【1・2年生必見】今からはじめる就活!周りと差をつけるチャンス!?
3月 就活解禁まで残りわずかとなりました。
大学3年生の皆さん(もちろん専門学生の方も、大学院生の方も!)は
解禁に向け準備をせっせとしていることでしょう。
はたまた既に内定を獲得!なんて方もいらっしゃると思います。
しかし今回は、あえて1・2年生向けの内容にしてみました。
なぜ就活解禁の1年前、2年前から動いた方が良いの?早すぎない?
と思っている皆さんの姿が目に浮かびますので、
「マイナビ大学生低学年のキャリア意識調査」を元に、紐解いていきます。
【前提知識】就活スケジュールについて
一時期は「2022年春入社から通年採用を拡大する」と言われていましたが(※1)
2022年卒の皆さんも、大学4年生の6月から面接を開始する
現行のルールを維持する方向に決まったそう。(※2)
(※1 「就活の脱「横並び」合意 経団連・大学、通年採用拡大」『日本経済新聞』2019年4月22日)
(※2 「「就活ルール」維持、22年春入社も6月から 政府方針」『日本経済新聞』2019年10月30日)
と言う訳で、現行のルールに従うと、
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大学3年 6月:サマーインターン
大学3年 10月:オータム・ウィンターインターン
大学3年 3月:エントリー開始
大学4年 6月:選考開始・内々定
大学4年 10月:内定式
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となるはずです。
この辺りは検索するとたくさん出て来ますので、ぜひ調べてみてくださいね。
【調査結果1】やりたい仕事へのイメージ
Q. 今、自分がやりたい仕事についてどのくらいイメージできていますか?
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
全くイメージできていない | 28.8% | 25.8% | 26.9% |
ぼんやりとしたイメージはある | 55.1% | 56.5% | 56.1% |
具体的なイメージがある | 16.0% | 17.7% | 17.0% |
イメージしている人(ぼんやりとしたイメージはある+具体的なイメージがある)は全体で71.1%と、
1・2年のうちからやりたいことが定まっている人もいるようです。
とはいえ、「ぼんやりとしたイメージはある」が圧倒的に多いため、
"働く"ことに対する意識よりかは"職業"のイメージが強いのでは?と予想します。
【調査結果2】将来の仕事に影響を受けているもの・情報元
自分の将来に影響を受けているもの
(調査結果1で、何らかのイメージがあると回答した人)
Q. 将来やりたい仕事について考えるとき、影響を受けていると思うことをすべてお選びください。(複数回答)
(何の影響も受けていないと思う場合は、「何の影響も受けていない」のみお選びください。)
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
両親の話 | 41.5% | 42.1% | 43.8% |
祖父母や親戚の話 | 9.3% | 10.0% | 9.2% |
社会人の先輩の話 | 12.7% | 12.9% | 12.3% |
大学の先輩の話(他大学含む) | 24.6% | 21.3% | 31.2% |
同世代の友人の話 | 21.2% | 18.9% | 26.9% |
兄弟姉妹の話 | 4.7% | 4.2% | 6.1% |
中学・高校の教員の話 | 12.5% | 16.8% | 9.9% |
大学職員・教授の話(授業含む) | 25.9% | 22.9% | 31.7% |
本やマンガからの情報 | 11.5% | 13.1% | 11.1% |
テレビや映画からの情報 | 15.3% | 17.5% | 13.8% |
WEBサイトに掲載されている情報 | 16.3% | 17.3% | 15.7% |
SNSを通じて知った情報 | 13.0% | 15.2% | 8.7% |
ゲームからの情報 | 2.8% | 3.0% | 2.7% |
アルバイト | 8.0% | 5.8% | 9.2% |
ボランティア | 3.6% | 1.6% | 4.8% |
その他 | 1.8% | 1.4% | 2.2% |
何の影響も受けていない | 17.5% | 16.6% | 15.0% |
(※ 上位3つに色をつけています)
「両親の話」「大学職員・教授の話」「大学の先輩の話」の割合が高いことをみると、
