あるの?」
「GPAを重視する業界ってどこ?」
といった疑問を抱えていませんか?

そこで、この記事では就活サイトである「チアキャリア」が専門的な観点からGPAと就職の関係性について解説します。

具体的には

  • GPAとは
  • 日本企業がGPAをあまり重要視しない理由
  • 就職活動でGPA以外に力を入れておくこと

の順番にご紹介していきます。

この記事を読めば、就活に関係していると言われることの多いGPAについて詳しく知れるので、ぜひご活用ください。

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GPAとは

GPAはアメリカの大学で実施されている評価方法であり、「Grade Point Avrage」の頭文字を取った言葉です。
大学での履修科目の成績評価を点数化したもので、2000年代ごろから国内でも導入が進められています。

例えばそれぞれの評価段階に対して、次のようにGrade Pointが付与されます。
(大学によって異なります)

点数評価GP
90〜100点秀/S4.0
80〜89点優/A3.0
70〜79点良/B2.0
60〜69点可/C1.0
0〜59点不可/D0.0

このGPの平均(=Average)がGPAです。
「GPAの平均値が高いほど、就職では有利」とたびたび言われることがあります。

GPAの計算方法

GPAの計算方法は大学によってルールが異なりますが、一般的には次のとおりです。

【履修科目のGP×その科目の単位数】の総和 ÷ 在学全期間の履修科目(不合格科目・無資格科目を含む)の単位数の総和

履修科目は不合格科目を含まない場合等もあり、素点の刻み方や付与されるGPの値も大学によって異なります。

大学のシラバス等でGPAの計算方法を公開している場合があるので、気になる方はぜひ確認してみましょう。

GPAの平均値

GPAの平均値は、目安として2.4〜2.8程度です。そして3.0以上あれば、優秀な部類に入ると言われています。

例として、先ほどの計算方法をもとに、評価がSが2で、Aが2、Bが4、Cが2だった場合を考えてみましょう。
(2×4+2×3+4×2+2×1÷10)で、2.4が平均値です。

つまり3.0以上の平均値を獲得するためには、SやAの評価をより多く集めなければいけないことがわかります。

平均値が2.4以下で下回ってしまっている場合、採用担当者から卒業できるのかどうかという悪い印象を与えてしまうことはあるでしょう。

しかし、結論を言うと現在国内の企業では、GPAの結果を問うことはあまりありません

大企業・外資系企業はGPAを重視

国内企業はGPAの結果を問わないと言いましたが、海外で普及している制度ということもあり、外資系企業への就職の場合はGPAを重視する傾向が強いです。

そのため外資系企業へ就職を目指すなら、優秀の部類に入る平均値3.0以上が望ましいと言えるでしょう。

また、外資系企業に加えて一部の大企業の場合、GPAが一定以上のラインを満たしていないと選考に進めない場合があります。

日本企業が就活生のGPAをあまり重要視しない理由

GPAは学生を採用する際の判断材料として、企業もある程度参考にしています。しかし日本企業では、それ以上にGPAを重要視はしていません。

主に次のような理由があるからです。

  • 大学によって評価基準が異なるから
  • 採用では人間性を重視しているから
  • 適性検査の方が個々の能力を測りやすいから
  • 履修履歴の方が重要だから

大学によって評価基準が異なるから

GPAは大学によって評価基準が異なるという側面を持っています。

S~Dまでの段階評価をする前の素点からGPを算出する大学や、そもそも成績評価が5段階ではない大学もあり、GPAの捉え方はさまざまです。

GPAが高ければ、どのような評価基準であっても優秀であるという証明にはなります。しかし採用においてGPAのみで大学・学部の異なる学生同士の能力を比較・検討するのは難しいともされているのです。

採用では人間性を重視しているから

日本企業は採用する学生の「人間性」を特に重視しています。人柄や優しさ、誠実さといったパーソナリティの部分が、実際の業務で活きることが多くあるからです。

例えば接客業や福祉関係の仕事では、学業の良し悪しよりも人との接し方や態度が大切と言えるでしょう。

このように業界・職種によっては、GPAが採用における一定の判断材料にならないことも多くあります。

適性検査の方が個々の能力を測りやすいから

日本企業では、大学のGPAよりも自社の適性検査における結果を優先する性質があります。

「大学で優秀だった学生は実務でも活躍できる」と捉える企業は少なく、適性検査に基づいて人材の良し悪しを評価するのです。

履修履歴の方が重要だから

日本企業はGPAの平均値よりも、履修履歴の方に重点を置いています

企業は選考において大切な「学生の興味・関心がどこにあるのか」「学生はどのような価値観を持っているか」を知りたいからです。

採用担当者は、その回答により学業への取り組む姿勢を把握して総合的に人材を評価します。

就職活動でGPA以外に力を入れておくこと

GPAは在学全期間で算出される評価基準です。そのため、就活が始まるからといってすぐに上げられるものではありません。

つまり就職活動をするときには、次のようなポイントに注力する方が大切だと言えます。

  • 学業以外のアピールポイントを考える
  • 履修理由や成績について説明できるようにしておく
  • 就活の事前準備を進めていく

学業以外のアピールポイントを考える

学業以外にアピールできるポイントがないか考えてみましょう。

一生懸命打ち込んだ活動があれば、取り組みに対するやる気や熱意を伝えることができ、GPAが低くてもカバーができます。

具体的には、部活動やボランティア、アルバイトなどがあるでしょう。もし長期インターンなどに参加していれば実務経験に関するアピールもでき、採用担当者から即戦力を期待されます。

