長期インターンとは?メリットやデメリット・おすすめの探し方や体験談までご紹介!

長期インターン

長期インターンとは?メリットやデメリット・おすすめの探し方や体験談までご紹介!

「長期インターンって何?行く意味はあるの?」
「どうやって長期インターン先を探せばいいのかわからない…」
というふうにお悩みではありませんか?

そこで、この記事では長期インターンに関するお悩みを「チアキャリア」が専門的な観点から解決します。

具体的には

  • 長期インターンとは?期間と特徴
  • 長期インターンと短期インターンの違い
  • 長期インターンとアルバイトの違い
  • 長期インターンのメリット・デメリット
  • 長期インターンはいつから始めるべきか
  • 長期インターンで募集される主な職種
  • 長期インターンシップを経験した人の体験談
  • 長期インターン参加までの流れ
  • 長期インターン先の探し方3つ
  • 長期インターンにまつわるQ&A
  • 長期インターンシップに興味がある方はチアキャリアがおすすめ

の順番にご紹介していきます。

この記事を読めば、長期インターンのメリット・デメリットがわかるので、就活生はぜひ参考にしてください。
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長期インターンとは?期間と特徴

長期インターンとは、3カ月以上の中長期にわたって企業の業務に従事するインターンシップのことです。

長期間企業の実務に携わることができ、仕事内容や業界に対する理解が深まるだけでなく、就職に役立つ実践的なスキルが得られます。

基本的に学年を問わず参加可能で、給与も支払われるのが特徴です。「インターン期間中、アルバイトができず収入を得られない」という心配もありません。

ベンチャー・スタートアップ企業で募集されていることが多く、比較的裁量の大きい仕事を任せてもらえます。

長期インターンと短期インターンの違い

長期インターンと短期インターンの違いは、期間の長さです。長期インターンが3カ月以上であるのに対し、短期インターンは1日〜10日程度で実施されるインターンシップです。

期間以外にも、次のような違いがあります。

長期インターン 短期インターン
勤務期間 3か月~1年程度 1日~10日程度
給与 あり 原則なし
参加学生 学年問わず(院生も含む) 主に就活中の大学3年生
インターン内容 社員と同じ実務 会社説明会、グループディスカッションなど
開催企業 主にスタートアップ・ベンチャー企業 あらゆる企業

短期インターンは、長期休暇中に開催される「サマーインターン」「ウィンターインターン」、1日限定の「1dayインターン」もあります。

短期は「仕事を経験する」よりも「深く業界・企業のことを知れる」という側面が強く、企業の説明会的な要素の強いインターンだと言えるでしょう。

原則無給で実施されますが、企業によっては優秀者に対して賞金を出すことがあります。

長期インターンとアルバイトの違い

給与が支給されるという部分で「長期インターンはアルバイトと同じじゃないの?」と思う方がいるかもしれません。

しかし長期インターンの場合は、「仕事を経験するのが目的」「より責任感が求められる」といった特徴があります。

長期インターンとアルバイトでは、具体的に次のような違いがあります。

長期インターン アルバイト
目的 仕事を経験すること 収入を得ること
仕事の傾向 マニュアルに頼らない マニュアル通り
責任の大きさ 大きい 小さい
就活でのアピール 強い 弱い

このように見れば、給料が得られるという共通点以外は、大きな違いがあることがわかるでしょう。長期インターンを経験すれば、アルバイトよりも就活で話せる内容に深みが増します。

また与えられる仕事の裁量が大きく、アルバイトでは経験できないような業務を任されることもあるでしょう。もちろん過失による遅刻や欠勤などは厳禁で、アルバイト以上に迷惑がかかってしまいます。

長期インターンは、正社員と同じように扱われるのが一般的です。

関連記事: インターンシップとは?~新たな制度についても詳しく解説~

長期インターンのメリット・デメリット

長期インターンに参加するメリットとデメリットは以下の通りです。

【長期インターンのメリット】

長期インターンのメリット

  • 仕事の向き・不向きが確かめられる
  • 実務経験が就活に活きる
  • 給与を得ながら職場体験できる
  • 多くの人間関係が生まれる

メリット①仕事の向き・不向きが確かめられる

長期インターンに参加すると、仕事に対する向き・不向きなど適性がわかります。

長期間実務に携わるので社員の業務範疇と差が少なく、実際に働いたときのイメージが掴みやすいからです。

例えば、長期インターン参加によって以下のような業務の具体化が得られるかもしれません。

  • 営業の場合:「モノを売る」→「賛同を得るための提案力・提案に必要な知識・企画力が必要」
  • Webデザイナーの場合:「デザインをする」→「5W1Hを理解し目的を遂げられるデザインに落とし込む」

