インターン参加の目的と「有意義」にするための心構え

長期インターン

インターン参加の目的と「有意義」にするための心構え

皆さん、こんにちは!
なかなか梅雨が明けず
じめじめした日々が続きますね…

ところで最近仕事をしていてよく思うことがあります。
それは
「入社する前に長期インターンしておけばよかったかも」
ということです。

内定者として実務的なことをやっていてれば
もっと早く仕事にコミット出来るだろうにと…

しかし、かと言って学生時代への後悔があるのかというと
そうでもないのです!(ややこしくてすいません…)

なぜ、後悔ではないのか。
それは学生時代にやるべきと思ったことに取り組むことができ、
その結果としての現在に、ある程度納得しているからです。

つまり、昔も今も変わらず
長期インターン<その時にしか出来ないこと
という価値観が一貫していることにあります。

でも、この記事を読んでいる就活生の中でインターンに一度もまだ参加していない。
そんな方いらっしゃるかと思います。
日程が合わなかっただけで今後参加予定であればいいのですが

・結局まだ自分にどんな業界が合うか分からないからインターンに行けていない。
・ぶっちゃけ、インターンにわざわざ行くよりバイトして社会経験した方がいいと思っていって行く予定がない。

などなど、
インターンに行くメリットをあまり感じれず参加していない方は
是非一度本記事を読んでみてください。

今回は
マイナビが行った
「2019年度(20年卒版)新卒採用・就職戦線総括」と
(参照:https://saponet.mynavi.jp/release/resource/2019-soukatsu/)
株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソース
「2020卒-採用・就職活動の総括」
(参照:http://www.diamondhr.co.jp/report/index2)
を参考にしながら
21卒の皆さんが今後何をしたらいいのか簡単にご説明します!

1.20卒学生の就活振り返り

・インターン参加率

20卒のインターン参加率は79.9%と8割に迫る学生がインターンに参加し
これは過去最高の参加率になります。

ここで注目して欲しいのは
インターンに応募する理由で最も多いのは
興味がある企業が募集していたから。(62.9%
であって
自分に合いそうな業界の企業だから。
ではないという点です。

そしてインターンに参加する理由としてもやはり
「当該企業のことをよく知るため」(65.5%
「自分が何をやりたいのかを見つけるため」(49.5%
が最上位に来ています。

このことから、インターンに参加する方の多くが
自分に合う業界を選んでインターンに参加したのではなく
最初は「興味」から動き出し、実際によく知ろうと思って参加するのがほとんど
と言えるでしょう。

・インターン参加企業へのその後の活動

インターンに参加した後、最終的にその企業に入社を決めた学生の数は23.6%と、
19年卒の学生よりも増加傾向ではありますが、裏を返すと
7割以上の学生は
インターン参加の有無に関係しない企業へ就職を決めています。

この数値、一見すると
インターンに参加する意味がなさそうに思えるかもしれません。
しかし、一方で
「インターンシップに参加した経験は、入社企業の選択に影響しましたか?」
という質問に対しては
79.1%の学生が影響したと答えています。

つまりこのことから
インターンに参加したことで
ある程度業界を知ることができただけでなく
その業界が自分に合うかどうかの判断材料を得れた
と考えることができます。

2.就活の今後に向けて

最後に
「入社を決めた最大の理由」というものを見てみましょう。
最大の理由は
・社風がよい(6割)
・仕事に魅力を感じる(6割)
と上記2項目が突出しています。

この2項目はいずれも
インターンに参加するなど、実際に企業と接点を持つようになって初めて分かるものです。

このことは
インターンに参加したことが入社企業の選択に影響を与えた記述した数値からも
裏付けはできます。

以上の通り、冒頭で例として挙げた
インターンに参加できない・しない人が考えるインターン参加条件は
実はインターン参加者が考える参加理由や実際に得られるものと若干の乖離があると考えられます。

要するに
参加できない・しない人の多くは、**実はインター参加へのハードルを
勝手に上げてしまっている可能性がある。
*
ということです。

大事なのは参加する前ではなく、参加中、参加後にどれだけ学びを深められるかです。
ですので、まずは
「興味がある」業界・企業へ気軽に足を運んでみましょう。

加えて一つ「内定」に関して朗報があります。
20卒学生が内定をもらった企業のインターンシップに参加した時期というのは
実は夏のインターンシップよりも
オータム・ウィンターなど、まさにこの時期が一番多いのです!
動き出すのはまさしく、ここからで全く問題ありません!

ですので、今後の流れとしては
オータムインターン参加→業界・企業研究/自己分析→ウィンターインターンに参加
となってきます。

少しでもインターン参加の重要性が皆さんに伝われば幸いです。

冒頭で述べたようにインターン経験の有無で大きく異なることもあります。

問題は
「なんとなくみんながインターンに行くから」
「行かないと不安だし選考に乗り遅れちゃう」
という考えのもとインターンに参加することです。

考えなしのこの行動で限りある学生生活を無駄にして欲しくないのです。
インターンに行くと決めたのならしっかりと
目標を定め取り組むべきだし
インターンよりも優先したいことがあるのなら
全力でその物事に取り組めばいい。

いずれにしろ、全力で何かに取り組むことで
成長すること、学べることがあります。
その成長を、学びを深めるためには
自問自答し何が大切かを見極め、目標を定めることだと思います。
(たしかこんなことをサッカー元日本代表本田圭佑さんも仰ってました)

今回は精神論っぽい内容となりましたが
この夏が、これからのあなたの学生生活が
本当の意味で「有意義」になることを願っています。

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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