事務職希望の学生必見!新卒採用の実態から仕事内容・職種まで徹底解説
やっほ〜皆さんこんにちは、いいみゆで〜す!
今回は事務職についての記事です。
「新卒で事務職に就けるの?」
「事務職は倍率が高いって聞くから不安…」
「事務職って具体的にどんな仕事をするの?」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
新卒での仕事選びは、今後のキャリアを左右すると言っても過言ではありません。だからこそ、しっかりリサーチして後悔のないようにしたいですよね。
そこで本記事では、以下の内容について解説します。
- 事務職の現状
- 事務職の仕事内容
- 主な職種
- 事務職に向いている人
この記事を読めば、新卒事務職のことが丸わかりです!
さらにさらに!私は前職で事務として働いていた経験があります。中途入社ですが新卒入社と共通する部分も多いので、実際に働いてみて感じたことも余すことなくお伝えします。
経験者の声が聞ける記事はレアなので、ぜひ最後までお読みください!
事務職が人気の理由
昔は事務職といえば、女性特有の仕事というイメージがありました。しかし最近では男性にも人気です。主な理由は下記の2つです。
- ライフワークバランスが取りやすい
- 体力的な負担が少ない
1つずつ見ていきましょう。
1. ライフワークバランスが取りやすい
事務職の1番の魅力は、ライフワークバランスが取りやすい点です。具体的には、下記が特徴として挙げられます。
- 土日祝日休み
- 年末年始などの長期休暇が取れる
- 転勤・残業なし
もちろん企業によって異なりますが、上記の条件を謳っている場合が多いです。
仕事に費やす時間は比較的短いため、家族や友人との時間や趣味などを大切にできます。また女性にとっては、結婚や出産を経ても仕事を続けやすい点がポイントです。
私もライフワークバランスを求めて、事務職に転職しました。新卒でウエディングプランナーをしていたのですが、まあ激務オブ激務だったんですよね。
とにかくカレンダー通りの休みがほしくて(笑)転職を頑張りました。
「仕事以外にもやりたいことがある」「家族との時間を大切にしたい」という人にはおすすめです。
2. 体力的な負担が少ない
事務職は基本的にデスクワークのため、長時間立ちっぱなしや外回りなどは少ないと言えます。そのため、体力に自信のない人でも安心して仕事ができるでしょう。
また年齢を重ねても体の負担が少なく、長期間働ける点もポイントです。
実際に働いてみてプランナー時代に比べると、圧倒的に体力的負担は少なかったです。
多少動き回ることはありましたが、体力勝負!というほどではないため、安心してください。
事務職の新卒入社が難しい3つの理由
事務職は内定を得るのが難しいと言われています。なぜなら倍率が非常に高いからです。
厚生労働省によると、令和4年10月の事務職の求人有効倍率は0.36倍でした。(一般事務の場合)
有効求人倍率は「仕事の数(有効求人数)」を「仕事をしたい人の数(有効求職者数)」で割った数値を指します。
数字が「1」より小さければ小さいほど求職者数が多くなるため、内定を得るのが難しくなるのです。
事務職は0.36倍なので、倍率は非常に高いと言えます。
参考:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和4年10月分)について
他にも新卒入社が難しいと言われている理由は、下記の3つです。
- 経験者が優遇されやすい
- コストカットで募集枠が少なくなっている
- 契約社員や派遣社員で対応している
1つずつ解説します。
1. 経験者が優遇されやすい
事務職は新卒だけでなく中途でも人気です。さらに即戦力を求める企業が多いため、経験者が優遇されやすい傾向にあります。
そもそも未経験OKの求人が少なく、あったとしても経験者がいる場合は優先する可能性が高いのが現状です。
私が転職活動を行っていた際も、エージェントから「100社履歴書を送って、1社面接に進めたら良いほう」と言われました。
「100社も送るの…マジか」と軽く絶望した記憶があります(笑)とにかく手当たり次第履歴書を送ったため、恐らく100社は超えていましたね。
確かに経験者が優遇されやすいですが、探せば未経験OKの企業はあります。私が転職した企業も、未経験OKでした。
根気強く、事務職で新卒採用を行っている企業を探してみてください。
2. コストカットで募集枠が少なくなっている
AI技術の発展により、書類作成や管理などに人員を割く必要がなくなってきています。そのため、新たに事務員を増やす企業は減少傾向にあります。
事務職は専門性が高い仕事ではありません。言い換えると、誰でもできる仕事です。そのためコストカットの対象になりやすく、就職が難しいと言えます。
3. 契約社員や派遣社員で対応している
事務職は専門性が必要ありません。そのため、正社員よりコストが低い契約や派遣社員でまかなう場合が多いです。
転職活動中、契約社員や派遣社員の求人はたくさんありました。(正社員にこだわったので、応募しませんでしたが)
派遣社員が増えると、正社員の雇用は減ります。したがって新卒採用枠も少なくなるのです。
事務職の年収は?