実際の経験を得たうえで仕事のイメージが持てるため、自分の性格や考え方と向いているかを正確に判断できるのが、長期インターンシップのメリットです。

メリット②実務経験が就活に活きる

長期インターンで実務経験を積めば、就活でも有利に働きます。

就活ではエントリーシートや履歴書に記載する情報を増やし、面接で語れるエピソードを増やすことも重要です。具体的に経験した仕事を伝えることができれば、「即戦力として役に立つ人材」として大きな評価が得られる可能性も高くなります。長期インターンに参加していなかったライバルに対しても、大きなアドバンテージが得られるでしょう。

また間近でビジネスの成長を見ることができ、企業・組織の仕組みに対する理解が深まることで、面接でも志望動機に納得感が生まれます。

社会人の基礎力が身についた状態で面接に挑めるため、多くの就活生が応募する大手企業の面接でも有利になるでしょう。

メリット③給与を得ながら職場体験できる

長期インターンであれば、勤務先企業から給与をもらいながら職場体験ができます。

アルバイトによる収入を得られないという心配の解消という面で、金銭的なメリットもあるでしょう。
就活生の皆さんは学生さんなので、企業で職場体験をしながら給与がもらえるのは、ありがたいことですよね。

そもそも企業が学生に給与を与えているのは、業務に対する「責任感」を持たせるためです。文部科学省も、インターンシップは有給で実施することを推奨しています。

出典:文部科学省「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」

もし給与が発生せずただ体験をするだけでは、学生が真摯に仕事に向き合うことが難しくなってしまうのです。長期インターンでは「給料を得ながら仕事をする」という社会人の体験ができます。

経験を積むことが目的とはいえ、業務と真面目に向き合わなければ有益な体験は得られないでしょう。メリットであることに違いはありませんが、インターンシップに参加する学生さんも「給与」をもらうからには、しっかり学ばなくてはなりません。

メリット④多くの人間関係が生まれる

長期インターンを通じて、さまざまな人間関係が生まれるというメリットがあります。

なぜなら長期インターンは、役員や採用担当者と一緒に仕事を進める機会が多いからです。また立場が同じインターン生とも協力しながら業務に取り組むので、学生同士の横のつながりも強くなっていきます。

さらに社内だけのつながりだけではありません。営業やマーケティングのように顧客と関係を築く仕事に従事すれば、他の企業とも関わることもあるでしょう。長期インターンで成果を上げられれば、あなたの活躍が誰かの目に留まり人脈が広がる可能性もあります。

就活中に長期インターンで関わった人と出会うことがあれば「あのときの学生さんだ」と思ってもらえることもあるのです。ちょっとした縁がきっかけとなり、自分の就活の選択肢が大きく広がることもあるでしょう。

