コロナ禍でも伸びるIoT市場とは?注目ベンチャーも合わせてご紹介!

市況分析

コロナ禍でも伸びるIoT市場とは?注目ベンチャーも合わせてご紹介!

昨年から続くコロナの渦中、業績が厳しくなる業界もあれば、どんどん市場規模を広げている分野もあります。

IoT市場は市場規模を広げている分野の筆頭で、2019年時点で1,500億米ドルと出ていた市場が、2021年にはなんと2,430億米ドルに拡大すると予測されています。
コロナが猛威を奮っているからこそ、人々のつながりを繋いでいくために欠かせない市場となるため、今後も拡大傾向が続くことでしょう。

とはいえ、IoTとひとくちで言っても、どういうものなのかパッと想像できる人は少ないのではないでしょうか。

そのため今回は、IoT技術がどんなもので、私たちの生活にどのように関わっているのかを含めて、IoT業界市場について解説していきたいと思います。

そもそもIoTって何?

IoTとは「Internet of Things」の略。モノのインターネットと言われています。

もっと簡単に言うと、産業機器や家電といった、ありとあらゆるモノをネットに繋ぎ、より便利に使っていこう!という試みのものです。

家の中のものでたとえると、部屋の電灯、テレビ、エアコン、家の鍵など。
これらはIoT機器と繋ぐことによって、スマホで操作をすることが出来るようになります。

最寄り駅に着いたからクーラーを点ける。
鍵を掛け忘れたか不安だから、スマホから確認する。

そういったことが「モノ」をインターネットに繋ぐことによって実現できるわけですね。

十数年前まで、インターネットに接続するには、有線のLANケーブルと機体を繋いで……といった準備が必要になっていました。
それが無線で接続できるようになり、さらに小さな機体にも組み込みが可能になり、日常のさまざまなものをネットに繋げる仕組みが実現されつつあります。

これらは今後、電車の乗車率を調べる仕組みであったり、動物の代わりになるロボペットに組み込まれる形で、さらに私たちの生活に浸透していくことでしょう。

IoTベンチャーって?

さて、これだけ身近な存在になりつつあるIoTですが、
実は開発に際して、さほど大きな投資や人数を必要としていません。

基本的に「モノ」への組み込みを想定しており、ひとつひとつの開発内容は小さな規模に収まる場合が多いのです。

そのため、企業規模問わず多くの企業が参入しており、スタートアップを含むベンチャー企業が多く存在しているのもIoT分野の特徴です。

企業の中には、大企業やベンチャーキャピタルから数十億の資金調達をしている場合もあり、世間から大変注目をされている市場なのです。

注目のIoTベンチャーは?

株式会社Photosynth

IoTの未来を担う世界初のスマートロック「Akerun」で大注目の急成長スタートアップ企業
株式会社Photosynth

先ほどたとえにも出した「鍵」を操作するスマートロック「Akerun」を開発・提供中!

特許を7つも取得しており、JapanNight in San FranciscoやTechCrunch Tokyo、グッドデザイン賞など数多くの賞を受賞。

大企業を始めとした多くの企業、シェアオフィス、フィットネス、民泊などでも利用されており、無人での入室管理が可能になるため、時代的にも今後の成長が予想される企業になります。

株式会社MI

大注目のIoT業界で超成長中ベンチャー!組織拡大に向け、“ゼロから創る”経営幹部候補メンバーを募集!
株式会社MI

通信デバイスの開発からネットワーク、保守サービスまで、社員数約30名とは思えないほど幅広い製品・サービスを生み出しており、経済産業省から助成を受けている事業まであります。

クライアントは名だたる大手企業や自治体中心。

高い専門性を身に着けたい!IoT業界の先端で学びたい!という方は必見の企業です。

株式会社ヘッドウォータース

AI/IoT/ロボティクス【さあ、世界を変えに行こう。】
株式会社ヘッドウォータース

「レジ for Papper」や「Alexaオーダー席」など、ロボットとIoTを組み合わせた開発や、AI技術を使った予測・解析サービスなどを提供しています。

三密対策のための混雑認識や遠隔研修、遠隔医療のための技術も提供しており、コロナ対応の躍進に一役買っている企業です。

多くのTVや雑誌でも取り上げられており、現在注目を浴びている企業のひとつです。

まとめ

IoT分野は多岐に渡り、その実態がつかみにくい分、少し敷居を高く感じてしまう分野かもしれません。

ですが探してみるとむしろ私たちの生活に密接に関わっており、
今後世界的にも拡大・成長を遂げていく業界です。

その分エンジニアの供給が追いつかず苦労している企業も多いため、実は狙い目の業界なのです。

急成長を遂げ、情報のキャッチアップなどに苦労をすることもあるかもしれませんが、将来的にも確実に需要が高まる分野ではあるため、興味があればぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

IoT市場について就活生ために動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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