【大学2年生向け】インターンは大学2年から!内定に近づく就活の始め方を解説
「就活はまだ先の話」
「今はサークルやアルバイトが楽しいから、3年生になってから考えよう」
そのように思っている大学2年生の方が多いと思います。
しかし、企業の採用活動は驚くほど早期化しており、大学2年生からのインターン参加は、特別なことではなくなりつつあります。
「周りが動き始めて何となく焦るけど、具体的に何をすればいいかわからない」
「インターンに参加した方がいいのは分かるけど、自分にできるか不安…」
この記事では、そんなあなたの漠然とした不安を解消し、 なぜ今動くべきなのかという根本的な理由から、あなたに合ったインターンの選び方、具体的な探し方、そして誰もが不安に思う選考のコツまで、詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
知っておくべき「就活早期化」について
多くの企業は、優秀な学生と早期に接触するため、早い段階からインターンシップなどの名目で採用活動を始めています。これは特定の業界に限った話ではなく、今や全体の傾向です。
近年、特に顕著なのが「インターンシップ参加が、その後の本選考に直結する」という流れです。夏の短期インターンや秋冬のインターンで高い評価を得た学生が、そのまま早期選考に呼ばれ、年内に内々定を獲得するケースが急増しました。
企業にとってインターンは、短い面接だけでは分からない学生の思考力や人柄を見極める絶好の機会です。もはやインターンは単なる「職業体験」ではなく、選考プロセスの一部であると認識する必要があります。
したがって、企業の採用活動は年々早期化している昨今において、漠然と「3年生になったら始めよう」と考えていると、大きく遅れを取ってしまうでしょう。
焦る必要はありませんが、大学2年生という段階は、就活を進める助走期間として重要な時期なのです。
インターンに参加するメリット
ここでは、大学2年生という早い段階からインターンに参加することで得られる、具体的な5つのメリットを解説します。
早期選考・内定直結ルート
企業が早期からインターンを行う最大の理由は、競争が激化する中で、他社よりも先に有望な学生と出会い、関係を築きたいと考えているからです。
インターンで自分のポテンシャルや熱意が伝われば、企業はあなたを「特別な候補者」としてリストアップします。その結果、一般の選考ルートとは別の「早期選考」や「選考ステップの一部免除」といった優遇が受けられるのです。
したがって、この特別なチケットを手に入れられるかどうかは、大学2年生からの行動にかかっています。
自己分析の解像度が高まる
「あなたの強みは何ですか?」という問いは、多くの学生が悩む内容であるといえます。
そこで、インターンシップで実際に社会人と働き、課題に取り組む中で、「自分はチームで議論をまとめるのが得意だ」「地道なデータ分析が好き」といったリアルな自己理解が深まります。
この「働く自分」を具体的にイメージできる経験は、エントリーシートや面接で語る自己PRに圧倒的な説得力をもたらします。
想像ではなく、体験に基づいて自分を語れることは大きなメリットであるといえるでしょう。
業界・企業研究が充実する
企業のウェブサイトやパンフレットは、分かりやすく丁寧に作られてはいますが、完璧に理解することは難しいといえます。
インターンに参加すれば、オフィスの雰囲気、社員同士の何気ない会話、仕事の進め方、会議の緊張感といった、「生きた情報」を感じることができます。
このリアルな体験は、自分が本当にその企業カルチャーに合うのか、やりがいを持って働けそうかを見極めるための、重要な判断材料になります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、インターンに参加することは重要であるといえるでしょう。
将来のキャリアを豊かにする「社会人との人脈」
インターンシップに参加すると、現場で働く社員の方々や、同じように高い意欲を持つ他大学の学生と出会うことができます。
そこで出会った社員の方からキャリア相談に乗ってもらったり、他のインターン生と情報交換をしたりする中で、視野が大きく広がるといえるでしょう。