人脈の広がりという意味でも、長期インターンに参加するメリットは十分にあります。

### 【長期インターンのデメリット】 ここからは長期インターンのデメリットについてです。 改めて、デメリットについても以下に整理しました。 長期インターンのデメリット * 多くの職場を経験できない * 学業・プライベートとの両立が難しい * 働くことに対する責任が重い * 採用のハードルが高い ### デメリット①多くの職場を経験できない 長期インターンでは、短期インターンほど多くの職場を経験できません。 なぜなら**長期インターンは、1社の企業で3カ月から半年以上勤務するからです。**長期インターンで実務を通して経験を積み、社会人としての感覚を養えることはメリットですが、滞在する企業や業界の考え方に偏る可能性もあります。 広い視野や経験を積んでおきたい人にとっては、短期インターンのほうが向いていることもあるでしょう。短期インターンであれば、期間は1日から参加できますので、複数の業界、複数の企業で経験を積めます。 「在学中に多くの企業と触れ合って視野を広げたい」という考えを持つ学生からすれば、長期インターンはやや不向きと言えるかもしれません。 ### デメリット②学業・プライベートとの両立が難しい 長期インターンでは、学業やプライベートとの両立が難しくなるケースもあります。短期とは違い、まとまった勤務時間や期間が必要になるからです。 長期インターンは平日の日中で週2~3日・1日8時間といった勤務時間になることも多く、学校の時間割を見たうえで、空きコマを調整しなければなりません。業務裁量が大きいため、上手くスケジュールを管理しないと、プライベートの時間を取られてしまうリスクもあります。 そのため長期インターンは、学校の単位取得がほぼ終わっていたり、スケジュールに余裕があったりする学生に向いているとも言えるでしょう。 ### デメリット③働くことに対する責任が重い 長期のインターンシップに参加すると、裁量の大きい仕事を任せてもらえるので責任が重くなります。なぜなら企業は、長期インターン生を「仕事を体験しにきた学生」ではなく「貴重な戦力」として捉えているからです。 長期インターンでの実務は、アルバイトのようにマニュアル通りにはいきません。働いている社員と同等の扱いを受けるため、求められるクオリティも社員と同等です。就業規則は守らなければならないうえ、遅刻や無断欠勤はもちろん許されません。 「うっかりお客様の対応を忘れてしまった」というようなことは許されないでしょう。めんどくさいから、しんどいからといった自分勝手な理由で途中で投げ出すこともできません。 言い方を変えれば「実際の業務に携わる」「お客様を自分で持つ」という部分で責任を持って仕事ができるので、大きな成長につながるというメリットでもあります。 ### デメリット④採用のハードルが高い 長期インターンは、採用されるハードルが短期に比べても高めであることがほとんどでしょう。 企業は学生であっても、長期インターンは成果を期待しているため「採用を慎重に進めたい」という気持ちがあるからです。長く働いてもらうことが大前提であり、働く意欲が高く優秀な学生を欲しいと思っています。 長期インターンに参加したいのであれば、企業研究や自己分析など、3年生が始める就職活動同様に入念な準備が必要です。 例えば「なぜ自社で働きたいのか」「長期インターンでどのような成果を上げたいか」などが面接で聞かれることがあります。しっかりと面接対策をしておかなければ、採用されるのも難しいでしょう。 長期インターンから得られるものはたくさんありますが、決して簡単に採用されるものではないのです。 関連記事: [【短期or長期?】期間別にインターンのメリット・デメリットを徹底解説!](https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/970) ## 長期インターンはいつから始めるべきか 結論から言えば、**長期インターンはできるだけ早い時期に始めた方が良いと言えるでしょう。** なぜなら多くの学生が長期インターンシップに参加したいと考えていながらも、実際に参加している人数は少ないからです。 大学生向けSNS「Dtto(ディット)」の「長期インターンシップと就職活動」に関するアンケート調査によると、**「長期インターンに参加したい」という学生は46%いる**ことがわかっています。 しかし就職白書2020では、インターンに実際に参加した人は1カ月以上の期間で5.2%、3カ月以上の期間で参加者が2.9%という統計が出されました。 つまり**「長期インターンに参加したくても思うように採用をもらえない」といった事情が考えられます。** 出典:PR TIMES[「2022年 長期インターンシップと就職活動」](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000077416.html) 出典:就職みらい研究所[「就職白書2020(P17)」](https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/hakusyo2020_01-48_up-1.pdf) なお2020年1月に経済産業省が調査した内容によると、長期インターンは3年生から始める学生が多いですが、他のインターンシップと比較すれば低学年から参加開始する傾向があります。 出典:経済産業省[「新入社員(新卒1~3年目)に対するアンケート調査結果(P14)」 ](https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/intern/PDF/03_R1_sinnyuusyain.pdf) これらから、長期インターンは参加率は低いものの、参加したい気持ちのある学生は多いということがわかります。