内定率を上げるために今から取り組むべき5つのポイント
「複数の企業に応募しているけれど、内定が思うようにもらえない」
「自分の良さが企業に伝わるように履歴書や面接を工夫したい」
というふうにお悩みではありませんか?
そこで、この記事では内定率を上げるためにはどのように就職・転職活動を進めればいいのか、就活サイトである当CheerCareer(チアキャリア)が専門的な観点から解説します。
具体的には
- 就職・転職活動における「内定率」とは
- 内定率を上げるために取り組むべき5つのポイント の順番にご紹介していきます。
この記事を読めば、内定率を上げるための方法がわかるので、就活生や転職活動中の方はぜひ参考にしてください。
就職・転職活動における「内定率」とは
「内定率」とは、応募した社数のうち何社から内定がもらえるか、という確率のことです。
内定を手にするまでの道のりですが、新卒の場合は就職活動の準備から始まり、会社説明会、選考開始…内定という流れとなります。
転職活動の場合は大きく、応募、選考、内定という流れが一般的です。
内定率を上げるためには、就職・転職活動のそれぞれ流れを踏まえ、各フェーズで良い結果を出せるように活動できるかが重要です。
特に、近年では新型コロナウイルスの影響で企業の採用活動は鈍くなり、就職・転職市場は「買い手市場」となっています。
また、選考をリモートで行う企業が増えているという点からも、従来の就職・転職活動をなぞっていても成果が出ない恐れがあります。
自身の求職活動と時節のそれぞれを踏まえて、内定率を上げる方法を考えていきましょう。
まず自身の「内定率」を悪化させている箇所を特定しよう
就職・転職活動の流れを説明しましたが、求職者は書類選考から面接、最終面接…という流れをすべて突破することで内定がもらえます。
そのため、「内定率が悪化している」と感じる場合は、就職・転職活動の全体の流れのうち、どこに問題があるのかを突き止めるのが大切です。
具体的には、受けている選考状況をすべて書きだしたうえで、書類応募・1次面接・2次面接・SPI受験…といった各フェーズの突破率を計算するのが良いでしょう。
自身が内定をもらうに至らないファクターが、どのフェーズに潜んでいるのかを可視化できます。
内定率を上げるために取り組むべき5つのポイント
就職活動や転職活動でもらう内定を増やすために、具体的に取り組むべきポイントは以下の5つです。
1.「即戦力」になれる職場を探す
- 自身を売り込めるほどまで自己分析する
- 具体性の高い内容の応募書類を作る
- 面接では「対話」を心がける
- なぜダメだったかを振り返る
以下でそれぞれのポイントを解説していきます。
ポイント①「即戦力」になれる職場を探す
企業は即戦力として活躍してくれる人材を探しています。
なぜなら、人材を獲得するには採用コストと、採用後の教育コストがかかりますが、即戦力の人材であれば教育コストを抑えられるからです。
企業目線で考える「即戦力」とは、業務の専門知識があり、前職やインターンなどで経験やスキルを身につけていて、転職後もスムーズに能力を発揮できる人材のことです。
そのため、即戦力になれる職場を探すには、募集要項を見て指定されている「必須スキル」や「推奨スキル」を確認し、自分が持つスキルと照らし合わせて活躍できるかを考えましょう。
自分の持つスキルセットで即戦力になえる職場を探すことは、内定率を上げるための手段の1つです。
企業の判断基準にうまくマッチできれば、貴重な人材だと判断してもらえるようになるでしょう。
ポイント②自身を売り込めるほどまで自己分析する
就職・転職活動には自己分析が非常に重要です。
なぜなら、求人の選考は「自社で活躍できる人材かどうか」を見極めるために実施されるので、自分のことを理解していない人は「この職場で活躍できる」と証明できないからです。
「長所」・「強み」・「自己PR」という各アピールポイントに関しても、似ているようでそれぞれ違いがあります。
- 長所:仕事に直結しないが、他者より優れていること
- 強み:仕事で成果を出すのに直結するスキル
- 自己PR:強みやこれまでの経験・努力が入社する会社でどう活かせるかについてのアピール そのため、例えば「あなたの長所は?」と聞かれた際には「長所」にカテゴライズされる話をする必要があり、見当違いの回答をしてしまわないように準備しておく必要があります。 また、それぞれを問われても迅速に回答ができるように、様々な角度で自己分析を進めておくのが良いでしょう。
もし、あなたがとある商品を買うかどうか迷ってる場合、「その商品の優れているところは?」「使うことによってどんな価値が得られる?」といったポイントを理解しないと、購入に至らないのではないでしょうか。
企業の面接担当者も、人材採用の際に上記のようなことを考えて、採用する人間を選んでいることを覚えておきましょう。
ポイント③具体性の高い内容の応募書類を作る
履歴書や職務経歴書、エントリーシートといった応募書類には、具体性の高い内容が必要です。
なぜなら、書類選考の段階では人事と対面しないので、文章のみで自分がどのように活躍するかのイメージさせる必要があるからです。
