【体験談】ベンチャーの面接では「成長の定義」が聞かれる

面接対策

【体験談】ベンチャーの面接では「成長の定義」が聞かれる

就活生の皆さん!またはこれから就活を行う学生の皆さん!
面接対策は万全ですか!?

「ベンチャー企業を志望しているんだけどどんな面接なんだろう?」
「ベンチャーの面接って独特って聞くけど実際どうなんだろう?」

ベンチャーの面接について、不安や疑問を抱く人は多いと思います。

この記事では、
ベンチャー企業に絞って就活をしていた私の体験談をもとに、ベンチャーの面接でよく聞かれる質問について詳しく解説していきます!

ベンチャーの面接を控えている方は必見です!

ベンチャーの面接ってどんな感じ?

では実際のベンチャー企業の面接はどのようなものなのでしょうか?

  1. 服装
  2. 形式
  3. 雰囲気
  4. 質問内容

上記の項目で大手との比較も交えながら、ベンチャーの面接の概要についてお話します。

ベンチャーの面接①服装

大手企業の面接では、面接の服装は「スーツ」を求められることが多く、ほとんどの就活生が同じようなリクルートスーツを着用します。

これに対して、ベンチャーの面接は「服装自由・私服」であることが多いです!

「『服装自由・私服』って言いながらほんとはスーツを求めているパターンでしょ!」
と考えた方もいるかと思いますが、ベンチャーの面接では安心して私服を着て行って大丈夫ですよ笑

ただし、相手を不快にさせる服装を控えたり、髪型を整えたりすることは大切です。

ベンチャーの面接でも「身だしなみを整えること」は重要です!

ダメージジーンズや奇抜ながらの服ではなく、清潔感のあるシンプルな格好で面接に挑みましょう。

ベンチャーの面接②形式

大手企業の面接では集団面接が行われることも多いですが、
ベンチャーの面接は「個別面接・1対1」という形式を取ることが多いです!

ベンチャー企業は規模が小さいので、採用人数も多くはありません。

そのため、できるだけ自社にマッチした人材を採用しなければならないので、一人ひとりとじっくり対話することができる「個別面接」という形をとるのだと思います。

ベンチャーの面接③雰囲気

これは私の体験談ベースの話ですが、
ベンチャーの面接はいわゆる「圧迫面接」といわれるような詰められる面接はなく、
「カジュアルな雰囲気」の面接が多いですね。

ただし、カジュアルな雰囲気だからと言って油断してはいけません!

そのカジュアルな雰囲気を演出しているのも、相手の本性を引き出すためといった狙いがある可能性があります!

カジュアルだからと言って適当に話したり、ビジネスマナーを意識しないのは良くないです!

砕けた話し方にならず、ビジネスマナーを守りながら話してみましょう。

ベンチャーの面接④質問内容

これも私の経験談ベースですが、
ベンチャーの面接で聞かれる質問は大手とさほど変わりません。

とりわけトリッキーな質問が多かったというわけではなかったです。

ただし、ベンチャーの面接では後述する「定義」について聞かれる可能性が高いです!
これがベンチャーの面接の最大の特徴だと私は思います。

次の項目からは、ベンチャーの面接でよく聞かれる
「定義」について解説します。

【体験談】ベンチャーの面接では「成長の定義」が聞かれる

ここからは私の体験談をもとに、ベンチャーの面接でよく聞かれる「成長の定義」について解説します!

私の就活の軸は「成長」

私は「成長できる環境が整っているかどうか」を軸にして就活を行い、ベンチャー企業を志望していました。

ほかにもいくらか就活の軸はありましたが、この「成長できる環境が整っているかどうか」を最も大切にしてアピールを行いました。
面接で「あなたの軸はなんですか」と聞かれた際にはこれを主に答えます。

志望理由や志望動機にこの「成長」というワードを盛り込むことも多かったです。

「成長」が就活の軸・志望理由である就活生は多い

「成長」が就活の軸・志望理由である就活生は多いと思います。

特にベンチャー企業を志望する就活生は
「成長」を軸・志望理由に掲げていることが多いと感じています。

これはSNSやYouTubeで活躍するインフルエンサーの影響が大きいのではないでしょうか。

最近では、
「成長するために、稼げる人材になるために、大手ではなくベンチャーに行くべき」
というインフルエンサーの主張をよく見かけます。

このため、「ベンチャー=成長できる」という固定観念を抱く就活生が増えていると思います。

私もこのようなインフルエンサーの主張に影響された一人です笑

この流れの中で、
ベンチャー企業の人事は就活生の「成長」というワードを聞き飽きていると考えています。

「成長」は曖昧な言葉

まだ私が就活を始めたばかりの頃、とある企業の面接で自分の就活の軸として「成長」を挙げたとき、私はこのような質問を受け、思わず「ドキッ」っとなりました。

「『成長』って何ですか?」

私は言葉に詰まり、しばらくこの質問に答えられませんでした。

確かに「成長」は曖昧な言葉です。

これまでに「成長」の定義や、「成長」とは具体的に何なのかを、私は深く考えたことがありませんでした。

私はこれ以降、「成長」を
「定量的な成果を向上させること」
「後輩や部下に仕事を教えられるようになること」
「自分なりの仕事のやり方を作り出すこと」
であると自分なりに定義しました。