こうした繋がりは、就職活動中はもちろん、社会人になってからも、自分自身のキャリアを支えるかけがえのない財産となるのです。
大学2年生におすすめのインターンについて
一口にインターンと言っても、その期間や内容は様々です。ここでは、大学2年生が参加できるインターンを大きく3種類に分け、それぞれの特徴と、どんな人におすすめなのかを具体的に解説します。自分のタイプに合ったものから選んでみましょう。
1day仕事体験
1day仕事体験(1dayインターン)は、その名の通り1日で完結するプログラムです。
企業説明会や簡単なグループワークが中心で、選考がない場合も多く、最も気軽に参加できるのが魅力です。
「就活の第一歩が踏み出せない」「まだ業界とか何も決まってない」という方に最適であるといえ、まずは雰囲気に慣れることを目的に参加してみましょう。
また、複数の業界の1day仕事体験に参加することで、自分の興味がどこに向いているのかを探る、良いきっかけにもなります。
短期インターン(数日~2週間)
夏休みや冬休みを利用して行われることが多いのが、数日から2週間程度の短期インターンです。
1day仕事体験よりも一歩踏み込み、企業が実際に抱える課題に近いテーマでグループワークを行うなど、より実践的な内容になります。
社員からのフィードバックをもらえる機会も多く、企業の事業内容や雰囲気などを深く知ることができます。
特に3年生になる前のサマーインターンは、本選考に直結することも多い重要なイベントであるため、興味のある業界が少し絞れてきた方におすすめです。
長期インターン(1ヶ月以上)
数ヶ月以上にわたって、企業のいちメンバーとして実務に携わるのが長期インターンです。
多くの場合、時給が発生し、社員と同じような責任を持って業務に取り組みます。企画、マーケティング、営業、エンジニアリング
など、職種別の募集が多く、専門的なスキルを実践的に磨くことができるでしょう。
「将来やりたい職種が決まっている」「学生時代に本気で何かに打ち込みたい」という成長意欲の高い人に最適です。
大学2年生のためのインターンシップの探し方5選
自分に合ったインターンの種類が見えてきたら、次はいよいよ「どうやって探すか」というステップです。ここでは、大学2年生が今すぐ使える、代表的な5つの探し方をご紹介します。まずは登録したり、覗いてみたりすることから始めましょう。
就活情報サイト
まずは「リクナビ」や「マイナビ」といった、大手就活情報サイトに登録することから始めましょう。
圧倒的な情報量が掲載されており、業界や地域、開催時期など、様々な条件で検索することができます。大学2年生向けの特集ページやイベント情報も充実しているので、就活の全体像を掴むのに最適です。
ただし、情報が多すぎるという側面もあるため、ただ眺めるだけでなく、少しでも「面白そう」と感じた企業には積極的にエントリーしてみるなど、自分なりの軸を持って活用することが大切です。
オファー型(逆求人)サイト
「OfferBox」や「dodaキャンパス」、そして「チアキャリア」といったオファー型サイトは、自分のプロフィールや自己PRを登録しておくと、それを見た企業側から「うちのインターンに参加しませんか?」とオファーが届く仕組みです。
自分で探すだけでなく、企業に「見つけてもらう」という新しい就活の形は、思わぬ優良企業との出会いに繋がる可能性があります。
そして、プロフィールを充実させる作業自体が、自分の経験を棚卸しする良い自己分析にもなるでしょう。
オファー型(逆求人)サイトとしておすすめなのが、チアキャリアです。
自分のプロフィールに自己PRや長所などを登録しておくことで、優良ベンチャー企業からオファーを貰うことができます。
また、サービスの一つである「就活適性検査」を利用することで、自己分析が深まるだけでなく、適性検査の結果が自分のプロフィールに掲載されるため、自分に合った企業からオファーが貰えるでしょう。
大学のキャリアセンター
見落としがちですが、大学のキャリアセンター(就職課)も、非常に強力な味方であるといえます。
