企業研究を制するものは就活を制す。情報収集で差別化する方法

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企業研究を制するものは就活を制す。情報収集で差別化する方法

就活を始めるに当たり、かかせないのが業界研究。
とはいっても、いきなり精細な研究は難しいですよね。

企業研究ができてないまま、説明会や面接にいっても、正直勿体無い。
せっかく時間を割いていくのであればできるだけ濃い時間を過ごしていい時間にしたいですよね。

なので今回はその一歩として簡単な企業研究の方法を伝授します。
スマホさえあれば15分でできちゃうので、要チェックです。

まずは、企業研究の基礎知識を整理していきます。

企業研究とは?なぜ必要?

「企業研究」とはその名の通り「企業を研究」し、その業務内容や特徴、働き方などを理解するためのもの。
業界研究を行う上での、必要なステップのひとつです。

就活においては、志望する企業の特徴を理解したうえで、
企業がめざす姿と自分がやりたいこと・できることが、マッチしているのかを伝えなくてはいけません。
企業側も自分の会社のことをちゃんと調べている、理解の深い学生を採用したいと考えるでしょう。
また、企業のことをよく理解せずに就職してしまっては、
後から自分にはあっていなかったというようなミスマッチが起こることもしばしば。

就活のためにも、就職後のキャリアのためにも、企業研究は大切なのです。

企業研究で準備するものは?

簡易な企業研究であれば、スマホだけでも始められます。

ひとつの企業を研究するだけでなく、複数の企業を比較することで、より理解が深まります。
そのための記録用として専用のノートなどを用意しておけば、業界研究にも役立つでしょう。

どうやって企業研究するの?

STEP① 気になる企業をピックアップする 
まだ志望する業界が決まっていない場合は、気になる企業や働いてみたい企業などから始めてみましょう。

STEP② どのように情報を集めるか 
企業の情報を集めるには、企業のサイトに加え、新聞やニュース、『会社四季報』や『業界手帳』などの本、
あるいは先輩やOB/OGに直接聞く、といった方法が考えられます。
いきなり四季報はハードルが高いかな、と思ったら、まずは企業のサイトを見てみましょう。

STEP③ 各項目の確認と考察 
企業のサイトといってもたくさんの情報がありますよね。
ただサイトを眺めていては、就活に向けて必要な情報を得るのは難しいです。
まず、確認する項目を整理しておきましょう。
どの企業も同じ項目を確認することで、のちに比較しやすくなります。

確認する項目は以下の通りです。

** 1.会社情報 (企業名、理念、規模、事業内容など)
2.ここ3年間の売上、利益の推移
3.サービス・主力商品
4.商品・サービスの売り方
5.メインの顧客(BtoB.BtoCなど、顧客層も)
6.業界内におけるその企業の強み
7.採用情報
8.その企業に関するニュース**

大変なように感じるかもしれませんが
これらの情報は実は就職サイトの原稿には載っている情報です。
会社のHPから調べるよりも効率的にこれらの情報を入手できるでしょう。

しかしここで企業研究を終えてしまっては、判断材料としては十分ではありません。
はじめに述べたように、企業研究は業界研究につながります。

同じ業界の他の企業を、同じ情報の項目で比較したり、他の志望業界の企業を並べてみて、違いを見ていくと、
業界内での立場、将来性、方針など、より理解が深まりますね。

次のステップとしては、「比較」をテーマに、複数企業の情報も調べていくとよさそうです。

企業研究で次に、取り組むことは?

今回の企業研究としての調査では、わからないこともたくさん出てきました。

たとえば、社風や、女性がはたらきやすい環境か、新人研修はどのように行われるのか、
従業員はどのようなことを大切にしているのか、といったことなど。
それだけでなく、企業が掲げている経営戦略や、到達目標に向けてどのように取り組んでいるかなども、
今後調べてみる必要がありそうです。

Webや本から読み取れないことがあるのは当然だと思います。
インターンに参加したことがある学生は増えてきていますが
実際に社会に出て働いたわけではないので当然です。

自分に合う社風なのか、理念がどのように浸透しているのか、その企業で働いている人はどんな人なのか、
などは、実際に話を聞いたり、会社を訪問しないとわからないことです。

同じ業界だからといって、企業の文化や大事にしているポリシーや方向性などは
本当にバラバラなので、一つ一つ確かめることが大切です。

企業研究をやってみると、知りたい事を明確にできる、というメリットもあります。

説明会やOB/OG訪問の際に、より具体的に質問して、気になることの理解を深めてくださいね。

よく選考対策を依頼されて、志望動機がうまくかけません。という相談があります。
もっと言うと、どこの企業にでも当てはまるような薄っぺらーーーーーーい志望動機を目にすることが多くあります。

その度に勿体無い・・・!と毎回思うのですが
その原因はほぼ、企業調べが足りていない。ということ。

今お伝えした企業分析をしただけで、説明会やOB/OG訪問の際に、
企業に質問する角度や濃度が格段に変わります。

皆さんも、最初の一歩として企業研究を進めてみるのはどうでしょうか?

最後に「企業の情報収集のやり方」について他の学生と差別化する方法を伝授したいと思います。

他の学生がやってそうで意外とやっていない、
情報収集で差別化するテクニックをまとめます!

他の学生と情報収集で差別化する方法

★企業ホームページ、採用ホームページをチェック!★

就活サイトだと、実は出せる情報量には限界があります。
(記載のルールだったり、文字数制限だったり。)

各企業は限られたスペースの中で、
どの情報を伝えるか厳選していることになります。

それに比べ、企業ホームページや採用ホームページは、
もちろん自由に作れるのでこだわっている企業も多いです。

就活サイトには載っていない情報もたくさんあったり、
企業が伝えたいメッセージもたくさんあったりします。

就活サイトだけで手軽に終わらせず、
より深く調べてみてくださいね!

★他の就活サイトに載っていないかチェック!★

最近では有名就活サイトだけでなく、
その他のサイトにも同時掲載している会社も増えています。

例えば、『CheerCareer』
https://cheercareer.jp/

「起業ストーリー」や「社長の履歴書」「情熱メッセージ」など、
会社の“リアル”がわかるコンテンツが多数あり、
過去・現在・未来がわかりやすく記事になっています。

他のサイトになかなか載っていない内容も多いので、
まわりの就活生が知らない情報を得るのに有効です。

★口コミサイトを見る際には要注意?★**

少し番外編となりますが、口コミサイトを見ることも多いと思います。
1つ注意してほしいのは、その情報は信頼できるものですか?
加えて、その情報は新しい内容ですか?

もちろん、しっかり管理されていて正しい情報もありますが、
時に、「事実と全く違うことが書かれている。。」なんてことも正直あります。

例えば、私が所属している株式会社アイ・パッションでも、
「2017年退職社員:○○~~~」と書いてあったりして、
「その年に退職者はいないんだけどな。。。」ということもあります。

皆さんはご飯に行ったお店のレビューを毎回書きますか?
買い物した通販サイトの評価を毎回つけますか?
それと近いところはあるのかと思います。

口コミサイトの情報を全て鵜呑みにしないことです。
気になるならその内容を説明会時に質問してみてはいかがでしょうか。

情報収集の差は、説明会時や面接時にはっきりわかります。
事前に多く情報収集している学生の方が確実に印象に残ります。

みなさんも是非やってみてくださいね!

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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