通年採用は優良企業が多い!?オススメ企業や内定ためのポイントもご紹介!
突然ですがみなさんは
「通年採用を行っている企業は優良企業が多い」
という話を聞いたことがありますか?
近年増えている通年採用。
とはいえ、実際に通年採用がどんなものか知らない人も多いと思います。
そこでこの記事では、
- 通年採用とは何か
- 通年採用を行っている企業にはどんな企業があるのか
- 通年採用を導入している優良企業から内定を勝ち取るポイント
- 通年採用だからこそ考えられるリスクや注意点
について解説するので、参考にしてみてくださいね。
通年採用とは?
通年採用とは、企業が新卒者・既卒者に関係なく、年間を通じて必要なときに採用をおこなうことです。
就活ルールの形骸化がすすみ、経団連も正式に従来の就活ルールである「一括採用」の撤廃を宣言しました。
そこで、年間を通して採用活動をおこなう「通年採用」をおこなう企業が近年増えてきたのです。
通年採用と一括採用の違いとは?
従来行われてきた「一括採用」とは、企業が同時期にまとめて新卒採用をおこなうことで、「新卒一括採用」とも呼ばれます。
一括採用と通年採用の大きな違いは「選考スケジュール」・「募集対象者」・「入社日」の3つです。
一括採用と通年採用の違い | ||
---|---|---|
一括採用 | 通年採用 | |
選考スケジュール | 3月解禁〜10月内定発表 | 1年中 |
対象者 | 翌年卒業予定の大学3年生(大学院生) | 大学1年生〜既卒者、第二新卒者 |
入社日 | 4月1日 | 特に決まりはない |
もともと、就活は経団連が定めた就活ルールに従って行われていました。
そのルールは、大学3年生に対して3月に就活が解禁され、4年生の6月に選考開始、4年生10月に内定が出され、4月1日に入社するというスケジュールでした。
これに対して、通年採用は、年間を通じて採用をおこないます。
募集対象も大学生1年生〜4年生、既卒者・第二新卒者までと幅広いです。
また、入社時期は求職者の都合に合わせて柔軟に対応している企業が多いです。
通年採用を行っている企業の割合は?
現在、一括採用をおこなっている企業もあれば、通年採用をおこなう企業もあります。
以下のデータから通年採用をおこなっている企業の割合は、以下のように増加していることがわかります。
```<通年採用を行っていると答えた企業の割合>
2020年卒 17.5%
2021年卒 19.1%
2022年卒 27.0%(予定)
《出展》
就職白書2021(みらい研究所/株式会社リクルートキャリア)
就職白書2020(みらい研究所/株式会社リクルートキャリア)
```
ただし、すぐに通年採用に切り替えるのではなく、春の一括採用もおこないながら、夏や秋にも募集をかけるといったように少しずつ一括採用から通年採用に移行している企業が多い傾向にあります。
通年採用を行う企業側の目的は?
通年採用を導入する目的や理由はさまざまですが、1番大きな目的としては、より優秀な人材を確保するためだと考えられます。
例えば従来の一括採用だと、留学生や海外の大学を卒業した人を採用できませんでした。
通年採用にすることで、帰国子女や留学経験のあるグローバル人材を確保できるようになります。
また、企業が通年採用を導入することで以下のようなメリットがあります。
- 優秀な人材を早期に確保することができる
- 内定辞退者が出たとしても、柔軟に対応することができる
- 経験豊富でユニークな人材を確保できる可能性があがる
- 時間をかけてじっくり選考をおこなうことができる
このように、より優秀で経験豊富な人材を幅広く確保するために、通年採用を導入していることがわかります。
通年採用をしている企業の特徴とは?優良企業が多い?
なんとなく、「新卒の通年採用をしている企業には優良企業が多い」というイメージがありませんか?
