ざっくり作る!ポートフォリオ制作
皆さんこんにちは、エンジニアの古田です!
突然ですが、絵を描いたり、何かのポスターを作ったりした経験ってありますか?
「別に仕事にするほどじゃないけど、趣味で細々と絵を描いてる」
「サークルのビラを作ったりしていた」
「がっつり作っていて、将来そういった職に就きたい!」
そんな方はぜひ、自分の作品を集めてポートフォリオを作ってみてください!
目次
・そもそもポートフォリオとは
・何故ポートフォリオを作るのか
・どこに作品を載せるのか
・何の作品を載せるのか
・どれくらい載せるのか
・まとめ
そもそもポートフォリオとは
ポートフォリオは、意味合いとしては「作品集」。
クリエイターがこれまでに制作した作品や、実績をまとめたものになります。
また、「何故これを作成したのか」「どのように作成したのか」といった、
制作した意図や方法を記載することにより、
ただの作品集から「履歴書」「自己PR」へ昇華し得る存在になります。
媒体は紙やPDFデータ、webサイトなど様々ですが、
今回はwebサイトでの公開を想定しています。
(イメージは、人事に聞かれた時にさっと取り出せる作品集です。)
何故ポートフォリオを作るのか
そもそもポートフォリオって作った方がいいんでしょうか?
「絵は描いていたけど、あくまで趣味だし」
「別にデザイナーになるつもりないしな〜」
なんて考えている方も多いかと思います。
実際、私も就活中はエンジニア志望で、デザイン制作も絵描きもあくまで趣味程度。
別に志望職種とは関係ないし、そんなすごくもないのにポートフォリオなんて……と思い、最初は何も作らずに企業の面接へ臨んでいました。
そして面接を終え、移動の最中。
「休日って何してるの?」と聞かれ「あ〜、部活の広報物作ったりしていますね…」なんて返答をし、
「えっ、デザイン作ってるんだ!見せてよ!」
こんな流れを数回繰り返した結果
「創作活動をしていることはPRポイントなんだ!!」と感じ、ポートフォリオを制作することになりました。
(実際、制作物は素人レベルですが、話のきっかけになったり「デザイナーになりたいなら紹介もできるから」とお声かけいただくこともありました。)
勿論、絶対に見せたくない!みたいな強いこだわりがある場合は除きますが、
基本的に自分をアピールできるチャンスは逃さず使っていきましょう!
どこに作品を載せるのか
「とはいえ1から作っていくのは難しそう……」
「webの知識もないし…」
なんて方こそ見て欲しい、ポートフォリオ作成サービスをご紹介します!
▶︎ RESUME
https://www.resume.id/
▶︎ foriio
https://www.foriio.com/
どちらも無料で利用でき、ものの数分で作成することが可能です。
「えっ、ポートフォリオって全部自分で作らないと意味がないんじゃないの?」
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
勿論、プロのwebデザイナーに!と考えているのなら、
web制作にも力を入れた方が良いのは事実ですが、
「絵は描いていたけど、デザインは勉強していないし…」
「webの知識なんてないよ」
「簡単なwebサイトなら作れるけど、ポートフォリオ自体を作成するより載せる作品に力を入れたい!」
なんてパターンもあります。
むしろがっつり作ろうとして結局完成しなかった…、なんて事の方が勿体ないです。
まずは他サービスの力を借りてでも、自分のポートフォリオを完成させましょう!
何の作品を載せるのか
さて、それでは本題の「何の作品を載せるのか」問題。
基本的には自分が気に入っていて自信がある作品がいいかな、と思うのですが、
さらに付け加えるならば、以下のポイントを気にしてみてください!
1. それぞれのタイプが重複していない
2. ターゲットユーザー(ペルソナ像)を話せる
3. 制作の意図を話せる
1. それぞれのタイプが重複していない
すごくざっくりした説明になりますが、
例えばいろいろなデザインを制作していれば、ロゴデザイン、DTPデザイン、webデザイン……と種別を散らしてみる。
逆にデフォルメキャラクターしか描いていない!などであれば、
動物や人物など、カテゴリを分けてみる。
つまり自分の制作物の幅を見せるのがポイントの一つです。
(勿論この限りではなく、むしろ「自分はこれ特化です!」と一つのものにこだわり抜くのもありです◎)
2. ターゲットユーザー(ペルソナ像)を話せる
なんとなく制作した〜というパターンも多いかもしれませんが、
顧客を意識した話ができるのは、たとえクリエイター志望ではなかったとしても、就活ではプラスに働きます。
「定期演奏会はOBOGが多くいらっしゃり、
ご年配の方も見受けられるため、幅広い年齢を想定していました」
など、誰に向けて作ったものなのか明確な制作物があれば、ポートフォリオに加えると良いでしょう。
3. 制作の意図を話せる
これは2と結び付くのですが、
「この人をターゲットに想定していたので、こういった制作物にした」と話せるのは非常に有利です。
上記の例でそのまま説明すると
「ご年配が多いため、細かい文字だと案内が視認しづらいので、文字サイズを大きめにしました」
など、ターゲットに寄せたことをアピールできます。
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そんなことは考えずに作ってしまった、なんてこともあるあるですが、
自己分析をした時のように、もう一度自分自身の作品と向き合ってみるのもありかもしれません。
もし迷った時は、ぜひ上記のポイントを思い出してみてください!
どれくらい載せるのか
こちらも結構迷うポイントかなと思うのですが、
おすすめは、数を絞ってでも質を優先することです。
これは社会人になってから、仕事に取り組む際の姿勢にも通じますが
「なんとなく仕事がこなせる人」より、
「理論を考えた上で仕事に取り組める人」です。
説明できない作品をただ羅列するくらいであれば、
ある程度数を絞って、自分でも納得のいく作品を載せていきましょう。
(究極、2作品でもいけます◎)
まとめ
と、いろいろ語っていきましたが、
まずは「完成させること」が最優先!
その後にこだわりポイントを確認する、といったスタンスで構わないと思います。
今回は主題が「ざっくり作る」ことだったので、
「じゃあ実際どういった内容を載せるの?」
「どういったところに気を付ければいいんだろう?」
みたいな説明がおざなりですが……
基本的にポートフォリオは作ったら終わりではなく、
常にアップデートしていく意識を持っていくといいと思います。
まず作る。
聞かれたことがあれば付け加える。
といった形で、もらった意見を取り入れながら自分自身のポートフォリオを作っていきましょう!