面接やグループディスカッション/グループワークの具体的な対策

面接対策

面接やグループディスカッション/グループワークの具体的な対策

採用選考の最大の関門である面接及びGD。
ここを突破せずして内々定は掴めません。
求められることを明確にし,準備と対策に取り組みましょう。

主な選考形式は 
①集団面接
②グループディスカッション/グループワーク 
③個別面接 
の3つですので,それぞれの選考の内容と具体的な対策についてレクチャーします。

面接やグループディスカッション/グループワークの具体的な対策

 

1集団面接

選考官1・2人に対して、学生がn人である面接形式です。
実際には学生は3人~5人である場合が多く、選考の初期に実施されるケースがほとんど。

企業が集団面接を実施する目的は、時間の効率活用であり、
一人ひとりの学生を面接する余裕がないので一括でチェックしてしまいましょう。というスタンスで企業は設定しています。

では、集団面接ならではのポイントは何か? 以下の3点を意識してください。

「質問に的確に答えること」
「与えられた時間内で回答すること」
「傾聴の姿勢で臨むこと」

もちろん個別面接でも重要なことですが、
特に集団面接では,短時間で効率的に選抜をしたいという採用側の意図を汲むことが重要です。

特に「他者の話に耳を傾けているか」という点は集団面接ならではですので、
視線や態度,姿勢等にも注意しましょう。

いずれにせよ,質問に答える時間や面接官とのコミュニケーションの時間は
少ししか与えられませんので、質問に対する的確なアンサーミートと、
自身が伝えたいことを端的にPRすることが大切
です。
 
また、集団面接は企業説明会やOBOGとの懇談会という形をとって
実施される場合もありますので、この点にも留意が必要です。

具体的なケースとしては,説明会や懇親会と見せかけて、
学生を少数のグループにして各グループに社員を配置し、
学生時代の取り組みや志望動機等のヒアリングを実施する形態は選考だと思っていただいてまず間違いはありません。

選考だと気づかずに説明会のスタンスで参加する学生が少なからずいますので、覚えておいてください。
この場合もポイントは同様ですが、単にヒアリングの姿勢ではなくて、
話し手となり可能な限り印象を強く残すスタンスが重要です。

それでも学生時代の取り組みや志望動機を話す時間が与えられない場合は、
「相手に気持ち良く話しをさせてあげる」ことで評価されやすい傾向がある。
ということを意識しておくと良いでしょう.
 
いわゆる「人は自分の話を聞いてくれる人が好きである」理論です。
そのため、上手に相手(選考官)に話をさせてあげると評価が高くなり易くなります。

そして、不慣れな選考官ほど往々にして本人がしゃべります。
特にグループヒアリングでは学生一人ひとりに話を詳しく聞く時間が取れないため、
自身が話したい(自慢したい)と思っている内容について、
的確な質問をしたり,好意的なリアクションをされると、
その相手が優秀である/一緒に働きたいという評価を下す傾向が強い
です。
 
このタイプの選考官は結構な割合で存在し、
かつ少し話すだけで判別できる場合が多いので、是非この点を意識しましょう。

 

2グループディスカッション/グループワーク

学生を一定数(4人~8人程度)にグループ分けし、
課題/テーマを与えて、それに対する取り組み姿勢や成果を評価する形式の選考です。

面接だけでは確認ができない「対人調整力」と「個人能力」を確認する目的があり、
選考フローの初期段階で積極的に取り入れられています。

地頭の良さや性格が面接とは違った観点から見えるため、
ごまかしが効きにくい選考といえるでしょう。
問題解決力とも表現されますが、議論を前進させる推進力、
課題を明確にして解決策を提示できること等が評価ポイントになります。
 
対策としては、自身がやり易い/自身に適した役割を見つけることが重要です。
構成メンバーや題目に影響を受ける部分が大きいため、
リーダー役やサポーター役が良い等は一概には言えません。

とにかく議論を生産的に前に進めることを心がけ、
自身ができる役割でアプローチしましょう。

どの役割を担うかですべきことは変わってきますが、
少なくとも以下のポイントは忘れずに抑えておいてください。
 
タイムマネジメント
限られた時間の中で時間配分を適切にすること

ネガティブ発言はしないこと
駄目/無能な人間に対してもあからさまな否定の態度を取らず,コントロールすること。
イメージ,感情による批判をしないこと。

ゴール/目標を明確に
常にゴールを意識して,その議論の落としどころはどこであるのか?を考慮すること。
地に足のついた論拠を持つよう心がけること。

細部に持論にこだわり過ぎないように
細部の議論にこだわり過ぎて議論が逸れたり,停滞することがないようにすること。
自分の視点/意見に固執しすぎないこと。
 
上記は最低限気をつけるべきことで、大切なのは自分の意見/立場を明確に示しつつ、相手の意見を尊重する姿勢を示すことです。

常に自身が議題&チームに対しどんな貢献ができるかを意識して,
活発な議論を展開しましょう。

▼グループディスカッションの対策について深く知りたい方はぜひ以下記事をご確認ください。
☞グループディスカッションの効果的な対策とは?練習方法や企業側の実施目的を解説

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

平塚のTwitter平塚のFacebook平塚のYoutube

この人の記事をもっと読む
このページをシェアする