【2022卒の就活事情】コロナ禍での地元・Uターン就職について

市況分析

【2022卒の就活事情】コロナ禍での地元・Uターン就職について

皆さんこんにちは。

就活の大きな軸の一つにあるのが、「どこの会社へ就職するか」。
「地元で就職したい」という人もいれば、「地元を離れて働きたい」という人も。
中には「勤務地はどこでも良い」という人もいるでしょう。

特に2022卒の就活は昨年度に引き続きオンライン説明会やオンライン面接が一般的になり、遠方の企業でも就活がやりやすくなりました。
また、中には就職後も完全リモートで働ける!という仕事もあり、コロナ禍によるオンライン化によって志望企業の所在地については自由度が大きく上がりました

このように、勤務地人湯今年も変化の大きい就活市場ですが、直接説明会に参加することが少なくなった結果、同じ企業を希望する就活生同士での情報交換が難しくなっているというデメリットも耳にしています。

そんなわけで今回は。2022卒の就活にとってUターン・地元就職はどのように変わってきたか、
就活市況と地元・Uターン就職についての話です。

※以下で比較される2021卒のアンケートデータは、特に注記がない限り2020年3月18日〜4月6日に回答されたもので、
4月7日に発令された最初の緊急事態宣言の直前のデータです。

地元就職・Uターン就職を希望する人は年々減っていたが……

今この記事を読んでいるあなたは、地元の企業へ就職したいと考えていますか?
例年、地元・Uターン就職を希望している人はおよそ6割ですが、2017年卒以降は年々減少傾向にありました。
2017年卒の希望者は65%だったのに対し、年を追うごとに61.3%、59.2%、59.2%(19卒と20卒は同じでした)と減っていき
2021年卒の地元・Uターン就職希望者調査では54.9%にまで減っていました。

ところが、このまま減少傾向にあるかと思いきや2022年卒の就活生アンケートでは、2.9%増の57.8%と増加しています。
先述の遠り、就職活動のオンライン化の影響か、就活のために帰省する必要がなくなったことが要因として大きいでしょう。

というのも、同じ調査を大学入学時点でも行っているのですが、そちらでは2021年よりも希望者は減っているんです。
やはりコロナ禍での就活の動きが、入学時点と就活時点での意識の変化を大きくしているようです。

地元(Uターン含む)就職を希望しまうすか。というアンケートで「希望する(していた)」+「どちらかというと希望する(していた)」を回答した人の割合

卒業年度 大学・大学院進学時点 3年生の春時点
17年卒 60.1% 65.0%
18年卒 56.4% 61.3%
19年卒 56.0% 59.2%
20年卒 56.0% 59.2%
21年卒 51.9% 54.9%
22年卒 50.9% 57.8%

[出典] 2022年卒 マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査

実際、「地元企業への就職活動で障害に感じていること」というアンケートでは、
2021卒のアンケートでは「地元までの交通費」が26.0%でトップだったのに対して、
2022卒のアンケートでは13.3%と大きく減少しています。

地元進学する人の方が、地元就職の希望率も高い

大学進学を期に一人暮らしを始める人も多いでしょう。
進学のタイミングで住んでいた都道府県外に出た人は、就職活動も地元に拘らない人が多いようです。

地元の大学に進学した人の地元就職希望と、地元から離れた大学へ進学した人のUターン就職希望で希望率を比較すると、
地元進学者は72.6%、地元外進学者は31.1%と、全体で2倍以上の差があります。

Uターン就活をするときの、地元の就活情報の探し方

CheerCareerなどの就職メディアを活用!

まずは企業の勤務地で都道府県検索。もっとも一般的で、既に実行している方もおおいでしょう。
勤務地や企業所在地で

エリア別求人特集はこちら

せっかくなので、CheerCareerで使えるちょっとしたひと工夫ポイントをご紹介します

仕事検索のウラワザ | リモートワークOKの企業を探す

勤務地でずばり自分の地元で探すのも一つの手ですが、「企業の所在地は気にしないから地元で生活しながら働きたい」というニーズに答えられるのがリモートワークです。
完全リモートとして基本的に出社しない場合や、ある程度出社が必要な場合とリモートワーク規程は企業によって様々なので、そこは要注意です。
いずれにしても、通勤時間のしばりが軽くなる為、勤務地の選択肢は増えるでしょう。

スカウトの裏技 | 希望勤務地を設定する。

みなさん、プロフィールから希望勤務地は設定していますか?
特に首都圏以外の企業では、スカウトを送るときに希望勤務地を最初にチェックすることが多いです。
CheerCareerでは*** 希望勤務地を地元にしておく ***と地元企業からのスカウトが届きやすくなるので
まだ設定していない方はプロフィールから設定しましょう!
プロフィールの設定はこちら

地域のコミュニティで情報収集してみる ~ ネオ県人会

各都道府県の出身者や移住者、UIターン希望者などの「地域」を中心とした、「地域アルムナイ」と呼ばれるコミュニティがあります。
その中でもFacebookやTwitterといったSNSを中心とした新しい地域アルムナイが「ネオ県人会」です。
主にメンバーは20代〜30代の社会人の先輩で、Uターンをテーマにした活動も多く行っているため、
自分の地元地域の「ネオ県人会」が無いか探して相談してみるのも良いでしょう。

CheerCareerでは地元就職をして地域を盛り上げる学生・企業を応援しています。

CheerCareerでは地方創生を重要な課題ととらえ、地方を活性化させていく成長企業や学生を応援しています。
地元就職を検討している人は、ぜひCheerCareerのエリア検索も活用して成長企業をさがしてみてください。
エリア別求人特集はこちら

また、今すぐ地元を活性化させたい、地元地域と関わって何かやりたいという方は
CheerCareer地方創生アンバサダーを募集していますので、興味がある方はどしどし応募してくださいね。

地方創生アンバサダー募集


参考文献
マイナビ新卒採用サポネット | 2022年卒 マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査
https://saponet.mynavi.jp/release/student/u-turn/2021apr05-2/

リクルートワークス研究所 | SNSでつながる「ネオ県人会」  Uターンなど人生の選択のきっかけに
https://www.works-i.com/project/10career/mutual/detail001.html

この記事を書いた人
Showgo

アプリもwebもインフラもサーバーもミドルもフロントもデザインも配線も企画もマネジメントも設計もコーディングもやる元営業のフルスタックエンジニアです。最近アプリからwebに戻ってきました。ここ一週間で8000行以上書いているようです。

ShowgoのTwitterアカウント

この人の記事をもっと読む
このページをシェアする