履修理由や成績について説明できるようにしておく

履修理由についてしっかり説明できるようにしておきましょう

先ほど述べたとおり、企業はGPAよりも学生の履修履歴に興味・関心があるからです。

また自身の成績について、きちんと説明できるようにしておくことも大切です。たとえGPAが低くても、学業に集中できなかった理由などが説明できればマイナスイメージをある程度払拭できます。

就活の事前準備を進めていく

GPAの良し悪しに関わらず、就活では選考を突破しなければいけません。しっかりと就活の事前準備を進めていきましょう

ES(エントリーシート)提出はもちろん、企業によってはSPIが必要な場合もあります。

就活が本格的に始まる前に、いずれも対策をしておきましょう。

GPA・就活に関するよくある質問

ここでは、就活生から寄せられることの多い、GPA・就活に関するよくある質問に回答します。

GPAを重視する企業の特徴は?

GPAを強く見られやすいのは、応募数が多くて書類での足切りが起きやすい企業や、基礎学力や継続力を重視する企業です。

たとえば外資系・総合商社・金融・コンサルなどはGPAを目安としてチェックすることがあります。

また、研究職や開発職など、専門性の裏づけとして成績を参考にするケースもあります。一方で、日本企業の多くは人物面や経験を重視するため、GPAは判断材料の一部にとどまりやすいです。

文系・理系で就活におけるGPAの扱いは違う?

傾向として、就活において理系の学生は文系の学生よりGPAが見られやすいです。

理由としては、研究室配属や実験、専門科目の負荷が成績に出やすく、基礎力の確認に使いやすいからです。特にメーカーの技術職や研究職では、成績証明書の提出を求められることがあります。

ただし、理系であっても、GPAだけで合否が決まるわけではありません。また、文系は学業よりも、課外活動や対人スキルを示す材料が重視されることが多く、GPAは補足情報として扱われやすいです。

GPAが高いのに落ちるのはなぜ?

GPAが高くても落ちる理由は、企業が見ているのが学業の成績だけではないからです。

面接では、志望動機の納得感、仕事理解、コミュニケーション、協働の姿勢などが評価されます。成績が良くても、受け身に見えたり、具体的な行動の話が薄かったりすると、入社後に活躍するイメージが持たれにくくなるでしょう。

また企業研究が浅く、どの会社にも当てはまる話をしてしまうと評価が伸びません。GPAは努力の証明になりますが、職種に合う強みや再現性まで示せるかが結果を分けます。

GPAが低いとき、面接でどこまで突っ込まれる?

GPAが低い場合、面接で理由を聞かれることはありますが、必ず質問されるわけではありません。

聞かれるときも、成績そのものを責めたいのではなく、なぜそうなったのかを整理できているかや、状況をどう改善しようとしたかを見ています。

たとえば、アルバイトや学外活動に力を入れていた場合は、その経験から何を学び、どんな成果を出したのかを説明できると評価につながります。

体調や家庭の事情が理由なら、話せる範囲で簡単に伝え、今は問題なく学業に取り組めていることを補足すると安心してもらえるでしょう。

GPAが低い理由を面接官にどう説明する?

GPAが低い理由を聞かれたときは、理由だけで終わらせず、その後どう行動したかまで一緒に伝えると理解してもらいやすいです。

まずは、成績が伸びなかった理由を簡単に説明します。そのうえで、改善するために何をしたのかを具体的に話しましょう。

たとえば、履修の組み方を変えた、勉強方法を見直した、ゼミや研究に力を入れて成績を立て直したなどです。

学業以外に力を入れていた場合は、どんな役割を担い、どんな成果を出したのかを伝えると評価につながります。最後に、今は継続して努力できている状況であることを補足すると、前向きな印象を与えられるでしょう。

就活の事前準備ならチアキャリアの利用がおすすめです!

今回は、GPAについて詳しく解説をしました。

GPAは就職活動において、学生の能力を測るために活用されるものですが、国内企業ではあまり重要視されていません。

それよりも履修した経緯や学生時代に打ち込んできたことをしっかり話せるようにしておきましょう。また内定を最短で得るならば就活対策も必須です。

「就職活動の準備ができていない」
「自己分析の方法がわからない」

という就活生は「チアキャリア」の利用がおすすめです。

チアキャリアでは、ESの添削から自己分析の方法まで就活生が必要なサポートを一通り実施しています。

また就活のプロによるキャリアアドバイザーが在籍しているので、就活の悩みや不安についても気軽に相談できる体制が整っています。

これから就活する方は、ぜひチアキャリアを利用してみてください。

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この記事を書いた人
坂田憲亮

国内大手の採用メディア制作部を経てフリーライターとして独立。人材業界の第一線を走り続けてきた経験をもとに、価値ある就活ノウハウをみなさまにご提供していきます。

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