【圧迫面接】はなぜ起こる?圧迫面接の狙いと対処法
こんにちは。
いくつかの面接を経験した学生さんからいただいたお悩みの中で、
「この間すごく感じの悪い面接担当者がいて…」といういわゆる【圧迫面接】の話が一定数あります。
圧迫面接については、「働き方改革」や「ハラスメント」という言葉が一般的になりつつある中で、
まだあるんだなぁ…という印象はありますが、実際にまだあります。
しかし、存在を知っておくことで、ずいぶん気持ちが楽になるのではないかと思うので、
ぜひみなさんにお伝えしておこうと思います。
【圧迫面接】への対処法
圧迫面接とは
…面接の担当者が高圧的な態度を取ったり、意見を否定されたり、意地悪な質問をしたりという、マナーの悪い面接の事を言います。
例を紹介します。
「何か趣味とかあるの?」
という質問に対し例えば
「はい!ジョギングやサウナに行くことです。適度な運動は健康に体型維持に
繋がりますし汗をかくことで精神的にもリフレッシュできます。」
と返答します。
ここまでは至って普通ですが、圧迫面接、追及面接の場合ここから
しつこく追い込んできます。
「なんで汗かくとリフレッシュになるの?」
「リフレッシュするほど普段なんか頑張ってんの?」
「別に体型維持するならジョギングとかじゃなくてもいいんじゃね?」
・・・と
このようにひとつ返答すると、とりとめのない質問や嫌味の含んだ質問を織り交ぜ、とことん掘り下げてきます。
ここで表情が曇ったり本音を出しては相手の思うつぼであり、評価に関わります。
ただ確かに言えることは学生に嫌悪感を与え、精神力を確かめることが
その面接官の仕事であり、一概には言えませんが向こうも好きでそんな態度を取っているわけではないということですね。
このような面接担当者にあたった場合でも、初対面の貴方の事を嫌って言っているのではなく、
接客や営業でクレーマーに当たった時の対応力を見ている場合があります。
つられて表情を曇らせてしまうよりも、淡々と質問に答える事で面接を通過している場合もありますので、
あからさまに不快な態度を取らないという事は意識しておいた方が良いかもしれません。
『圧迫面接』と一言で言っても、面接担当者が圧迫面接をしている意識のない場合や、
学生の事をよく知りたいが故に前のめりになってしまっている場合、
また学生の意見が明らかに質問の意図と違うために否定している場合もあるので、
圧迫感を感じたからと言ってすべて圧迫面接だとは言い切れない事も覚えておいてください。
余談ですが、意図していないのに圧迫感を感じさせる人は、社会に出からも、社内外問わず出会うと思います。
もし指摘をしても、たいていは「そんなつもりはない!」と答えるタイプの人だと考えて良いでしょう。
この手のタイプは自分の態度が相手にどのような印象を与えているのかという想像力に乏しいか、自信過剰なタイプです。
やはり受け取り手の気持ちを想像しながら会話を進める事は、
良好な人間関係を継続していく上で必要な事だと感じます。
自分が言われたらどう思う?
高圧的な態度が今後どんな印象を植え付ける?
その後の人間関係に影響は出ない?
思いやりが会話にも反映されるとコミュニケーションも円滑に進むのではないでしょうか。
圧迫面接・追及面接を乗り切るポイント
もしみなさんが圧迫面接官に出会った場合は、
どういう意図でこの質問をしているのかな?
何か直前に面白くない事でもあったんだろうか?
そんな事を考えてみてください。
少しは楽にその場を切り抜けられるかもしれません。
・言葉を真に受けず、受け流し平常心を保ちましょう。
・対応力、適応力が求められているので黙り込むのはNG、何か返そうとしましょう。
・面接官も自分の為にこのような圧迫面接をしてくれている、と感謝をし、心に余裕を持ちましょう。
圧迫面接や追及面接に限らず、事前の準備は大切です。
もし追い込まれた時の為にも受け答えの引き出しは多く、
多様に用意し、苦手意識をなくしていきましょう!