個性を出すには?尖った就活のやり方
「就活でも個性を出したい!」と考えるあまりに、空回りすることはありませんか?
良く引用されるのでご存知の方もいるかもしれませんが、歌舞伎役者の中村勘三郎が取材にきた記者に答えた言葉で
「型がある人が型を破るのが型破り。形がないのに破れば形無し。」
というものがあります。
就活の型、というと辟易するかもしれませんが、
社会人、ビジネスには間違いなく一定の型があります。
それはビジネスマナーや礼儀作法と呼ばれるものであったり、暗黙的な「普通こうする」というものであったり様々ですが、ビジネスパーソンは間違いなく身につけているものです。
それらを踏まえた上で、"社会人としての土俵の上で"アピールするのが正しい個性の出し方です。
言い換えると、守るべき型を守ったうえで個性を出すべきということです。
では具体的に、自分の個性はどこで発揮すればいいのでしょうか?
シーン別に見ていきましょう
履歴書提出時の正しい個性の出し方
守るべき型
- 読みやすさを心がけること
- 必須事項を漏らさないこと
個性の出し方
- 自分でフォーマットを作る(デザイン系のアピール)
- 趣味や特技で尖った内容を書く
やるべきではないこと
- 項目を空欄で提出する
- 独特の癖のある読みづらい字で書く
- 日本企業に日本語以外の言語で書く
- 顔がわかりづらい写真を使う
履歴書は応募者の情報を確認するものなので、情報が伝わりやすいことが第一です。
印象付けるためとはいえ内容が読みづらくなるような方向性は控えましょう。
デザイン系の職種に応募する場合、読みやすいことが前提ですが、履歴書自体を作品として自作するのは目を引くかもしれませんね。
ただ、基本的には個性のアピールは見た目ではなく内容で行うようにしましょう。
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服装での正しい個性の出し方
守るべき型
- スーツに限らないが、状況にあった服装を
- 清潔感を持つこと
個性の出し方
- 時計やネクタイピン、カフスボタンなどの小物に凝る
- オフィスカジュアルの範囲内でアレンジを
やるべきではないこと
- 清潔感にかける服装
- 社員がオフィスカジュアルの企業にTシャツで臨む
リモートワークが一般的になってスーツ必須の企業も少なくなってきたと感じてはいますが、
あまりにラフな格好は失礼にあたるので避けた方が良いでしょう。
企業によって服装規定は異なるので、社員の方に実際どんな服装で仕事をしているか聞くのが最も確実です。
なお、スーツにあまり見慣れていないと、男性は特に「みんなスーツで没個性的だ」と思うかもしれませんが
実はスーツ、ネクタイ、シャツ、タイピン、時計、それらの組み合わせで結構個性が出るものですので
気になったら色々と調べてみると良いでしょう。
余談ですが、筆者は就活時に「リクルートスーツはダサいしどうせ実際の仕事で着ない!商談で使えるスーツでないと意味ない!」と考えていました。
そのため、結局リクルートスーツは使わずに軽くストライプの入ったもので就活していましたが、ベンチャー系の企業には結構好印象でした。
逆に、大手の説明会では数100人に一人しかいなかったので「同じ黒いスーツでもここまで浮くものか」という感動すら覚えた記憶があります。
面接での正しい個性の出し方
守るべき型
- 礼儀正しくする
- 聞かれたことに誠実に答える
個性の出し方
- 自分の特徴的な経験やスキルなどアピールしたい話を盛り込む
- 逆質問を有効に使う
やるべきではないこと
- 一方的に長々と話す
- 敬語を使わない/乱れた敬語を使う
- 定型文に沿って話す
対面でのコミュニケーションですので、個性のアピールはかなり自由にできるでしょう。
逆に、個性をアピールするならばどこかで調べてきたような定型文を話すのはやめて、
あくまで会話であることを意識し自分のことを話しましょう。
"サークルのサブリーダー"よりも、"ネットゲームで世界一位のクラン(集団)のサブリーダー"の方が好印象な企業は多いです。
面接は「暗記した内容を答える場」ではなく「あなたの経験や考え方に基づきコミュニケーションをとる場」だということを忘れないように。
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尖った就活のやり方まとめ
あまりに"自由"にこだわりすぎると、** 個性のある人 ** ではなく*** 最低限のルールを守れない人 ***と見られる可能性があります。
おおよその場合、自己PRする内容は内面であって、服装など外面について行うものではありません。
また、「個性としてアピールしたいこと」が会社の利益や方向性と合わない場合、うまく選考を進めるのは難しいでしょう。
アピールすべき内容とアピールの仕方に気をつけて、自分にあった就活を考えてみてください。
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