実際に全体のうち2~3割程度の企業が通年採用を導入していますが、導入企業には有名な大企業やメガベンチャー企業などが多いです。
他にも外資系企業や海外にも事業を展開している企業では、通年採用を導入している傾向にあります。
▼通年採用をおこなう企業には以下のような特徴があります。
- 幅広い価値観を受け入れている
- 優秀な人材を求めている
- 働き方の柔軟性が高い
- 売上が右肩上がり
これらからもわかるように、通年採用を導入している企業は、従来の考えに囚われ過ぎず幅広い価値観、人材を受け入れています。
そのため、働き方も自由度が高く給与も良い企業が多い傾向にあるでしょう。
新卒の通年採用をしている人気企業
通年採用を導入している企業は優良企業が多いということがわかりました。
では実際にどのような企業があるのか気になりますよね。
ここでは、新卒の通年採用を導入している人気企業を、「大企業編」「メガベンチャー企業編」「ベンチャー企業編」と分けて紹介していきます。
大手企業編
富士通/日立製作所/KDDI/ソニー/ソフトバンク/オムロン/佐川急便/カインズ/出光興産/ダイキン工業/りそなグループ/清水建設/デンソー/味の素/伊藤ハム/日本製鉄/三菱電機/富士フイルム/ディスコ/みずほ証券/鹿島建設/ハウス食品/三井住友銀行/三菱総合研究所/ソニー損害保険/佐藤製薬/大和証券グループ/みずほファイナンシャルグループ/パナソニック/ENEOS/アルプス技研/ALSOK/シャープ/日本生命保険
ここで紹介した大手企業以外にも、通年採用を行っている企業はたくさんあります。
特に就活生から人気の高い3つの企業をピックアップして紹介します。
味の素
採用ページ:https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/recruit/fresh/info.html
世界130カ国の国と地域で販売を行っている味の素。
実は、食品事業だけでなく、化粧品ブランドの開発や、ケミカル事業、医療事業などもおこなっています。
大手で知名度の高い企業なうえ、食品業界のトップクラス企業であるため、非常に安定力のある会社です。
特に理系学生からの人気が高く、新卒採用人数は20〜50人とかなり限られているため、倍率は300倍〜400倍にも及びます。
味の素 募集情報 | |
---|---|
募集職種 | 研究開発・生産/セールス・マーケティング/コーポレート/新事業開発 |
募集人数 | 20〜50人 |
応募資格 | 新卒・既卒者 |
初任給 | 【研究開発・生産】博士卒/295,000円,修士卒/246,000円,学士卒234,000円 |
勤務地 | 全国オフィス(海外もあり) |
勤務時間 | 標準労働時間 7時間15分 |
選考フロー | ー |
KDDI
採用ページ:https://career.kddi.com/freshers/
携帯電話事業や固定電話事業、ISP事業などを展開している大手通信会社KDDI。
2021年度入社から通年採用をスタートし、新卒を問わず既卒も対象として幅広く採用活動をおこなっています。
また入社時期も4月と10月の2回に拡大。
専門性を備えた人材の採用に力を入れており、特にデータサイエンスやUI/UXデザインなどの専門スキルをもつ人材が対象の「ジョブ型採用」を実施しているようです。
KDDI 募集情報 | |
---|---|
募集職種 | OPENコース(初期配属領域を確約しない場合)/WILLコース(初期配属領域を確約) |
募集人数 | 270名程度 |
応募資格 | 新卒・既卒者も可※就業経験は問わない |
初任給 | 月給270,000円(個別設定あり) |
勤務地 | 全国各事業所(海外勤務あり) |
勤務時間 | 9:00~17:30 |
選考フロー | プレエントリー▶︎本エントリー▶︎書類選考・面接▶︎内内定 |
ソニーグループ
採用ページ:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/Jobs/newgrads/info/requirements/group/
ゲーム事業や電子機器メーカーとして大きなシェアを誇るソニーグループ。
他にも映画、音楽、金融など多岐にわたって事業を展開しています。
ソニーグループは、電機・電子部門の企業入社難易度で1位になるほど、特に理系の就活生から人気の高い企業です。