ライバルが多い傾向にあり、早くから準備していればその分アドバンテージがあると言えるでしょう。今後さらに参加率が伸びていく可能性もあります。 3年生から長期インターンシップに参加しようとしても、ESや面接など選考で苦戦してしまうかもしれません。1年生から参加すれば余裕を持って選考に臨めるうえ、就活本番でも十分な時間を割けるようになります。 ## 長期インターンで募集される主な職種 ベンチャー・スタートアップ企業の長期インターンでは、主に次のような職種が募集されています。 * 営業 * コンサルタント * Web・SNSマーケティング * システムエンジニア それぞれの仕事内容や特徴、募集内容について見ていきましょう。 ### 営業 長期インターンでも特に多いのが、営業職の募集です。営業は、自社のモノやサービスを顧客に勧めて契約を結ぶことをミッションとしています。 長期インターンでは、新規顧客を見つけるための企業調査やプレゼン書類の作成などを任されることがあります。いずれに関しても自社製品やサービスの特徴や強みなど、事前に基本的な知識を身につけておくことが必須です。 そのほか直接企業へアポイントメントを取ることもあるでしょう。訪問、あるいは電話やメールなどを活用して日程を調整していきます。 長期インターンでは、先輩社員に同行して商談に参加するのが一般的です。顧客の課題を聞き取るヒアリングの仕方や課題解決に結びつく提案方法など、勉強になることがたくさんあるでしょう。 なお長期インターンの営業は、既存顧客を対象とするルート営業と新規顧客を対象とする新規開拓営業がありますが、企業によって募集は異なります。 ### コンサルタント 次に多いのがコンサルタントの仕事です。コンサルタントは、問題を抱えている企業に対して経営戦略や業務改善策を提案してサポートに回ります。コンサルタント業界が取り扱う分野は、戦略系コンサルやITコンサルなど企業によってさまざまです。 長期インターンの場合、主に電話・メール等で顧客対応するといった内勤を任されます。コンサル業務で必須の調査や分析、課題の洗い出しなどについては、計画から実行フェーズに至るまで先輩社員から学んでいくことになるでしょう。 優秀な学生なら、プロジェクトの結果や提案をまとめて、クライアントへプレゼンテーションを任されることもあります。 コンサルタントは求められるレベルが高い職種ですが、経験すればリサーチ力やデータ分析力、倫理的思考力など市場価値の高いスキルが得られる仕事です。 ### Web・SNSマーケティング 長期インターンは、Web・SNSマーケティングの募集もあります。Web・SNSを活用して世間のニーズを調査し、自社製品やサービスを売り込むのが仕事です。SNSは、皆さんが日ごろ使っているようなInstagramやTwitter、Facebookなどが主流コンテンツとして挙げられます。 長期インターンの場合、市場リサーチや宣伝活動、得られた効果の検証等を任されるのが一般的です。 市場リサーチは「顧客が求めているものは何か?」を知る目的で、モニターアンケートやユーザーインタビューを実施します。顧客ニーズがわかったあとは、広告やSNSを活用して、実際に宣伝活動をしていきます。最終的に、市場リサーチと広告活動で得られた効果について検証が必要です。「どれくらい認知度が上がったか」「顧客はどれくらい増加したか」など、費用対効果を踏まえながら検証していきます。 Web・SNSマーケティングを経験すれば、情報収集スキルやデータ分析スキルだけでなく、世間のトレンドの動きについても理解が深まるでしょう。 ### システムエンジニア IT人材が不足している昨今、システムエンジニア(以下SE)は募集が多く出されています。SEはクライアントの要望を受けて、プログラムの設計をする仕事です。実際のプロジェクトに参加することで、実務的なエンジニアスキルが身につけられます。 長期インターンでは、システム開発業務の一部を経験できます。SEのプロジェクトは、要件定義からリリースまでの一連の流れがありますが、長期インターンはリリース前のテスト工程を任されることがほとんどです。 また慣れないうちは、比較的理解のしやすいシステム運用・保守を任されることがあります。優秀な学生であれば、パッチプログラムの開発といった一段階上のレベルに位置する仕事を経験できることもあるでしょう。 SEは黙々と作業をするイメージを持たれがちですが、クライアントの要望を聞き出すためのヒアリングが重要です。そのため長期インターンに参加することで、技術的な部分だけでなく傾聴力を含めたコミュニケーション能力も培われていきます。
## 長期インターンシップを経験した人の体験談 ### 長期インターンをして良かった、メリットに感じたと思う人の口コミ * 裁量とスピード感があり、成長を実感できた。 * 社長直下の長期インターンだったため、決済者の動きを間近に見ることができ、ビジネスの勉強になった。 * 自分が向いている仕事と向いてない仕事が見えたので、就活の企業選びに役立てられた。 ### 長期インターンは悪かった、デメリットであったと感じた人の口コミ * 就活に割ける時間がなく、企業分析・業界研究などが疎かになってしまった。 * 責任が重く、プレッシャーになる部分が多かった。 ## 長期インターン参加までの流れ 長期インターン参加までの具体的な流れは、主に次のとおりです。
  • 長期インターンを探す
  • 企業に応募する
  • 選考を受ける
  • 内定を承諾する
  • インターンに参加する

