業界研究・企業分析で重要なポイントは?企業の採用数や就職人気企業ランキングも紹介【23卒就活】
24卒の学生の方は3月1日から就活解禁となり、本格的に就活がスタートしました。
就活の早期化が進んでいるとよく言われていましたが、実際の数値で見ると
改めて例年以上に就活が早期化していることが分かります。
3月から就活を始めた人からすると、この結果を見て驚いたり焦ったりする方もいるのではないでしょうか。
今回は就活を始めたての方や、これから業界研究・企業分析に取り組もうと考えている24卒の方に向けて、
業界研究・企業分析のための就活情報を紹介していきます。
業界研究・企業分析のキホン
なぜ「業界研究」「企業分析」が重要なのか?
なぜ「業界研究」「企業分析」が重要なのかというと、志望業界や志望企業とのミスマッチを防ぐためが1番大きな理由になります。
企業を選ぶ際に、ただ「大手/ベンチャーだから」「○○業界がいいから」「安定しているから・福利厚生が良いから」と決めつけるのではなく
自分が楽しく働くことができるか、夢をかなえられるか、自分の軸として持っているおもいがマッチしているか、など
自己分析の内容を合わせておこなうことが大切です。
業界研究・企業分析を進める上で意識するべき4つのポイント
業界研究・企業分析を進める上で、ぜひ意識していただきたいポイントがあります。
- その業界の動向、志望企業の業績や成長見込みなどを把握する
- 業務内容や働き方など、自分の希望する条件に合っているかどうかを明確にする
- 企業の理念やミッションなどに共感できるか、マッチするかを判断する
- 自分が楽しく働くことができるかを考える
志望業界や志望企業とのミスマッチを防ぐためには、ただ業界や企業の情報を調べるだけでなく
自己分析の内容と合わせて、かつ新聞や世間のニュースもリアルタイムでチェックしながら進めていきましょう。
「業界研究」「企業分析」の記事も要チェック!
就活の業界研究のやり方を徹底解説!業界研究の方法、おさえるべきポイントは?
→ https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/1049
内定へつながる企業研究のやり方
→ https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/823
自己分析・業界分析だけで終わらせてない?納得内定する上で重要な企業分析のやり方
→ https://cheercareer.jp/ip_blogs/article/848
企業の採用状況をチェック。採用数を増やす業界は?
業界研究・企業分析の重要なポイントを紹介しましたが、続いて
企業側が24卒採用において、22卒の先輩方の就活時とどのような変化があるのかをご紹介していきたいと思います。
学情が全国の企業採用担当者に行った調査をもとに見ていきます。
企業の採用意欲は?
昨年の23年卒の新卒採用予定数についての質問に対して、回答結果は下記になります。
回答 | 23卒 | 22卒 |
---|---|---|
増やす | 24.1% | 11.8% |
前年並 | 58.0% | 57.8% |
減らす | 4.0% | 11.2% |
未定 | 8.6% | 13.0% |
採用凍結 | 0.9% | 2.0% |
以前も今後も採用しない | 4.3% | 4.1% |
23卒の採用数を「増やす」と回答した企業は、22卒採用時より12.3ポイント増加し、24.1%になっています(およそ4社に1社)。
また、「減らす」「採用凍結」と回答した企業が、22卒に比べて減っていること、「前年並」と回答した企業はほぼ変わらずという状況でもあるため
それを踏まえても24卒採用数は増えていると言えるでしょう。
採用数を増やす企業はどれくらい?
