ベンチャーはやめとけって本当?新卒がベンチャー企業へ就職するときに気をつけるポイントについて解説
「やりがいがありそう」「なんだかオシャレ」などイメージを持たれることの多いベンチャー企業ですが、一部では「新卒でベンチャーに就職はやめとけ」という声もあります。
「新卒でベンチャーに就職しても大丈夫?」」
「新卒でベンチャーに就職するメリットって何?」
といった疑問を抱える人もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではベンチャー企業の案件を取り扱っている就活サイト「CheerCareer(チアキャリア)」が専門的な観点から解説します。
具体的には
- ベンチャー企業とは?
- 新卒でベンチャー企業に就職するメリット
- 新卒でベンチャーに就職するときの注意点
- ベンチャー企業に向いている人の特徴
- ベンチャー企業へ応募する際のポイント
の順番にご紹介していきます。
まずはベンチャー企業について理解を深め、就職活動(以下就活)を有利かつ効果的に進めていきましょう。
この記事を読めば、新卒でベンチャーに就職するメリットや気をつけておきたいポイントが理解できるので、ぜひご活用ください。
ベンチャー企業とは?
実は、ベンチャー企業に明確な基準や定義がありません。
一般的な解釈ですが、新規事業に着手しており比較的設立年数が浅い企業がベンチャーと呼ばれています。
また20代から30代の若手が活躍していることも、ベンチャー企業の性質と言えるでしょう。
近年はSNSやYouTube等で事業を紹介するベンチャー企業も多く、一見すると新卒にとっては華やかでオシャレなイメージがあるかもしれません。
しかし実際のベンチャー企業は泥臭く、シビアな環境の中で働いている人も大勢います。
新卒でベンチャー企業に就職するメリット
新卒でベンチャー企業に就職するメリットは、主に次のとおりです。
- 自由な働き方ができる
- 個人の裁量で仕事を進めやすい
- 経営目線が身につく
自由な働き方ができる
ベンチャー企業では、自由な働き方ができます。
企業によって程度に差はありますが、基本的にベンチャー企業は、成果が上がるなら働き方は自由にして良いという風潮を持っているからです。
例えば「出勤時の服装は自由」「オフィス出社なしでリモートワークOK」などがあります。
ルールに縛られず仕事の成果で評価してほしいのであれば、新卒でもベンチャー企業へ就職するメリットは大きいでしょう。
個人の裁量で仕事を進めやすい
ベンチャー企業は、個人の裁量で仕事を進めやすいのがメリットと言えるでしょう。
企業規模が大きいほど業務は分業化されピラミッド型の組織形態となり、上司の指示を仰ぎながら仕事をするのが一般的です。
しかし社員数が少ないベンチャー企業では、一人ひとりの裁量を増やし、組織の成長スピードを加速させたい想いがあります。
個々のチャレンジ精神を尊重する体質があるため、新卒であっても一人で複数の業務を担うことが多いのです。
経営目線が身につく
新卒がベンチャー企業で働けば、早いうちから経営目線が身につきます。
ベンチャー企業では社員と経営者との距離が近く、実際に企業の経営に従事する人材の近くで働くことが多いからです。
経営目線のほか、次のようなスキルも身につきます。
- 自己発信力
- 提案力
- 推進力
- マルチタスク能力などなど
経営視点や上記のスキルが身につけば、独立や転職といった今後のキャリアを形成していく上で非常に有益なものとなるでしょう。
新卒でベンチャーに就職するときの注意点
ベンチャーには新卒にとってさまざまなメリットがありますが、就職するときに知っておきたい注意点もあります。
- 教育が整っていない可能性がある
- 大企業に比べると不安定なことが多い
- 社内の雰囲気によって働きやすさが変わる
自分がベンチャー企業に向いているのかどうか、まずは慎重に判断してみましょう。
教育が整っていない可能性がある
ベンチャー企業は大企業と比較すると、教育が整っていない可能性があります。
新人教育という概念が薄く、会社として教育に関する経験値が足りていないことが多いからです。
大手企業では研修期間が設けられていて、新人教育のプログラムに沿って仕事を覚えていきます。
一方ベンチャー企業は現場主義が多く、早期にチームの一員となって実務に当たることが多くあります。
「新卒だから研修をしてもらえる」と考えベンチャー企業に入ると、思わぬギャップに苦しめられるかもしれません。
大企業に比べると不安定なことが多い
新規ビジネスに着手しているベンチャー企業は、経営が軌道に乗るまで安定していないことがあります。
ベンチャー企業は売上が伸びず資金が不足してしまうと、給料に回せる金額が少なくなる可能性も出てくるでしょう。
また人手が少ない企業だと、一人ひとりの業務の負担が大きく、勤務時間が超過することも多々あります。