長期インターンを探す

まず長期インターンを探すところから始めましょう。長期インターンは企業の特設サイトのほか、就活サイトやインターンシップに特化した求人サイトなどから探せます。

ほかにも下記のような手段で探すことが可能です。

  • 大学のキャリアセンターで紹介してもらう
  • 大学のインターンイベントに参加する
  • SNSで募集を見つける
  • OB・OGの紹介を受けるなど

まずは興味のある企業のサイトを訪問して、長期インターンに関する情報が出されていないか、情報を隈なくチェックすると良いでしょう。

企業に応募する

気になる募集があれば、履歴書を準備して企業に応募・エントリーしましょう。

Web受付やメール応募、郵送など企業によって応募方法はさまざまです。募集概要を確認して、応募方法を事前に確認しておきましょう。

また応募期限を厳守して、書類は不備なく漏れがないように提出することが大切です。

なお長期インターンはライバルも多いので、一つに絞らず複数の企業に応募しておきましょう。


長期インターンを募集している企業探しには就活サイトがおすすめです。ぜひ以下の記事を参考にしてくださいね。
【25卒・26卒最新】人気就活サイトおすすめ9選比較!サイト毎の特徴やメリットをご紹介。
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選考を受ける

応募後はエントリーシートの提出が求められて、選考が始まります。多くの場合、適性検査、筆記試験、面接などを実施するのが一般的です。

面接では、一般的な就職活動と同じように自己PRや志望動機などが聞かれます。自己分析やスキルの棚卸などをして、当日話せるような材料をしっかりと集めておきましょう。

筆記試験の内容や面接回数は企業によって異なるため、募集要項や案内には十分に目を通しておくことが大切です。

内定を承諾する

選考に合格すれば内定が出されます。採用担当者と労働条件を確認して、その内定を承諾するかどうか判断しましょう。

学生の長期インターンはシフト制が一般的なので、承諾する際は自身のスケジュール調整も必要です。

複数の企業から内定をもらっているときは、相手に迷惑がかからないようにできるだけ早く内定辞退の連絡を入れておきましょう。

内定辞退は連絡を無視するのはNGです。感謝の気持ちを伝えて、理由を正直に伝えるようにしましょう。

インターンに参加する

内定を承諾すれば、いよいよインターン生として企業で長期間働くことになります。

働くときの服装や出勤初日に必要なものをしっかりと確認して、万全の体制で当日を迎えましょう。

長期インターン先の探し方3つ

長期インターンシップに参加する企業を探すには、以下の3つの方法があります。

長期インターン先の探し方<br>

  • 自分が気になる業界や職種から探す
  • 立地やシフトなど勤務条件から探す
  • 企業規模から探す

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

長期インターン先の探し方①自分が気になる業界や職種から探す

自分がキャリアとして考えている業界や職種があれば、その中でインターン先を探しましょう。長期インターンを通じて、業界・職種のリアルな情報が手に入るからです。

就活には業界研究が必須です。業界研究を行うためにはインターネットの情報やOB訪問などさまざまな手段がありますが、気になる業界をインターン先に選ぶことで、実際に働きながら自然と業界研究ができます。

まだ業界や職種を絞れていない場合は、以下の記事を参照するのがおすすめです。志望業界を絞るためのアプローチ方法を解説しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:【就活における業界研究】誰でも出来る!志望業界を絞るおすすめワーク

長期インターン先の探し方②立地やシフトなど勤務条件から探す

授業やアルバイトなどでインターンに割ける時間が確保できないという方は、企業の立地やシフトからインターン先を探すと良いでしょう。出勤時間の短縮や勤務時間帯を調整できるからです。

大学3・4年生であれば単位取得もほぼ終わっており、インターンにも存分に時間を取れます。しかし大学1・2年生だと学業も忙しく、勤務日数や勤務時間の関係上参加できないインターンも多いでしょう。