身近にいる大人・相談しやすい大人から影響を受けやすいことが分かります。
2年生より1年生の方が「本やマンガからの情報」「テレビや映画からの情報」
「WEBサイトに掲載されている情報」「SNSを通じて知った情報」など
メディアから情報を仕入れる割合が高いですね。
情報の多様性、就活の多様性が進んでいるのでしょうか。
自分の将来に向けて、仕事の情報収集
Q. 将来やりたい仕事のためにやっている(既にやったことを含む)ことをすべてお選びください。(複数回答)
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
SNSでの情報収集 | 30.2% | 28.7% | 27.8% |
インターネットでの情報収集 | 49.1% | 48.4% | 47.5% |
書籍での情報収集 | 19.6% | 20.1% | 16.5% |
自大学または他大学の先輩・後輩・友人など、同世代の周囲の人からの情報収集 | 37.6% | 37.4% | 40.4% |
社会人など自分と世代の異なる人たちからの情報収集 | 15.5% | 16.4% | 12.8% |
目の前の学業 | 40.5% | 46.0% | 40.9% |
自分のスキルを上げることを意識した、大学以外の勉強(資格取得など) | 24.5% | 23.4% | 24.7% |
ゼミや研究室の活動 | 8.5% | 7.0% | 9.2% |
アルバイト | 18.0% | 21.5% | 15.3% |
部活動やサークル活動 | 11.4% | 13.1% | 10.9% |
学外のイベントやセミナーに参加する | 7.4% | 7.9% | 6.3% |
インターンシップに参加 | 5.9% | 5.4% | 5.8% |
その他 | 1.5% | 0.7% | 1.5% |
特に何もしていない | 12.1% | 11.2% | 12.6% |
(※ 上位3つに色をつけています)
「インターネットでの情報収集」は
CheerCareerのような就活メディアに登録する動きから来る数値と予想できます。
企業情報以外に、就活に関する情報も掲載されているため、
就活サイトに登録するのが1番手っ取り早く情報収集ができますね。
「目の前の学業」に関しては、特に1年生の数値が高いことから
とにかく講義数が多いのでそこから情報を得ようとしているのかもしれませんね。
「自大学または他大学の先輩・後輩・友人など、同世代の周囲の人からの情報収集」が高いことに関しては、
学内や自分が持っているネットワーク内でのみ情報収集を完結させていることが予想されます。
「SNSでの情報収集」は今となっては当たり前、
企業や社長、人事のSNSアカウントもあれば、就活系のSNSアカウントもあるため
メディアよりも気軽に・簡単に情報が仕入れやすいという利点もありますが、
ありふれている情報からどれが重要なのかを見極める必要があります。
フェイク情報もあるのでご注意。
【調査結果3】社会人になる前に経験したいこと
Q. 社会人になるまでに積極的に受けてみたい(経験したい)ものをすべてお選びください。(複数回答)
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
興味のある職種・業界でのインターンシップ | 59.7% | 60.5% | 59.3% |
興味のある職種・業界の職場見学・会社見学 | 41.1% | 42.1% | 40.2% |
興味のある職種・業界に所属する社会人の講演(大学等での実施も含む) | 23.9% | 27.7% | 20.9% |
興味のある職種・業界でのアルバイト・ボランティア | 34.7% | 38.3% | 32.2% |
各業界に関する基礎講座(大学等での実施も含む) | 19.8% | 22.5% | 18.6% |
各職種に関する基礎講座(大学等での実施も含む) | 19.1% | 22.0% | 18.2% |
自己分析講座(大学等での実施も含む) | 17.5% | 18.5% | 17.5% |
就活マナーやファッションに関する講座(大学等での実施も含む) | 20.8% | 23.1% | 19.1% |
低学年からやっておいたら良いことが分かる総合講座(大学等での実施も含む) | 14.3% | 16.3% | 13.1% |
お金の使い方・貯め方・運用方法に関する基礎講座 | 21.4% | 23.4% | 20.2% |
結婚などライフイベントとキャリアに関する講座 | 7.7% | 8.7% | 7.4% |
仕事をする上で必要な能力を磨くための講座 | 18.6% | 22.4% | 16.8% |