昨今の新型コロナウイルス感染症拡大により、一時採用活動を中止・縮小していた企業が活動を再開するなど就活状況がまた変化していこうとしている
学情が「24卒の採用予定数の見通し(23卒採用と比較した変化)」を質問すると、「並(23年卒採用と同程度)」が63.7%で最多。他方で、「増やす」が20.7%と2割を超え、「減らす」(3.6%)の約5.7倍となっている。
上記から伺えるように、新型コロナウイルス流行で停滞していた新卒採用も、いよいよ動き出そうとしている。
参考:新卒採用の動き
株式会社学情は2022年9月27日、「2024年卒の採用予定」に関する調査結果を発表した。
→https://www.hrpro.co.jp/trend_news.php?news_no=2038
就職人気企業ランキング【24卒就活最新版】
最後に、ワークス・ジャパンと産業経済新聞が調査した「2023年卒大学生就職希望企業人気ランキング」をもとに、就職人気企業をチェックしていきます。
(0) まずは人気の志望業界をチェック
調査時点で「最も志望している業種」を聞いたところ、上位3業界は下記の結果になったようです。
この結果も合わせて、文系・理系の就職希望企業人気ランキングを見てみましょう。
順位 | 業種 | 割合 |
---|---|---|
1位 | IT・ソフトウェア | 14% |
2位 | 銀行・証券 | 8% |
3位 | 食品・製菓・飲料 | 7% |
(1) 【文系就活】就職希望企業人気ランキングTOP10
文系の就職希望企業人気ランキングの上位10社は、下記のようになっています。
順位 | 企業 | ポイント |
---|---|---|
1位 | 伊藤忠商事 | 472 pt |
2位 | 三菱商事 | 271 pt |
3位 | 東京海上日動火災保険 | 205 pt |
4位 | 住友商事 | 183 pt |
5位 | 博報堂 | 168 pt |
6位 | アクセンチュア | 163 pt |
7位 | 三菱UFJ銀行 | 159 pt |
8位 | 三井物産 | 158 pt |
9位 | 損保ジャパン | 156 pt |
10位 | NTTデータ | 153 pt |
損保・銀行、商社の企業でほぼ占めており、去年に引き続き人気の業界となっています。
「損保・銀行、商社(社会貢献活動にも注目集まる)」が文系就職希望企業人気ランキングにも反映されていることが伺えます。
企業の採用状況のパラグラフで「旅行・ホテル・レジャー・フードサービス」業界が採用を増やすと紹介をしました。
航空・旅行業界はこのコロナ禍で2022年まで採用をストップしていましたが、元々文系学生から非常に人気が高い業界であるため、
今回採用が再開・強化されたことで、航空・旅行業界の人気が元に戻ることも考えられるでしょう。
(参考:2024年卒大学生就職希望企業人気ランキング中間発表 → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000046760.html )
(2) 【理系就活】就職希望企業人気ランキングTOP10
理系の就職希望企業人気ランキングの上位10社は下記になります。
順位 | 企業 | ポイント |
---|---|---|
1位 | ソニーグループ | 340 pt |
2位 | NTTデータ | 279 pt |
3位 | 野村総合研究所 | 263 pt |
4位 | 富士フイルム | 221pt |
5位 | 富士通 | 201pt |
6位 | トヨタ自動車 | 183 pt |
7位 | パナソニック | 148 pt |
8位 | アクセンチュア | 142 pt |
9位 | 村田製作所 | 134 pt |
10位 | 日立製作所 | 134 pt |
ソニーグループがぶっちぎりの1位となっており、また (0) で紹介した志望人気業界ランキングの1位「IT・ソフトウェア」業界がランキングに反映されているように伺えます。
またその他企業でいうと、コンサル業界やメーカー業界がランクインしています。
最後に
業界研究・企業分析での重要なポイント、企業の24卒新卒採用の状況、
そして24卒の就職人気企業ランキングをご紹介しました。
就職人気企業ランキングでは人気の業界と企業を確認しましたが、
自分の志望する業界や企業が人気=競争率が高い、、と不安になるのはまだ早いと思います。
企業の採用に関する調査にもあったように、企業は24卒の採用数を増やす企業も多くなっていますので
まずは、記事内でご紹介した意識すべきポイントや他の「企業研究の進め方」の記事を参考にしながら、しっかり各業界・企業の情報収集と研究をし
自己分析の内容と絡めながら、志望業界や志望企業を絞っていきましょう。
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