さらに他都道府県など遠い立地のインターン先を選択すると、学業との両立に無理が出てしまいます。

学生の本分は学業です。卒業しなければ就職ができないということを念頭に置いて、今の状況と照らし合わせてインターン先を選びましょう。面接から実際の業務まですべてをリモートで実施している企業もあるため、遠方でも参加できるものがあります。

以下のページより勤務エリアや各種特徴から企業検索ができるので、希望条件に沿った企業がインターン生を募集しているか確認してみてはいかがでしょうか。

企業検索 | ベンチャー・成長企業からスカウトが届く就活サイトチアキャリア

長期インターン先の探し方③企業規模から探す

インターン先の企業規模によって得られる経験が変わります。人数規模によって任せられる業務の裁量や環境に違いがあるからです。

例えば社員数10人以下の企業であれば、人数が少ない分関われる仕事が多く、経営陣との距離感も近くなります。目の前でノウハウを学べるので、高い成長が見込めるでしょう。しかし人手不足から環境的には社内制度が整っていなかったり、オフィス内が整頓されてなかったりするかもしれません。

一方、社員数が100名を超えて株式上場している企業であれば、社内制度が整っている可能性があります。優秀な先輩社員がいることも期待でき、多方面から刺激を受けられるでしょう。しかし一人あたりの業務の裁量は小さくなるため、「大きな経験ができなかった」ということがあり得ます。

このように企業規模の大小によるそれぞれのメリットを踏まえながら、インターン先を探すと良いでしょう。

ベンチャー企業と大手企業の違いが具体的にわからない方は、以下の記事を参照してみてください。自分にとって、ベンチャー企業と大手企業のどちらがマッチするかという点についての考え方を解説しています。

関連記事:ベンチャー企業と大手企業、新卒で入るならどっちがいいか?

## 長期インターンにまつわるQ&A 多くの学生さんが思い浮かべるであろう、長期インターンにまつわる次の疑問についてお答えしていきます。 * 長期インターンの一日の勤務時間は? * 長期インターンを辞めたいときは? * 長期インターンに参加するときの服装は? ### 長期インターンの一日の勤務時間は? 長期インターンの就業時間は企業のプログラムにより違いはありますが、一般的に「平日週2〜3日以上・1日3〜6時間」です。勤務時間の長い企業であれば、8時間程度になることもあります。 例えば大学の予定がない日に参加する、午前中は大学で授業を受け午後からインターンに参加するといった働き方が可能です。 勤務時間が決められている場合でも、多くの企業はテスト期間や合宿等学生の予定は理解してくれます。勤務時間が不規則になりそうなときは、あらかじめ担当者に相談しておきましょう。 ### 長期インターンを辞めたいときは? 長期インターンは辞めたいときに辞められます。学生という立場であるため、やむを得ず調整ができなくなることもあり、企業も事情を汲み取ってくれるでしょう。 とはいえ、すぐに辞めるとなれば企業へ大きな迷惑がかかります。そのため退職日の1カ月前には上司や店長など責任者に相談しましょう。 電話やメールなどではなく対面で直接伝えることで誠意が伝わり、円満にインターンを終えることができます。 ### 長期インターンに参加するときの服装は? 長期インターンの服装はスーツやオフィスカジュアル、私服など企業によってさまざまです。指定がなければ、ベーシックなカラーで清潔感のある服装にしておきましょう。 当日の服装に迷ってしまうときは、内定時に確認しておくか、入社前に電話等で担当者に確認しておくことが大切です。 ## まとめ 今回は長期インターンのメリットやデメリットについて解説してきました。 長期インターンには、 以下の4点のメリットがあります。
  • 仕事の向き・不向きが確かめられる
  • 多くの職場を経験できない
  • 実務経験が就活に活きる
  • 多くの人間関係が生まれる

また、以下の4点のデメリットもあります。

  • 学業・プライベートとの両立が難しい
  • 給与を得ながら職場体験できる
  • 働くことに対する責任が重い
  • 採用のハードルが高い

メリット・デメリットを加味したうえで、自分の想いや希望にマッチした企業をインターン先として選ぶことが重要です。希望に基づいたインターン先を探すには、当「チアキャリア」の「企業検索」がおすすめです。

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