この後ほかのベンチャー企業の面接でも何度も「成長の定義」を聞かれました。

このようにベンチャーの面接で「成長の定義」が聞かれる理由としては、上記のように企業側が就活生の「成長」という言葉を聞き飽きていいます。
そのような状況で就活生の志向性を探り、どれだけ「成長」に本気なのか、どれだけ自社の方向性やビジョンにマッチするか知りたいからではないでしょうか。

自分なりに「成長」を定義しよう

「『成長』って何ですか?」という質問に対する明確な答えはありません。

企業が求める「成長の定義」が存在する場合もありますが、
ほとんどは自分なりに、自分の言葉で、自分の志向性に合わせ、論理立てて「成長」を定義していれば問題ありません。

ベンチャー企業を志望していて、「成長」を就活の軸や志望理由にしている人は
今すぐに自分にとって「成長」とは何なのか、考えをよく練ってみましょう。

【体験談】ベンチャーの面接では「裁量権の定義」「市場価値の定義」が聞かれる

この項目でも私の体験談をもとに、面接でよく聞かれる定義の言葉について解説します。

「裁量権」が就活の軸・志望理由である就活生も多い

ベンチャーを志望する学生には「裁量権」を軸にしている人も多いです。
「成長」の条件として「裁量権」を挙げることも多々あります。

私の経験上、この「裁量権の定義」もベンチャーの面接でよく聞かれます。

「裁量権」という言葉を使っても、
実際にどういったものなのか、具体的に働いている姿を思い描いて、定義できている就活生は少ないです。

「裁量権」を就活の軸や志望理由にしている就活生は、改めてそれが何なのか自分なりに考えてみましょう。

「市場価値」が就活の軸・志望理由である就活生も多い

ベンチャー志望の就活生がよく使う言葉として「市場価値」も挙げられます。
この言葉もインフルエンサーの影響で広がっていったと考えています。

この「市場価値」という言葉も曖昧なので、
ベンチャーの面接でよく定義を問われます。

この言葉を使っている人は面接で突っ込まれる可能性が高いので、
自分の言葉で「市場価値」について語れるように、考える機会を設けましょう。

私の模擬面接での経験

私はほぼ毎日就活生に対して模擬面接をしています。

その際に「成長」「裁量権」「市場価値」という言葉を使う就活生に対して、
その定義を聞くと、詰まってしまったり、具体的に答えられなかったりする人が多いです。

これらのような言葉を曖昧なまま使っている就活生は多いということです。

逆に言えばこのような言葉をしっかり自分なりに定義して就活に臨めば、
それだけで周りと差をつけられます。

ベンチャーの面接対策ですべきこと

ここでは「成長」「裁量権」「市場価値」を自分なりに定義する以外に
ベンチャーの面接対策ですべきことを簡単に紹介します。

自己分析

自己分析が甘いと面接で何重にも「なぜ?」と繰り返し聞かれたとき、返答に詰まってしまうことが多いです。

就活の軸や志望業界・志望企業を定めたり、自己PRを考えたりすること以外に、
面接にも自己分析は役立ってきます。

詳しい自己分析のやり方はこちらの記事を参考にするのがオススメです。

業界研究

「なぜその企業を志望するのか?」という理由の前提には
「なぜその企業がある業界を志望するのか?」という理由があります。

また面接中に業界知識に関する質問が来ることもあるでしょう。

面接対策としても、しっかり業界研究を行いましょう。
例えばIT業界なら【就活生向け】IT業界研究の進め方をみながら業界研究をするとスムーズにできます。

企業研究

面接対策としても企業研究はとても重要です。
特に逆質問の対策として、しっかりと企業研究をやる必要があります。

企業研究のやり方は【就活生向け】企業分析のやり方4ステップで学べます!
是非合わせてご確認ください!

よくある質問を把握し、想定問答を考える

ある程度、面接でされる質問というのは決まっているので、その予習・準備をしっかりしましょう。

【面接】問われることの多い質問集によくある質問がまとまっています。

事前にこんな質問がくるだろうと把握しておくと、面接時に答えに困ることがなくなるので要チェックです。

面接対策の動画を見る

最近では、YouTubeに面接対策の動画もたくさんアップロードされています。
ぜひ視聴して勉強しましょう。

CheerCareer運営会社の社長も面接対策の動画を上げています。

慣れ

結局は「慣れ」が一番大切です!

実際の面接の場数を踏むのはもちろん、
キャリアセンターやOB・OG、就活サイトの模擬面接に参加してフィードバックをもらったり、
自分の面接を録画して客観視したりする機会を設けましょう。

ここまで読んだ方はお気づきかと思いますが、
冒頭で「ベンチャーの面接対策ですべきこと」と書きましたが、
大手でもベンチャーでも基本的な面接対策は同じです笑

大手でも・ベンチャーでも面接では自分の言葉を定義しよう

いかがだったでしょうか。

私は就活でベンチャー企業しか受けていなかったので、
ベンチャー企業で「成長」「裁量権」「市場価値」の定義がよく聞かれると主張しましたが、
このような「定義」は大手でも十分に聞かれる可能性があります。

改めてESや面接で自分が使っている言葉の「定義」を考えてみましょう。
特に自分の就活の軸や将来の夢、志望動機、
志望理由に関わる言葉の「定義」は非常に重要です。

またベンチャー志望の学生は
ベンチャー特化型就活サイト チアキャリアがおすすめです!

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自分の言葉の定義づけの一助にもなるかと思います!

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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