就職に有利な資格とは?活用するコツや気をつけたいポイントも詳しく解説
「就職に有利な資格って何?」
「資格を取得するときに気をつけるポイントはある?」
といった疑問を抱えていませんか?
そこで、この記事では就活サイトである「CheerCareer(チアキャリア)」が専門的な観点から解説します。
具体的には
- 就職・就活に有利な資格ランキング
- 【業界別】就職・就活に有利な資格一覧
- 資格を上手に活用するコツ
- 資格取得前に気をつけたいポイント
の順番にご紹介していきます。
就職でどのような資格が選ばれているのかを理解した上で、資格取得をするための勉強方法や効率について理解を深めていきましょう。
この記事を読めば、就職・就活に必要な資格が一通り理解できるので、ぜひご活用ください。
就職・就活に有利な資格ランキング
業界や業種を問わず、就職・就活で有利だとされている資格は主に次のとおりです。
- 宅地建物取引士
- 日商簿記
- TOEIC
- ファイナンシャルプランナー
- 中小企業診断士
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
宅地建物取引士
主催 | 一般財団法人不動産適正取引推進機構 |
形式 | マークシート式 |
試験日 | 年1回 |
受験料 | 8,200円(消費税非課税) ※受験手数料に加えて事務手数料275円(消費税込)が必要 |
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引に関する法律を学べる資格です。
不動産の売買や賃貸業務における契約では、宅地建物取引士の資格を持った人が行います。また不動産会社では、これらを取り進める専任取引士の設置が必要です。
顧客への的確な提案やアドバイスができる人材の証明となり、主に不動産業界やコンサルティング職での選考で有利になります。
参考:一般財団法人 不動産適正取引推進機構「宅建試験」
日商簿記
主催 | 日本商工会議所 |
形式 | 記述式、CBT式 |
試験日 | 年3回 |
受験料 | 3級:2,850円(税込) 2級:4.720円(税込) 1級:7,850円(税込) |
日商簿記は、財務における帳簿のつけかたを学べる資格です。
企業の経営状態や資金繰りに関して一定の理解があり、決算書を作成できることの証明ができます。
取得すれば主に経理事務などの就活で有利になります。
とは言え帳簿に関しては全ての会社において欠かせない要素であるため、どのような業界でも歓迎される資格です。
参考:日本商工会議所「商工会議所の検定試験」
TOEIC
主催 | 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 |
形式 | マークシート式 |
試験日 | 年1回 |
受験料 | 7,810円(税込) ※リピート受験割引の受験料は7,150円(税込) |
TOEIC(TOEIC Listening & Reading Test)は、英語力を測るための資格です。
990点満点のテストで、就活でアピールするためには650以上のスコアが必要だと言われています。
また日常的に英語を使う企業への就職であれば730点、もし外資系への就活を目指すなら800点以上が目安です。
グローバルな展開をする企業が多い中、語学力を証明できるTOEICを取得するメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
参考:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会「テスト申込」
ファイナンシャルプランナー(FP)
主催 | |
形式 | マークシート式、記述式 |
試験日 | 年3回 |
受験料 | 3級:学科 3,000円 実技3,000円 2級:学科 4,200円 実技4,500円 1級:学科 8,900円 実技【FP協会】20,000円/【きんざい】25,000円 |
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金に関する総合的な知識が問われる資格です。
日本FP協会、 金融財政事情研究会それぞれで主催しています。
お金にまつわる提案やアドバイスができる人材の証明ができ、主に金融業界や保険業界、不動産業界などで活躍できます。
なお3級の取得難易度は低く設定されているため、就活で評価されるのは2級以上です。
また就活でのアピールだけでなく、株式に関する知識が増えることで今伸びている企業を知ることができ、勉強するだけでも企業選びの参考になるでしょう。
参考:日本FP協会「FP技能検定」
参考:一般社団法人 金融財政事情研究会「ファイナンシャル・プランニング検定試験」
中小企業診断士
主催 | 中小企業診断協会 |
形式 | 筆記・口述 |
試験日 | 年1回 |
受験料 | 1次試験:14,500円 2次試験:17,800円 |
中小企業診断士は、経営に関する知識が問われる資格です。
企業の課題を洗い出し、解決に向けてアドバイスができる人材の証明ができます。
取得の難易度は高めですが、取得できればあらゆる企業で高い評価が受けられるでしょう。
経営戦略の部分に根差した資格ですので、コンサルタント業界やマーケティング職、マネジメント職で働きたい人に向いている資格です。
参考:中小企業診断協会「中小企業診断士試験」