職種によって異なりますが、20代平均で約300万円と言われています。20代全体の平均年収が約350万円のため、水準より低いです。
なぜなら事務職は、営業などと違い直接利益を産み出す部署ではないからです。さらに残業代などで稼ぐこともできないため、給料が低い傾向にあります。
「高収入を得たい!」という人は、他の仕事を探したほうが良いでしょう。
事務職の主な仕事内容
事務職の主な仕事内容は、下記のとおりです。
- 書類作成・管理
- 電話対応・来客対応
- 会社・社員のサポート
企業や職種によって異なりますが、メインはこの3つです。
1. 書類作成・管理
社内外の書類作成や請求書などのコピー、ファイリングが、1番ウエイトの大きな仕事です。
作成した書類や請求書などを、直接クライアントとやり取りする場合もあります。
2. 電話対応・来客対応
企業の窓口として、電話の取り次ぎや営業などの対応を行います。
社会人になると電話対応はマストですが、事務職は特に率先して出る必要があります。
また来客があった際は、部屋への案内やお茶出しなども行います。
3. 会社・社員のサポート
社内を整備し、社員が快適に仕事を進められるようにサポートをするのも主な仕事です。
企業や職種によって異なりますが、備品の管理や社内清掃、取引先との連絡なども行います。
事務職の職種9選
事務職と一言で言っても、企業によって職種が異なります。
主な職種は下記の9つです。
- 一般事務
- 営業事務
- 総務事務
- 経理事務
- 人事・労務事務
- 法務事務
- 貿易事務
- 学校事務
- 医療事務
職種によって業務内容が変わってくるため、ぜひ参考にしてみてください。
1. 一般事務
一般事務は、さまざまな組織で事務作業全般を担当します。みなさんがイメージする事務職に1番近いです。
具体的な仕事内容は、下記のとおりです。
- 書類の作成・処理
- 書類のファイリング
- データ入力
- 電話対応
- 来客対応
- 郵便物の発送、仕分けなど
基本的なパソコンのスキルがあれば、新卒でも比較的就職しやすいと言えます。
2. 営業事務
営業担当のサポートが主な仕事です。
具体的には
- 見積書・発注書・請求書などの書類作成
- 顧客対応
- 商品の受発注
- プレゼン資料作成の手伝い
などを行います。
実際に営業はしませんが顧客と直接関わる機会も多いため、コミュニケーションスキルが必要です。
3. 総務事務
総務事務は、社内環境の整備が主な仕事です。(私は総務事務として働いていました)
具体的には
- 社内備品の管理や発注
- 社内行事の計画・実行
- 株主総会の準備
- 契約書の作成
- 福利厚生に関する手続き
などを行います。
社内や社員のことを第一に考える必要があるため、細かいところまで気遣いができる人や、人のサポートが好きな人に向いています。
4. 経理事務
経理事務は、会社のお金を管理する仕事です。
- 経費の精算
- 入金管理
- 伝票の仕分け
- 帳簿作成
- 月次決算
といった会計業務、予算編成などを行います。
会社のお金を扱うため、数字に強い人やミスが少ない人などが向いているでしょう。
また経理事務は、男性からも人気があります。
5. 人事・労務事務
人事・労務事務は、社員の採用や退職・異動手続き・給与の支払いに関する仕事がメインです。
具体的には
- 社会保険の手続き
- 社員名簿の整備・管理
- 勤怠状況の管理
- 給与計算
- 労災保険の手続き
- 結婚のお祝い金の支払い
などを行います。
企業によっては、人事と労務が別部署の場合もあります。
6. 法務事務
法律事務は、企業の法務部や法律事務所で働くことが多いです。
主な仕事内容は下記のとおりです。
- 契約書の作成やチェック
- 規約の作成
- 登記簿謄本や印鑑証明の取得
- 電話対応
専門的な内容を取り扱うため、実務経験があり法律関係の勉強をしていることなどが求められる可能性があります。