技術職の採用が多いですが、教育制度もしっかり整っているため、学部生でも第一線のエンジニアとして活躍することができます。
ソニーグループ 募集情報 | |
---|---|
募集職種 | 技術系・事務系 |
募集人数 | 450人程度 |
応募資格 | 新卒・既卒(最終学歴卒業後3年未満) |
初任給 | 修士了 初任給285,000円〜(月給),大学卒 初任給255,000円〜(月給) |
勤務地 | ソニーグループ株式会社/ソニー株式会社 |
勤務時間 | 9:00~17:30 |
選考フロー | 応募▶︎書類選考▶︎一次面接▶︎二次面接▶︎内定 |
メガベンチャー企業編
ここで紹介したメガベンチャー企業以外にも、通年採用を行っている企業はたくさんあります。
特に就活生から人気の高い3つの企業をピックアップして紹介します。
サイバーエージェント
採用ページ:https://www.cyberagent.co.jp/careers/about/
サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社を創る」を理念に掲げ、ネット広告事業やAmeba関連事業で急成長を遂げ、現在も順調に売上をのばしているIT企業です。
初任給の大幅な引き上げで注目を集めたサイバーエージェントも、新卒、既卒に関わらず通年採用を行っています。
ビジネスコース、エンジニアコース、クリエイターコースの3つに分けて採用をおこない、どの職種でも志望者が多いことから、就職難易度は高いと言えます。
各職種ごとにインターンを頻繁に開催しており、インターン経由で内定を獲得する人も多いようです。
サイバーエージェント 募集情報 | |
---|---|
募集要項 | ビジネスコース/エンジニアコース/クリエイターコース |
募集人数 | 200~230人 |
応募資格 | 新卒・既卒者 |
初任給 | 42万円/月(*年俸制504万円) |
勤務地 | 東京/大阪/名古屋/福岡 |
勤務時間 | 10時〜19時 |
選考フロー | ー |
楽天
採用ページ:https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/
楽天グループは、国内外においてインターネットサービスや金融サービス、モバイルサービス、プロスポーツサービスなどと、幅広い分野で事業を展開しています。
2021年卒の東大生の就職したい企業ランキングでは1位となり、採用倍率はおよそ149倍と、かなり就職難易度は高いと言えます。
楽天の通年採用は、2015年のエンジニア採用から始まりました。海外進出や社内のグローバル化を進めている楽天では、多様な価値観をもった留学生や海外の学生を多く受け入れられる環境を積極的に取り入れているようです。
楽天 募集情報 | |
---|---|
募集職種 | ビジネス職/エンジニア職 |
募集人数 | ー |
応募資格 | 新卒/既卒者(就業経験3年未満) |
初任給 | 学部卒:300,000円(月給) ,院卒:310,000円(月給) |
勤務地 | 東京本社、国内支社、海外支社 |
勤務時間 | 9:00~17:30 |
選考フロー | エントリー▶︎Webテスト▶︎オンライン面接(複数回)▶︎内定 |
ソフトバンク
採用ページ:https://recruit.softbank.jp/graduate/recruit/guideline/
ソフトバンクでは、2015年より通年採用として「ユニバーサル採用」をおこなっています。
ユニバーサル採用とは、ソフトバンクが掲げる独自の採用手法で、本来あるべき普遍的(ユニバーサル)な採用だと提唱しています。
募集対象は広く、好きな時期に自分の意志で自由に就職活動をおこなえます。
また、No.1採用や就労体験型のインターンシップなど多種多様な選考プログラムを設けており、自分にあった選考を選べる点も特徴です。
ソフトバンク 募集情報 | |
---|---|
募集職種 | 総合職/アソシエイト職/販売職 |
募集人数 | 300人~400人 |
応募資格 | 新卒者/高等専門学校を卒業・修了見込み |
初任給 | 【総合職】高専卒(本科):月給237,000円~,大卒・高専卒(専攻科):月給247,000円~,修士了:月給268,200円〜,博士了:月給278,800円~ |