例えば、自己PRで「分析力が高く、冷静な判断をしてチームを引っ張る能力がある」と伝えたい場合、それに相当する具体的なエピソードが欠ければ1つの根拠になります。
以下に例文を記載しましたので、参考にしてみてください。
例文)私は、分析力が高く冷静な判断をしてチームを引っ張る能力があります。
約50名が所属するサッカー部で部長を務め、全国大会出場のためにチームで練習をしていました。
全国大会出場のためには、チームの「走力」「パスワーク」「持久力」に課題があると分析し、「走力」に関しては スターティングメンバー11人の50m走のタイムを平均0.5秒縮めるようにプログラムを組み、「パスワーク」は週2時間の海外リーグのビデオ鑑賞で醸成、実践を繰り返し、チームに落とし込むための練習を続けました。「持久力」に関しては、毎日のロードワークを必須とし、タイムを計ることで練習により成果が上がっていることを可視化しました。
以上、分析に基づいた練習をチーム全体で続けることで、結果として目標の全国大会に出場することができました。
この経験から、貴社に入社した暁には漫然と業務を遂行することに満足せず、常に改善点を考え、それを具体的なアプローチでチームに還元できるように働けると考えています。
…以上のような流れで、アピールしたい能力が「仕事でどう活かせそうか」を表現するといいでしょう。
特に、自身の強みで目標達成した経験を、定量的な表現を用いて自己PRに織り込みましょう。
ポイント④面接では「対話」を心がける
面接で内定が出る人の話し方として、「対話」を心がけているかどうかが重要です。
なぜなら、短い面接時間の中でコミュニケーションが取れないのであれば、実業務において発揮できるパフォーマンスも頭打ちする、と企業に見られてしまうからです。
対話を心がけるうえで必要なのは、以下の3つです。
1.構成力
2.話すスピード
3.答え方
構成力で意識すべきこととしては、結論→話したいことの小見出し→具体例という流れで話すことです。
毎日たくさんの応募者と面接する面接官の頭の中に残るためには、わかりやすい構成を心掛けるといいでしょう。
話すスピードで意識すべきこととしては、句読点をつけて、適切な間を持ったリズムで話すということです。
面接本番で緊張してしまい、用意してきたことを話すだけとなり、適度なリズムで話せなくなってしまうことも多くあります。
面接官にストレスを感じさせないスピードで話すよう意識しなければなりません。
また、面接では、答えるときの雰囲気や表情を見られています。
受け答えの反応をよく見ていると、隠そうとしている中にもネガティブな印象が垣間見えることがあります。
連携を求められるお仕事であれば、素直さや、感情的にならないことが求められるため、対応時の雰囲気は意識しておくとよいでしょう。
ビジネススキルのみではなく、面接時の反応や話の内容からコミュニケーションの力を判断されます。
各項目を押さえて面接官と対話する意識を持つことで、自分をいい人材として評価してもらえます。
ポイント⑤なぜダメだったかを振り返る
もし、入社試験を受けたが結果が伴わなかった場合、なぜうまくいかなかったのかを振り返ることが重要です。
なぜなら就職・転職活動ではたくさんの企業を受けることとなるので、次に受ける企業での改善点や、現状抱えている弱点を理解して臨むべきだからです。
例えば、書類選考でうまくいかなかった場合は、自己PRの記述に具体性がなく、魅力がうまく伝わらなかったのかもしれません。
また、企業でどのように活かせるかを伝えられなかった場合、ミスマッチや早期退職のリスクを感じられてしまったということも考えられます。
受ける企業とのすりあわせができるまでの自己分析が足りなかった場合もあります。
また、面接でうまくいかなかった場合は、自分の話し方を見直してみるといいでしょう。
就職・転職活動が1社で終了するということは多くありません。
そのため、うまくいかなかった選考も、何がダメだったのか理解して、次回に活かし、内定を獲得できるようにしましょう。
内定率を高めるにはCheer Careerをご利用ください!
今回は、内定率を上げるということについて解説してきました。
あらためて、押さえておくべきポイントは以下の5つです。
1.「即戦力」になれる職場を探す
2.自身を売り込めるほどまで自己分析する
3.具体性の高い内容の応募書類を作る
4.面接では「対話」を心がける
5.なぜダメだったかを振り返る
ポイントを押さえて就職・転職活動を進めるのであれば、当CheerCareerの利用をおすすめします。
CheerCareerでは、たくさんの企業説明会を探すことができ、企業の担当者から直接話を聞くことで、自分の今のスキルから即戦力となれるかどうかを判断できます。
また、キャリア面談や模擬面接、自己分析セミナーといったイベントも開催されているので、現状を伝え、内定率を上げるための参考にすることができます。
内定率を上げるために自分の就職・転職活動を見直すのであれば、ぜひ当CheerCareerをご利用ください。