楽しい仕事を見つけだす究極の方法
コロナで変化した働き方
新型コロナウイルスの影響で働く環境は大きく変わりました。
その大きな変化がリモートワーク。
オフィス仲介大手の三鬼商事によると都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率が4ヶ月連続で上昇し、
6月は2018年10月以来の2%に迫る1.97%だったそうです。
4月16日の緊急事態宣言以降、オフィスに集合して働くという常識が常識ではなくなり、リモートでの仕事が珍しくなく
なってきました。
スタートアップの多くがリモートワークに移行しているように、当社も全面的にリモートワークでの就業が続いています。
4月から実施されたので、早くも5ヶ月近く経ったことになります。
このくらいの月日を経ると「会う」や「飲む」という約束もオフラインなのかオンラインなのか確認が必要となり、
もはやオンラインでのコミュニケーションが前提となり、オフラインが例外となりつつあります。
コロナ禍で変化した働き方、今後はオンラインか、オフラインか
リモートワークに移行していくと、2種類の声が聞こえてきます。
・以前みたいに出社して、顔を合わせて仕事がしたい
・今までなんて非効率だったんだ。リモートで仕事の生産性があがった
もちろん、どちらが正しい意見なのかという選択できる問題ではないと思います。
人それぞれの個性やモチベーションの源泉によって、様々な意見が寄せられています。
現実問題としては、オフライン(出社)とオンライン(リモート)をバランス良く取り入れたミックス型の就業が
良いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスのワクチンが見つかり、コロナが収束してもコロナ以前のような働き方が完全に戻ってくることは
ないのは確かです。
働き方の変化が問いかける「仕事」とは
出社して仕事をするスタイルからリモートワークに変化したとき、その変化に順応できる人にはどんな特徴があるのでしょうか。
コロナ終息後もリモートワークがなくならいとしたら、これを考えることは今後、新社会人となり活躍していく就活生にとって
とても大切なポイントです。
リモートワークでも変わらずに楽しく働けて、成果を上げられる人とはどんな人か。
私が思っている答えは、シンプルですが「仕事が好き」な人です。
言葉だけを見ると「当たり前だろ!」と自分でも突っ込んでしまいたくなりますが、
リモートワークがもたらす最大の試練こそが、取り組んでいる仕事が好きかどうかを突き付けられるということです。
リモートワークになると、これまで慣例で行われていた会議やちょっとしたブレイクタイムでのコミュニケーションなどが
劇的になくなります。
そうしたちょっとした雑談や息抜きがなくなり、目の前にある仕事(タスク)に向き合い続ける時間が増大するのです。
このような働く時間割の変化によって、「会社が好きだったけれど仕事そのものはたいして好きではなかった」
「人間関係など良好で居心地が良いことが勤続している大きな理由だった」と気づく人が少なからずいるはずです。
仕事に付随した何かに惹かれていた方は、仕事そのものとだけ向き合う事態になったときに、大きなストレスや無気力感に
さいなやまされるのではないでしょうか。
楽しい仕事を見つけだす究極の方法
好きな仕事を見つけるのではなく、仕事をすきになるコツをつかむ
仕事そのものが好きでないことに気づき、好きだった職場でのコミュニケーションも不要になってしまうと、
ある人は好きな仕事を求めて転職しようという行動に移ります。
しかし、残念ながらこういった動機での転職活動はうまくいかないでしょう。
何故かというと、好きな仕事を見つけるというのは相当至難の技なのです。
私は仕事を楽しくこなし、成果を上げて、ワクワク働いている人と会うことが多いのですが、その方たちは好きな仕事に
就けているのでなく、どんな仕事でも楽しめるマインドを持っている人なのだと私は捉えています。
** 「つまらないのは、世の中じゃなくて自分かもしれない」**
これは軽井沢高原教会のポスターで使用されていたキャッチコピーです。
ボディコピーにはこんな一文もあります。
「退屈も刺激も、自分の中から生まれてくるもの。」
世の中につまらない仕事はない
目の前に仕事という課題が現れたとき、どんなにつまらない、クリエイティビティのない単純作業だったとしても、
そこに創意工夫を見いだしたり、タイムトライアル的なチャレンジスピリッツを込めることが、仕事を楽しむための第一歩です。
コロナ禍でも仕事にワクワクすることができるようになるために、創意工夫や新たなやり方への模索をしてみましょう。
通勤時間や会食が減り、以前よりも増えた時間を利用してそのためのインプットを増やしてみましょう。
仕事そのものや職場の仲間が自分をワクワクさせてくれるのではなく、自分の仕事に対するチャレンジスピリッツと
プロとしてのプライドが自分自身をワクワクさせてくれるはずです。