勤務地 | 東京本社/各事業所 |
勤務時間 | 午前9時~午後5時45分 |
選考フロー | プレエントリー▶︎エントリー、履歴書情報登録・適性検査、選考(面接複数回)▶︎内定 |
ベンチャー企業編
ここで紹介したベンチャー企業以外にも、通年採用を行っている企業はたくさんあります。
特に就活生から人気の高い3つの企業をピックアップして紹介します。
サイボウズ
採用ページ:https://cybozu.co.jp/recruit/entry/
直近6年間で売上成長率132%と高い成長率を誇っている、サイボウズ。
「サイボウズ Office」シリーズといった企業向けソフトウェアの開発を主におこなっています。
「チームワークあふれる社会を創る」を企業理念とし、企業向けにチームワークを強化するサービス提供をする会社なので、もちろん社内でもチームワークを重視した組織づくりをしています。
具体的には、入社前に配属先を決めることでより入社後のギャップを小さくしています。1人1人の特性や希望、個性を大切にして「採用✖️配属」という形で採用をおこなっているのも特徴です。
サイボウズ 募集情報 | |
---|---|
募集職種 | 技術職/ビジネス職/エンジニア職/プロダクトデザイナー職/松山ビジネス職/システムコンサルティング職/経営企画職 |
募集人数 | 30人程度 |
応募資格 | 新卒/既卒者 |
初任給 | 【ビジネス職】28万円〜35万円 |
勤務地 | 札幌/仙台/東京/名古屋/大阪/広島/広島/松山/福岡 |
勤務時間 | 9:00-18:00 |
選考フロー | 説明動画の視聴▶︎書類選考▶︎個人面接▶︎内内定 |
ガイアックス
採用ページ:https://www.gaiax.co.jp/careers/graduates/
ガイアックスは、「Empowering the people to connect 〜人と人をつなげる」をミッションに掲げ、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミー領域を中心とした事業を展開しています。
具体的には、企業向けにシェアオフィスの貸し出しや、コワーキングスペースの運営、ITサービスの受託開発、ソーシャルメディアを活用したマーケティング・コンサル、自社サービスの開発などをおこなっています。
「新卒の6割が入社後に起業する」と言われるほど、ガイアックスをキャリアアップの1つとして、若いうちから起業したり事業を起こしたりする人が多いようです。
ガイアックス | |
---|---|
募集職種 | ビジネスプロデューサー職/エンジニア職 |
募集人数 | ー |
応募資格 | 新卒・既卒者(30歳未満) |
初任給 | 297,000円 |
勤務地 | 東京本社 |
勤務時間 | 9時〜19時 |
選考フロー | 説明会▶︎書類選考▶︎人事面接▶︎事業部・役員面接 |
じげん
採用ページ:https://overs.zigexn.co.jp/recruit/
株式会社じげんは、主に住まいや車、求人、旅行などのライフイベントに関するメディアの企画・運営をしています。
「生活機会(より良く生きる選択肢)の最大化」をミッションに掲げ、人々がインターネットメディアを介して、ライフイベントにおけるより良い選択ができるように情報を提供している会社です。
創業期から新卒採用を行っているじげんは、新卒社員に「事業家として事業を牽引する存在となってほしい」という期待を持っているようです。年間を通じてエントリーはできるものの、入社時期は4月か10月に定められています。
じげん | |
---|---|
募集職種 | ビジネスコース/エンジニアコース/経営戦略コース/会計コース |
募集人数 | ー |
応募資格 | 2023年4月・10月に入社可能な方 |
初任給 | 初年度想定年収3,240,000円以上 |
勤務地 | 東京(本社)・名古屋・大阪・福岡・大分・沖縄 |
勤務時間 | フレックスタイム制 |
選考フロー | エントリー▶︎本選考イベント▶︎Webテスト▶︎面接・面談(3〜5回)+適性検査▶︎内定 |
おすすめの就活サイト3選
ご紹介した以外にも通年採用を行っている企業はたくさんあります。
そこで、ここでは通年採用をしている企業と出会えるおすすめの就活サイトを3つ紹介していきます。