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
主催 | マイクロソフト社 |
形式 | CBT式 |
試験日 | 毎月1~2回 |
受験料 | 科目やグレードによって異なる |
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、マイクロソフト社が主催する検定試験です。
仕事で使うことの多いWordやExcelに関するスキルレベルを測る目的で設けられています。
一定のパソコンスキルを持っていることの証明になるため、事務職などデータ作成が多い業界で評価される資格です。
なおMOS検定は次のように科目が分かれていて、内容や試験の難易度に違いがあります。
- Word(ワード)
- Excel(エクセル)
- PowerPoint(パワーポイント)
- Outlook(アウトルック)
- Access(アクセス)
特にPowerPointは、プレゼンテーションや提案で使われることが多いので、取得しておけばあらゆる業界・職種で評価されます。
参考:マイクロソフト社「試験概要」
【業界別】就職・就活に有利な資格一覧
先ほど紹介した資格は、あらゆる業界・職種で評価されるものばかりです。
その中でも特に有利になる業界は次のとおりです。
資格名 | 有利な業界 |
---|---|
宅地建物取引士 | 不動産、金融、建設など |
日商簿記 | あらゆる業界 |
TOEIC | 外資系、商社など |
ファイナンシャルプランナー | 金融、保険、不動産など |
中小企業診断士 | コンサルティング |
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) | あらゆる業界 |
資格を上手に活用するコツ
就活で資格を上手く活用するコツについて紹介します。
- 資格取得までのプロセスをアピールする
- 資格をどのように活かすかアピールする
資格取得までのプロセスをアピールする
資格取得までのプロセスを振り返ってまとめてみましょう。
就活では資格そのものの価値だけでなく、資格取得までの苦労や頑張りが評価されることも多いからです。
「どのような計画を練って勉強を進めたのか」
「効率良く進めるために工夫したことは何か」
などは、働く上で重要な計画力や倫理思考能力などにつながる部分です。
企業で活躍できる人材かどうかの判断にもなるでしょう。
そのため面接では、資格取得までのエピソードをしっかり話せるようにしておきましょう。
資格をどのように活かすかアピールする
取得した資格を、入社後どのように活かしていくのか話せるようにしておきましょう。
きちんと活用できる資格でなければ、面接官から「なぜ取得をしたのだろうか」と疑問を持たれてしまうことがあるからです。
面接では資格取得により得られたスキルを、入社後どの場面で活かしたいかを具体的に話すことができるようにしておけば、現場で活躍するイメージを持ってもらいやすいでしょう。
資格取得前に気をつけたいポイント
資格を取得する前に気をつけたいポイントを紹介します。
- 学習スケジュールを組む
- 志望業界に沿った資格取得を目指す
- 資格勉強に時間を費やし過ぎない
学習スケジュールを組む
試験日までの学習スケジュールをしっかり組み立てておきましょう。
スケジュールを決めずに学習を進めると進捗にばらつきが出てしまい、効率が悪くなってしまうからです。
具体的には年間から月間、日別と大きな期間から小さい期間の順で組み立てることです。
例えば年間で問題集を終わらせる計画を立て、月間では問題集の各項目を終わらせる計画を立てるなどがあります。
もし学習を進めてみて、思った以上に進まない場合などは再度計画を立て直して軌道修正をするようにしましょう。
また申し込みがいつまでなのかという締め切りに関しても、あらかじめチェックしておくことが大切です。
志望業界に沿った資格取得を目指す
勉強を始める前に、自分の志望動機に沿った資格を選ぶようにしましょう。
業界や職種にマッチしない資格を取得しても、選考ではアピールにつながりにくいからです。
またつながりの薄い資格は、実際に就職したあとで活躍できる機会もあまりないでしょう。
「ただ資格があれば就活で有利になる」ということではないので注意が必要です。
資格勉強に時間を費やし過ぎない
資格勉強ばかりに時間を費やし過ぎないようにしましょう。
もちろん資格があれば就活で有利になる場面は多々あります。
しかし就活ではES(エントリーシート)や面接も実施されます。
最低限の対策ができていなければ、いくら資格を持っていても選考をパスすることが困難になるでしょう。
無理になく就活に支障を来さないレベルの学習時間で、取得できる資格を考えていくことが大切です。
資格取得で不安のある方はCheerCareerをご活用ください!
今回は就職で有利になる資格について解説をしました。
資格は数が多いので、自分の志望する業界・職種を考えた上で取得を目指すようにするのがポイントです。
また資格取得に時間を取られ過ぎないようにして、上手に就活を進めましょう。
「資格を取得したいけど就活が疎かになりそうで不安」
という方は、ぜひ CheerCareer(チアキャリア) をご活用ください。
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