キャリアセンターには、その大学の学生だけを対象にした限定のインターン求人が寄せられていることが多く、競争率が低い「穴場」案件が見つかる可能性があります。
また、経験豊富な職員の方に、エントリーシートの添削や面接練習をお願いすることもできます。
一度足を運んで就活に関することを相談してみることで、有益な情報やアドバイスが得られるでしょう。
専門の求人サイト
実践的なスキルを身につけられる長期インターンに挑戦したいなら、専門の求人サイトを活用するのが最も効率的です。
「Wantedly」や「Infraインターン」といったサイトには、特に成長意欲の高い学生を求めるベンチャー企業やスタートアップ企業の求人が数多く掲載されています。
そのため、社員との距離が近く、裁量権の大きな仕事を任せてもらえるチャンスも豊富です。自分の力を試したい、急成長したいという熱意のある学生は、ぜひチェックしてみてください。
企業の採用ページ・SNS
本当に行きたい企業や、強く興味を惹かれる企業があるのなら、人事が発信する一次情報を直接掴みに行く姿勢が重要です。
企業の公式採用ページを定期的にチェックしたり、X(旧Twitter)などで人事担当者のアカウントをフォローしたりしましょう。
そこでは、就活サイトには載らないようなイベントの告知や、企業のリアルな文化が垣間見える情報が発信されていることがあります。
その企業への熱意をアピールする意味でも、主体的な情報収集は非常に有効であるといえるでしょう。
大学2年生のインターン選考突破のコツ
インターンに参加したい気持ちは高まってきたけれど、「エントリーシートなんて書いたことないし、面接も不安…」「選考で落ちたらどうしよう」と、一歩を踏み出すのをためらっていませんか?
ここでは、選考への不安を解消し、自信を持って挑戦するための3つのコツをお伝えします。
企業が見ているのは「ポテンシャル」と「熱意」
まず大前提として、企業は大学2年生のあなたに対して、完璧なビジネススキルや専門知識を求めていません。
それよりも重視しているのは、あなたの「ポテンシャル(将来性)」と、そのインターンに対する「熱意」です。
具体的には、素直に物事を吸収しようとする姿勢、失敗を恐れずに挑戦する意欲、そして何より「この会社で何かを学びたい!」という純粋な気持ちです。
スキルや経験がないことを恐れる必要は全くありません。参加する目的を明確にし、自信を持ってアピールしましょう。
背伸びせず正直に書く
エントリーシートで最も重要なのは、上手な文章を書くことではありません。
重要なのは、なぜこのインターンに興味を持ったのか、どんなところに魅力を感じたのか、そして何を得て帰りたいのかなどを、あ
なた自身の「今の言葉」で、正直な気持ちを伝えることです。
背伸びして難しい言葉を使う必要はありません。例えば「貴社の〇〇というサービスに感銘を受け…」と書くよりも、「普段使っている〇〇というサービスが、どうやって作られているのか、その裏側を知りたくてワクワクしています」と書く方が、よりあなたの熱意が伝わるでしょう。
「結論ファースト」でハキハキと
面接は、自分の人柄を直接伝える貴重な機会です。緊張すると思いますが、意識すべきことはシンプルです。
まず、聞かれた質問に対して「結論から」答えることが重要です。「私の強みは〇〇です。なぜなら〜」という話し方を意識するだけで、相手が理解しやすい文章構成となります。
そして、自信がなくても、ハキハキと明るい声で話すことを心がけましょう。面接官は、あなたという人間が、一緒に働きたいと思える人物かどうかを見ています。
完璧な回答よりも、気持ちの良いコミュニケーションが好印象に繋がるでしょう。
まとめ
この記事を通して、大学2年生からインターンシップに参加する重要性をご理解いただけたでしょうか。
就活の早期化は事実ですが、過度に焦る必要はありません。大切なのは、周りと比べて焦るのではなく、自分自身のペースで納得のいくキャリアに向けて準備を始めることです。
まずはこの記事で紹介した探し方を参考に、1day仕事体験に申し込んだり、オファー型サイトに登録したりと、できることから始めてみましょう。
その小さな一歩が、周りと差をつけ、未来の可能性を大きく広げるはずです。