いずれも企業からオファーが届く「逆求人サイト」です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
チアキャリア
「チアキャリア」はベンチャー企業に特化した就活サイトです。
新卒採用の募集以外にインターンや説明会の応募もできます。
成長意欲が高い、キャリア志向の高い人材を求めているベンチャー企業が多く掲載されています。
また、スカウトの送信数には上限があり、各企業の社長や人事担当者が厳選してスカウトを送るので、自分で探して見つからなかったような優良企業と出会える可能性が高まるでしょう。
▼詳細はこちら
チアキャリア
キミスカ
「キミスカ」は、学生がプロフィールを登録し、それを見た企業がスカウトメールを送ることのできる新卒ダイレクトリクルーティングサービスです。
登録企業は、年々増加していて2021年で300社、ベンチャー企業〜ミドルベンチャー企業が多いことが特徴です。
使いやすいシンプルな機能で、スカウトもたくさんくるので学生からも人気のサービスです。
▼詳しくはこちら
キミスカ
dodaキャンパス
大手教育会社のベネッセが運営するdodaキャンパス。登録企業数は6200社を超えます。
dodaキャンパスの特徴は、充実したカウンセリングサービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが専任でつき、自己分析から選考対策までサポートしてくれます。
国家資格をもつキャリアアドバイザーに就活に関することをいろいろ相談できるのは心強いでしょう。
▼詳しくはこちら
dodaキャンパス
OfferBox(オファーボックス)
大手企業からベンチャー企業 まで幅広い企業が登録しているOfferBox。登録企業数は、11,943社以上と逆求人サービスのなかでもトップで、知っている人も多いでしょう。
また、登録学生の77%が「もともと志望していた業界とは違うところに就職した」というアンケート結果も出ています。
今まで知らなかった業界や企業に新しく出会える可能性もあるので、まずはいろんな企業を知りたい方におすすめです。
▼詳しくはこちら
Offer Box
通年採用を導入している企業から内定をとるポイント
さまざまな企業が通年採用を行っていますが、どの企業もより優秀で多様な価値観をもったグローバル人材を採用するために、通年採用を行っているわけなので、就職難易度が高い傾向があります。
そこで、ここでは通年採用を導入している企業から内定をとるポイントを紹介します。
ガクチカで話せる実績を作る
通年採用は新卒採用であっても、専門知識やスキル、実績を求める傾向にあります。
また、早期で就活をする場合は、優秀な学生とバッティングしやすいため、差別化できるような特徴が必要です。
そのため、ガクチカで話せるような実績を作っておきましょう。
企業のインターンシップに参加することでも良いですし、大学の研究や、課外活動で実績を残すでも構いません。
まだ就活まで時間がある人は、長期インターンに参加しておくと企業で実践的な業務経験が積めるため、面接などでよりアピールすることができるでしょう。
志望動機を明確にする
通年採用をおこなう企業の選考を受ける場合、特に志望動機を明確にする必要があります。
特に早期に就活を始める際は、内定後の辞退を防ぐため、学生の本気度や企業とのマッチングを重視する傾向にあります。
「なぜその会社でなければならないのか?」志望動機をはっきりと言えるように、企業分析と自己分析を徹底的におこなっていきましょう。
通年採用では、エントリー期限は存在しないため、選考対策を万全にしたうえで選考に臨むことができます。
自己分析を徹底的に行う
通年採用を導入している企業では、1人1人の価値観や多様性が重視され、学生のスキルや経験はもちろん、人柄もじっくり見られる可能性が高いです。
そのため、自己アピールがしっかりとできるように、自己分析は徹底しましょう。
また、早期で始める場合、より幅広い選択肢から就職先を選ぶことができるので、自分に合った企業を探したり見極めたりするのに時間がかかります。
業界研究や企業探しと並行しながら、自己分析も徹底的におこなうことで、多くの選択肢の中から自分に合った企業を見つけられるでしょう。
自ら積極的に情報収集を行う
通年採用は情報収集を積極的におこなう必要があります。
