インターンシップとは?~新たな制度についても詳しく解説~

長期インターン

インターンシップとは?~新たな制度についても詳しく解説~

就活でよく耳にする「インターンシップ」

重要であるのは分かっていても、
「なぜインターンシップに参加するのか?」
「どんな種類があるのか?」
「どのような準備をする必要があるのか?」
など疑問を抱えている方もいると思います。

そこで今回はインターンシップの目的や探し方、注意点などを詳しく解説します。また、25卒以降の就活生に適用される新たなインターンシップの制度についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

    目次
    1.インターンシップとは
    2.インターンシップの目的
    3.インターンシップの種類
    4.インターンシップの探し方
    5.インターンシップに参加する上での注意点
    6.よくある質問
    7.おわりに

インターンシップとは

インターンシップとは、学生が在学している期間中に企業で就業体験や実践ワークができる活動です。

業界・企業理解や自分の適性を知ること、さらにスキルや知識を向上させることができ、多くの就活生が参加しています。

また、採用直結インターンシップへの参加が25卒以降の学生から可能になり、インターンシップでの評価が選考に直結するため、今まで以上にインターンシップに参加する価値が高まっています。

関連記事:インターンシップとは?基本的な知識から選び方、おすすめ企業を紹介!

インターンシップの目的

①業界・企業・職種研究

実際に企業の中で仕事を体験することによって、企業を知るだけに留まらず、業界の特徴や流れ、具体的な職種の内容や意義を理解することができます。社員の方などと積極的にコミュニケーションを取ることで、為になる情報を得ることができるでしょう。

関連記事:就活の業界研究のやり方を徹底解説!業界研究の方法、おさえるべきポイントは?

②自己分析をより深める

実際に仕事を体験することによって、自分に適している仕事内容や環境であるかどうかを確認することができます。様々な企業のインターンシップに参加して自分の適性を理解することによって、仕事選びの軸が明確になるでしょう。

関連記事:【自己分析のやり方がわからない24卒必見!】自己分析のフレームワークを大紹介!

③社風や仕事内容の理解

ホームページや説明会の情報では確信が持てない、社風や具体的な仕事内容を理解することができます。インターンシップを通して多くの社員と関わったり、様々なタスクに触れることによって、自分に合っているかどうかを認識することができるでしょう。

④内定への足がかり

インターンシップが採用に直結するようになったため、活躍ぶりが選考に大きく影響します。当然インターンシップに参加していない学生に比べると、熱意や志望動機に対する説得度も異なるため、選考でのアドバンテージが生まれるでしょう。

インターンシップの種類

2023年度に「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」が、従来のインターンシップを以下の4タイプに分類しました。そして、特定の要件(就業体験、実施期間等)を満たした③と④のタイプのみがインターンシップに該当します。

出典:採用と大学教育の未来に関する産学協議会「採用と大学教育の未来に関する産学協議会2021年度報告書 「産学協働による自律的なキャリア形成の推進」」p.27
https://www.sangakukyogikai.org/_files/ugd/4b2861_80df016ea6fe4bc189a808a51bf444ed.pdf

①オープン・カンパニー

企業や就活サイト、大学のキャリアセンターによる説明会やイベントを指します。社員や人事による講演会や座談会、職場見学なども含まれるため、業界・企業理解に役立つ場であると言えます。

②キャリア教育

主に大学が企業と協働して正課・正課外で行うプログラムで、ゲストスピーカーによる講話やグループワーク、フィールドワークなどを通して、自身のキャリアを考えたり、キャリア形成に必要な能力や職業観などを身につける場であると言えます。

③汎用的能力・専門活用型インターンシップ

職場での就業体験(参加日程の半数以上)を有するプログラムになります。就業体験や社員からのフィードバックを通して、仕事のイメージや自分の適性、強みを理解することができるでしょう。
※汎用能力活用型:5日間以上 専門活用型:2週間以上

④高度専門型インターンシップ

大学院の修士・博士課程を対象に長期間就業体験を行うプログラムです。自分の専門分野に近いインターンシップに参加できるため、具体的なキャリア形成や自身の研究に磨きがかかるでしょう。
※ジョブ型研究インターンシップ(理系):2ヵ月以上 高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ(文系):2週間以上

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インターンシップの探し方

①逆求人型のサイトやイベントを活用する

逆求人型の就活サイトや就活イベントでオファーをくれた企業から探す方法もあります。企業側が興味を持っているため、インターンシップにおける選考が優遇される可能性があるでしょう。

関連記事:逆求人サイトとは?メリット・デメリットとおすすめサイト9選を紹介

②オープンカンパニーに参加する

少しでも気になっている業界や企業があれば、オープンカンパニーと呼ばれる企業や就活サイトなどが行う説明会やイベントに先ず参加して見ましょう。インターンシップの詳細や体験談などを聞くこともできるかもしれません。

③プログラムの内容から探す

興味のある業界や企業が特にない人は、プログラム内容から探すと良いでしょう。実施期間や規模感、どのような体験ができるのかなどを吟味した上で、自分に合ったものを選びましょう。

インターンシップに参加する上での注意点

①報酬目的で参加をしない

インターンシップは就職活動に活かすために参加するものであり、お金を稼ぐためのものではありません。業界・企業理解や適性の有無、社会人としてのスキルを身につけることなどが本来の目的であるため、決して報酬目的で参加しないようにしましょう。

②服装や髪型に注意する

就業体験を行う以上、その企業で働く一社員であるという自覚を持たなくてはいけません。後の選考に影響を及ぼさないためにも、好印象を与える服装や髪型でインターンシップに参加しましょう。

③最後までやりきる

パワハラや法律違反などがある場合を除いて、最後までインターンシップはやりきりましょう。自分が描いていたイメージとは違う場合もあるかもしれませんが、気持ちを切り替えて一生懸命やれば何かを得られるはずです。また、途中で辞めることで企業や学校に迷惑がかかる可能性もあるため、いい加減な気持ちで途中辞退はしないようにしましょう。

よくある質問

①インターンシップとアルバイトの違いは何でしょうか?

企業にとってアルバイトは労働力の確保であり、インターンシップは学生に仕事を体験してもらう目的があります。また学生にとってアルバイトは主に給料を得ること、インターンシップは就業体験や企業理解、スキルを身につけることを目的としています。

②インターンシップには何社ほど参加すればよいのでしょうか?

マイナビの調査によると、平均で6~7社ほどに参加しているようです。ただし、闇雲に明確な目的もなく何社も受けると意味のないものになってしまい、学業との両立もできなくなってしまうため注意しましょう。

出典:マイナビ2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月) 
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2023/01/2024IS_2023.12.pdf

③インターンシップに必ず参加しなければいけないのでしょうか?

インターンシップに参加していない場合でも採用される可能性はあるので、必ず参加しないといけないというわけではありません。ただし、参加しないことで他の就活生と差がつかないように、学業やサークル活動、課外活動などに力を入れて取り組みましょう。

おわりに

今回はインターンシップについて説明しました。
インターンシップが採用に直結できる形になったため、25卒以降の就活生は参加する価値がより高くなったと言えます。

ただし、自分なりに明確な目的を持って参加しなければ、何かを得ることができないかもしれません。
参加する前に、しっかりと自己分析や業界・企業研究などを行っておくことが重要です。

チアキャリアでは就活適性検査やキャリア面談などを通して自己分析のノウハウを学ぶことができます。

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この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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