実際にベンチャー企業では次のような不安定要素、リスクが考えられるでしょう。
- 突然会社がなくなる
- 経営陣や主要メンバーが入れ替わる
- 買収される
- リストラされるなど
企業によっては人出不足を解消する目的で、経営が苦しい状態でも新卒を募集するケースがあります。
新卒でベンチャー企業を目指す場合は、入社後のリスクについても十分に把握しておきましょう。
社内の雰囲気によって働きやすさが変わる
ベンチャー企業は、社内の雰囲気によって働きやすさが左右されます。
社員の数が少ないベンチャー企業では、限られた人間関係の中で仕事をしなければいけないからです。
部署異動のない職場の場合「上司と合わない」「風通しが悪い」と思ったとき、居づらくなる可能性が出てくるかもしれません。
ベンチャー企業に向いている人の特徴
ベンチャーに向いている人の特徴は、主に次の3つです。
- 自ら行動、発信できる人
- コミュニケーション能力が高い人
- 将来起業したい人
自ら行動、発信できる人
ベンチャー企業では、自ら行動、発信できる人が重宝されます。
たとえ新卒で入り成果がすぐに出せなくても、行動力を持って仕事に取り組めば周囲から「仕事ができる人材」という評価をしてもらいやすくなります。
逆に指示がなければ動けない人材は、新卒でベンチャー企業に就職するのは厳しいと言えるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力が高い人は、ベンチャー企業が向いています。
ベンチャー企業では少数のチームを組んで仕事に当たったり、社外で多くのクライアントと関わったりすることの多い職場だからです。
社内外問わず、良好な人間関係を築くことができる人は活躍しやすいと言えるでしょう。
将来起業したい人
将来起業を考えている人は、新卒でベンチャー企業に挑戦しても良いでしょう。
ベンチャー起業は経営陣との距離が近いのが特徴で、新卒でも経営者としてのノウハウが習得しやすい環境にあるからです。
新卒の場合、働いていても自分が携わっているプロジェクトの全体像が見えないといったことがあります。
しかしベンチャー企業であれば小規模で仕事が進められるため全体像が見やすく、それによって専門性が身につけられるでしょう。
ベンチャー企業へ応募する際のポイント
新卒がベンチャー起業へ応募する際のポイントを、次の順に紹介します。
- 成長中の業界を事業にしているかチェック
- 福利厚生をチェックする
- 利益率をチェックする
成長中の業界を事業にしているかチェック
まず興味のあるベンチャー企業が、成長中の業界を事業にしているかチェックしましょう。
伸びている業界で事業を行っている方が急成長が期待でき、将来的にも安定感があるからです。
昨今のコロナ禍の状況を鑑みるなら、次のような業界は伸びしろがあると言えるでしょう。
- 医療・衛生用品業界
- IT業界
- 物流業界(EC含む)
- 飲食(デリバリーサービス業界)など
急成長する見込みのあるベンチャー企業なら、さらなる事業拡大へ投資を増やすこともできます。
福利厚生をチェックする
ベンチャー企業へ応募する前に、必ず福利厚生の項目をチェックしましょう。
成長段階によって、福利厚生の充実度は大きく変化するからです。
ベンチャー企業では、バースデー手当、マッサージ手当などユニークな福利厚生を掲げるところがあります。
しかしこれらは、実際のところあまり使われず、採用PRのための目玉として機能している可能性があるので注意が必要です。
大手企業が設けているような家賃補助のあるベンチャー企業なら、それだけ経営が安定している目安となります。
利益率をチェックする
ベンチャー企業の利益率をチェックしましょう。
「利益率」とは、売上高に対しての利益の比率を指した言葉であり、売上から従業員数を割れば利益率は計算できます。
社員が人件費の3倍以上稼げていないベンチャー企業は、経営が順調でない可能性が潜んでいるのです。
逆に利益率の高いベンチャー企業であれば投資した分、その跳ね返りの利益が大きいので資金を集めやすくなります。
成長中のベンチャー企業で働きたい就活生はCheerCareerへご相談を!
今回は新卒がベンチャー企業へ就職する際のメリットやポイントについて解説しました。
世間では「新卒でベンチャー企業はやめとけ」といった声も一部あります。
しかし「自分から行動を起こせる」「将来起業・独立を視野に入れている」という人なら就職する価値は十分にあると言えるでしょう。
新卒でベンチャー企業に就職する際は、事業内容はもちろん、福利厚生や利益率もチェックして求人を探すことが大切です。
優良な求人は自分で探すよりも、就活サイトの利用が安全かつ効率が良いでしょう。
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