一括採用の場合は、周りも一斉に就活を始めるため、友達と情報交換ができますし、必然的に就活情報が入ってきます。
しかし、通年採用になると、自分から積極的に情報収集をおこなわなければなりません。
先ほどご紹介した就活サイトを利用するなどして、情報収集を行いましょう。
さらに通年採用を行っている企業は合同説明会やイベントなどに参加していない場合も多いため、就活サイトに加えて、企業のホームページから直接募集要項などを確認する必要があります。
選考対策が不十分で志望の企業に落ちてしまうのはもったいないです。
準備不足とならないように、企業研究や面接対策などを自主的におこなっていきましょう。
通年採用の企業に応募するときの注意点
通年採用の企業に応募する学生は、早期就活と後期就活の2種類が考えられます。
以下では、それぞれ2つの場合における、通年採用を導入する企業に応募するときの注意点について解説していきます。
早期就活の場合
早く就活を終わらせたい、大学4年次には研究に没頭したいという学生は就活を早期に始める方が多いでしょう。
早期就活の場合、応募時に注意するポイントは以下の3つです。
学業・サークル活動の妨げにならないように気をつける
通年採用を行っている企業には、大学1年生からエントリーをして内定を獲得することも可能です。
そのため、大学1、2年生から就活に時間をとられ、学校の勉強やサークル活動が思う存分できなくなる可能性があります。
大学生には大学時代でしか経験できないことも沢山あります。
将来のために就活ももちろん大切ですが、就活に必死になるせいで、大学に入った目的を失うことのないように注意しましょう。
採用されるハードルが高いことを知っておく
この記事でも紹介してきたように、通年採用を導入している企業は優良企業が多く就活生から人気も高いため、採用ハードルが高いです。
また、新卒だとしてもスキルや実績を重視する傾向にあります。
早期に就活を始めたからといって油断するのではなく、逆に内定を獲得するにはハードルが高いことを知って、しっかりと心構えしておきましょう。
しっかりと事前準備をしてから選考にすすむ
通年採用を導入している企業では、いつでもエントリーすることができるため、焦って就活をする必要はありません。
準備不足で選考に進んでしまうと、せっかくのチャンスを失ってしまいます。
自己分析と企業分析をしっかりとおこなって、納得のいく事前準備ができたうえで、選考にすすみましょう。
後期就活の場合
海外留学や海外の大学に通っている学生など、一般的な就活の時期からずれて、後期就活になる学生も通年採用を利用すると思います。
後期就活の場合、応募時に注意するポイントは以下の2つです。
スケジュールは綿密に練っておく
留学から帰って就活をしようと考えている学生は、留学に行く前にある程度帰国後の就活スケジュールを把握しておきましょう。
通年採用を導入している企業は増えていますが、すべての企業が導入しているわけではないため、一括採用で就活する場合それに合わせて留学時期を変更する必要も出てきます。
さらに、通年採用をしている企業の中でも、入社時期を限定している企業もあるので、事前に調べておくとよいでしょう。
念入りな選考対策をしておく
後期就活の場合、企業は募集人数を絞っている可能性も高いため、競争率はより高くなります。
そのため、志望する企業に確実に入れるように、念入りに選考対策をしておきましょう。
通年採用を行っている企業では、自社とマッチしていて、来てもらいたいという要素が多くあれば、採用人数を超えていても採用する場合があります。
選考対策をしっかりとしておくことで、狭き門も突破できる可能性もあるのです。
通年採用で優良企業に就職しよう!
この記事では、通年採用を導入している企業を紹介し、内定をとるコツや注意するポイントを解説してきました。
重要なポイントをおさらいすると、通年採用を導入している優良企業に就職するためには、
- 自ら積極的に情報収集する
- ガクチカで話せる実績をつくっておく
- 志望動機を明確にする
- 自己分析を徹底的におこなう
以上の4つがポイントでした。
通年採用を導入している企業はまだ全体の3割程度ですが、知名度の高い大企業や急成長中のベンチャー企業など優良企業が多いです。
年間を通じてエントリーできるというメリットを活かして、就活を有利にすすめていきましょう。