語学・社会勉強等のための海外留学 | 15.3% | 17.3% | 13.8% |
自分一人、または友人・知人との起業 | 5.4% | 6.4% | 3.2% |
その他 | 0.3% | 0.3% | 0.4% |
先のことはまだ考えられない | 13.9% | 10.6% | 16.6% |
(※ 上位3つに色をつけています)
「興味のある職種・業界」でのインターンや会社見学などの割合が高いため、
インターンに前向きな学生が多なか、
就活準備系(自己分析や業界職種研究、ビジネススキルなど)の講座よりも
「お金の使い方・貯め方・運用方法に関する基礎講座」の方が割合が高く、
まだ時間に余裕がある、就活準備はまだ早いと思われている可能性があります。
【調査結果4】インターンシップへの参加について
Q. これまでにインターンシップに参加したことはありますか。
参加状況と今後について、当てはまるものをひとつお選びください。
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
あるし、今後も参加したいと思う | 18.1% | 16.5% | 18.4% |
あるが、今後は参加したいと思わない | 8.7% | 8.0% | 8.1% |
ないが、今後やってみたいと思う | 60.2% | 63.8% | 59.6% |
ないし、今後もやってみたいとは思わない | 13.0% | 11.8% | 13.8% |
上記の結果から、これまでの参加の有無は以下の通りになります。
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
インターンシップに参加したことがある | 26.8% | 24.5% | 26.5% |
インターンシップ未経験 | 73.2% | 75.6% | 73.4% |
インターンに積極的な割合(参加済み+今後やってみたい)は87.0%。
インターンをやることが当たり前になって来ているようです。
ですが「インターンシップ未経験」が73.2%と、現段階では約4分の3も未経験ということになります。
【調査結果5】就活の準備
Q. 就職活動のための準備として、何か始めていますか。
全体 | 1年 | 2年 | |
---|---|---|---|
既に始めている | 6.7% | 5.4% | 6.9% |
そろそろ始めようと思っている | 25.4% | 17.3% | 33.3% |
いつかやると思うが、まだ早いと思う | 58.6% | 67.6% | 51.9% |
就職活動の準備はしないつもり | 9.3% | 9.7% | 8.0% |
「いつかやると思うが、まだ早いと思う」が58.6%。
2年生だけの数字を見ても51.9%と半数以上まだ早いと思っているようです。
「そろそろ始めようと思っている」層は25.4%と、全体の約4分の1。
2年生だけだと3分の1である33.3%と、やはり学年が上がると意識も上がるようですね(ただしこの層はまだ開始していない)。
調査まとめ
やりたい仕事へのイメージは、「ぼんやりとついている」人が多い。
→ 軸まで決まっている人がこの段階だと少ない。
やりたい仕事について考えるときは、「両親」や「大学関係者」の影響を受けている人が多い。
→ 身近なネットワークで済ませている人が多い。
社会人になる前に、興味がある業界職種でインターンは経験しておきたいと思っている。
→ ただし就活準備はまだ早いと思っているのか、自己分析・業界分析講座などは軽視されている。
インターンシップ未参加が4分の3弱。今後参加したいと思っている割合が約60%。
→ ** 今すぐではなく、時期が来たら参加する** 予定の人が多い。
就活の準備として既に何か活動している人は6.7%、「いつかやると思うが、まだ早いと思う」割合が58.6%。
→ ** 時期が来たらやろうと思っている ** 。
就活のここがチャンス!
調査まとめの逆を攻略すると、周りと差をつけられるはずです。
・** 今から自己分析や興味のある業界について調べる。ぼんやりから明確に。 **
・** 今からインターンに参加する。自分のネットワーク外の人間の話を聞いてみる。 **
今このタイミングで「就活始めようかな」と思っているあなたは、
思った先の行動を大事にしてください。
できれば、より多くの、学外の大人とたくさんお話してみてください。
できれば、長期インターンに参加してみてください。
"働く"とはどういうことか、周りの大人から学んでみてください。
この記事にたどり着いてくれた1・2年生の皆さん。チャンスです。ファイト!