7. 貿易事務
貿易関係の企業で、輸入・輸出の事務手続きを行います。
- 通関書類・請求書・明細などの作成
- 通関手配や関税処理
- 届いた商品の管理
などが、主な仕事です。
特に資格は必要ありませんが、貿易に関する専門的な知識は持っておいたほうが良いでしょう。また海外とのやり取りが多いため、語学力があると有利になる可能性があります。
8. 学校事務
学校事務は、教育機関で働く事務職です。
高校や大学で、事務員にお世話になった人は多いでしょう。
- 入退学や転校の手続き
- 奨学金の手続き
- プリント作成
- 教材の管理や発注
などが主な仕事です。
学校によっては、人事や経理業務を任される場合もあります。
9. 医療事務
病院やクリニックなどの医療機関で働く事務職です。
事務職の中でも人気が高く、求人数が比較的多い点が特徴です。ただし土日休みではなかったり、シフト制だったりする可能性があります。
- 受付窓口業務
- 診療報酬明細書の作成
- カルテの作成
などが主な仕事です。
患者さんと直接関わるため、事務処理能力だけでなく、コミュニケーション力が大切と言えます。
必須資格はありませんが「診療報酬請求事務能力認定試験」に合格していると、採用や給与面で優遇されることが多いです。
事務職に向いている人とは?
事務職に向いている人の特徴は、下記の3つです。
- 細かい作業を正確に行える人
- コミュニケーション力がある人
- 誰かのサポートをするのが好きな人
1つずつ解説します。
1. 細かい作業を正確に行える人
事務職は、書類作成やデータ入力などの細かい作業が多いです。さらに正確性も求められるため、両方できる人が向いています。(ちなみに私は、どちらも微妙なポンコツ社員でした…)
また
- Word
- Excel
- PowerPoint
などの基本的なパソコンスキルがあるとベストです。
MOSなどのパソコン関係の資格もおすすめなので、学生の間に取得できると良いですね。
2. コミュニケーション力がある人
事務職にはコミュニケーション能力も必要です。
よく「人と関わらなくて良いから」という理由で事務職を希望する人がいます。しかし、事務職だから人と関わらないことはありません。
事務職は社内外のさまざまな人と一緒に仕事をする機会が多いため、円滑に物事を進められたほうが良いです。
ちなみに私は、コミュ力で採用されました(先輩談)
事務処理能力は、遅かれ早かれついてきます…!特に新卒採用はポテンシャル重視のため、コミュニケーション力をアピールするのがおすすめです!
3. 誰かのサポートをするのが好きな人
事務は自分が成果を上げるのではなく、誰かのサポートを行う仕事です。そのため、サポートにやりがいを感じる人のほうが、長く楽しく仕事を続けやすいでしょう。
実際に社員の人から「いつもありがとう」「いいみゆさんたちがいるから、快適に仕事ができるよ」と感謝されることは、私にとって大きなモチベーションでした。(お礼にと事務員だけにお菓子をもらったこともあります)
「自分で成果をゴリゴリ挙げたい」という人よりは「誰かの成功がうれしい」と感じる人のほうが向いています。
新卒での事務職入社は可能!まずは企業探しから始めよう
新卒で事務職への就職はハードルが高いです。しかし可能性はゼロではありません。
新卒未経験でもOKの企業は存在するため、気になる人は今からコツコツと探してみてください。
しかし、自力で探すのはめちゃくちゃ大変です(経験談)
事務職の求人探しは、就職エージェントの利用をおすすめします。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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それではまた次の記事でお会いしましょう。いいみゆでした〜!ば〜いば〜い!