平均勤続年数に惑わされるな!カラクリをしっかり理解しよう
ベンチャーに勤務すると長く続かない?
ベンチャー企業へ入社するのを夢見ている人へ。
ちょっと気になるのが、「ベンチャーって社員がすぐ辞めるのでは・・・??」というイメージ。
これはベンチャー企業の平均勤続年数が短いことに関係がありそうです。
けれど、その企業の平均勤続年数が短いということが、イコール「すぐ辞める」というわけではありません。
ベンチャー企業は平均勤続年数が短い
かつて新鋭のベンチャー企業と呼ばれたIT系の老舗大手企業も、
一般企業と比べて、平均勤続年数が1~3年と低い傾向があるそうです。
それゆえ、ベンチャー企業というと「すぐ社員が辞める」というイメージがついているのかもしれません。
ただ、これは離職率が高いことだけが理由ではないのです。
ベンチャー企業と一般の大企業 年収の差は?
そもそも、ベンチャー企業と一般の大企業への就職・転職を考えたときに、何を基準に選ぶでしょうか。
平均給与は、大きな基準となるでしょう。
例えば、上場している大企業の平均年収(新入社員)が650~800万円だとすると、ベンチャー企業の平均年収は500万円前後だといわれています。
新入社員の年収だけで比較をすると、大企業の方が高いといえそうですね。
とはいえ、年収の比較だけで決めてしまっては気が早いというもの。
ベンチャー企業では、役職につけば高収入を得ることが可能です。
幸い、ベンチャー企業の経営層には若い人が多く、年齢に関係なく出世できるところが多いのです。
早く上り詰めて高額給与を狙いたいという人にとっては、ベンチャー企業はぴったり!
年収1000万円の壁を越えるのも容易だといわれています。
このように、平均年収一つとっても、まったくその様相が異なります。
それがベンチャー企業です。
大手企業の勤続年数は?
平均勤続年数ランキングにおいて、見事1、2位に輝いたのは、どちらも老舗鉄道会社です。
男女含めて23~24年が平均勤続年数だといいます。
食品メーカーや衣料品メーカーでも22年程度を記録。
IT系ベンチャー企業とは比べものになりません。
平均勤続年数には秘密あり。決して即断はするな!
しかし、この平均勤続年数には、秘密があるのです。
短いからといって、「すぐ辞める企業」と即断する必要はありません。
その秘密とは、平均勤続年数という言葉について考えてみれば自然と見えてきます。
平均勤続年数とは、言葉の通りその会社に勤めた人の年数の平均のことです。
なので、その値は会社が設立されてからの年数を決して超えることはありません。
つまり、会社設立から何年も経っていないベンチャー企業は、辞める人がいなくても、必然的に勤続年数が短くなるというわけです。
だから、「平均勤続年数が低い=辞める人が多い」とは限らないのです。
まとめ
*設立間もないベンチャーで、自分自身の成長とともに会社も成長していく。
会社が大きくなっていく過程に携わることができるのはとてもやりがいのあることで、大企業ではなかなか経験できないでしょう。
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