「やばい」って良い意味?悪い意味?
こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
就活が始まって、社会人の方々とお会いする機会も多くなってきたと思います。
説明会の合間にこそっと人事の方に質問してみたり、
仕事のことや社内の雰囲気、働いている人達の印象だとか
就活初めてわからないことや知りたいこと、自然に会話しながら聞いてみたり。
会話の受け答え中にいつも通り、
「そうなんですか!やばいですね!」といったら
あらら?少し空気が固まってしまったぞ?
と、なるかもしれません。
今回は普段使っている「やばい」について考えてみましょう。
最近の「やばい」は多種多様
いつも友達と会話で出てくる「やばい」はいろんな意味で使用されているかと思います。
例えば…
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「この肉、やばい!」
意味→「この肉、やばい(くらい美味しい)!(最高だぜ!)」
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と「この肉」に対して好感が持てる、ひどく心揺らぶられる、感動する、
そんな肯定的な意味が含まれています。
それと同時に
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「この肉、やばい!」
意味→「この肉、やばい(くらいまずい)!(生命の危険性を感じる!)」
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と「この肉」に対して不満、とてもひどい、危険が追ってくる、など
否定的な意味も含まれています。
さらに「やばい」のみを使用する言葉の省略可により
「この肉、やばい」とは
お肉美味しいから感動したっ!という意味なの?
それとも、お肉美味しくない、腐ってるし、ありえないっ!という意味なの?と
良い意味なのか、悪い意味なのか判断するのに少々時間がかかります。
最高に誤解されやすい「やばい」
良い意味も悪い意味も含まれている「やばい」
省略可されてどちらの意味なのか分かりづらい「やばい」
どちらの意味なのかを判断する時、
以前の会話文や、話している身振り手振り、お顔の表情で判断しますが
判断するとしても、
多分、良い意味だろう。
もしかして、悪い意味かな?というように
曖昧で手探りです。
さらに「やばい」という言葉
「感動する」「心揺さぶられる」など
好印象の意味になったのは、実はつい最近のことで
ほとんどは
「とてもひどい」「危険だ」「危ない」など
不満や否定的な意味合いで使われています。
なので
自分は良い意味で、「やばいですね!(最高ですね!)」と言ったつもりが
相手には(え?やばいって、「とてもひどい」ってこと?)と誤解されがちに。
就活でお会いした人事の方や、憧れの社員の方に誤解されてしまうかもしれません。
面接時における「やばい」攻略アドバイス
普段使っている言葉なのに、一体どうすればいいんだー!とお困りのあなた。
いろんな対策方法があると思います。一緒に考えていきましょう。
1:「やばい」を省略しない
「やばい」という言葉の中に意味を省略しすぎて、
肯定的なのか否定的なのかわからない、ということが誤解につながるのだと思います。
なのでちゃんと「やばいくらい〜」なのか
「〜だからやばい」など、何に対して、どう思って、どう感じているかを
ちゃんと分かりやすく相手に話すようにしてみましょう。
2:「やばい」を使わない
「いろんな意味がありすぎるこの言葉を使うから誤解されるんだ!使わないぞ!」
という方法もありかと。
他の言葉を使用し、よりわかりやすいよう伝えるようにしてみましょう。
例えば…
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「この肉、やばい!」
↓
「この肉、とても美味しい!」
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「この肉、やばい!」
↓
「この肉、ひどい味だ!」
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など、いろんな言い方はあると思います。
違う言葉を使用し、相手に伝えるのも良いのではないでしょうか。
意識してみるとはいえ、無意識に言葉にしてしまうこともあると思います。
日々の生活の中で、意識的に使用し話してみるとよいでしょう。
言葉は日々変化する。
先程もお伝えしたとおり、今まで「やばい」という言葉は
とてもひどい、危ないなどの意味で使用され
悪い、ネガティブなイメージがありました。
それが最近良い意味、ポジティブな意味に変化していきました。
言葉は日々変化します。
今後も、これまでとは違う意味を持った言葉が現れると思います。
言葉は変化していきますが、
大事なのは
新しい言葉の意味と共に
これまで使用してきた意味もちゃんと知ることなのではと、思います。
就活で、社会人の方々のお話する機会も増えてきたと思います。
沢山の言葉の意味を、頭の片隅に置いて、自分自身の想いを言葉で伝えられるよう
どうぞ駆け抜けてくださいね。